何度も書いているように、みんな、自分の価値を認めてほめてくれる......そんな自分を肯定してくれる人が大好きです。反対に、人の欠点を指摘したり、苦言を言ったり......自分を否定する人は、あまり歓迎されないでしょう。
「あ~ヤダヤダ。イヤなことを言う人とは付き合いたくない」
そう思う人も多いはず。職場で、いじわるなことを言う人、厳しく苦言する人、自分の意見にいつも反対する人......そんな人を適当にやり過ごして、気の合う人とだけ仲良くしようとするのはカンタン。プライベートなら、バッサリと切り捨てることもできるでしょう。
でも実は、「否定」にこそ多くのメッセージが隠されているのです。
否定されたことはショックでも、少し心を落ち着けて、「どうして、否定されたのだろう?」「私の態度になにか問題があった?」などと謙虚に考えてみると、状況をよく変えることもできるし、自分の気づかなかった過ちに気づくこともあります。「否定」は一瞬、面白くないけれど、よーく考えると、成長させてもらえるチャンス。苦言を言ったり、注意してくれる人は、実は、とってもありがたい存在です。あえて悪者になって自分のために言ってくれている場合もあります。
たとえば、私が書いた雑誌記事に対して、先輩作家が苦言を呈したとしましょう。自分では「精一杯やった」という気持ち、プロとしてのプライドがあるので、認めたくないし、「え~、でも読者アンケートでは好評だったのに」と反論や言い訳もしたくなります。でも、その作家がそう思ったのは事実。謙虚に受け止めると、「取材が甘かったかな」「あの世代にはウケないのかな」「先輩に認めてもらうには...」と、いろいろな気づきがあるのです。
それから、自分を否定する人、反対に相手のイヤな部分が見えてしまう人、気が合わない人......無理をしてまで付き合う必要はないけれど、だからといって、「もう、あの人とは付き合わない」と、バッサリ切り捨てないことです。人間関係は、時間が経つと変わってくるもの。気が合わないと思っていた人が、なにかのきっかけで意気投合すること、力を貸してくれることがあります。「意外といい人なのね」という瞬間がやってきます。どんな人でも気持ちの壁をつくらないことが大事。どんな人でも縁があって出会っているのですから。

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著 者 |
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定 価 |
1‚365円(税込) |
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初版発行 |
B6並製 |
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ISBN |
ISBN978-4-7569-1269-5 |
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ページ |
220 |
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版 型 |
B6並製 |
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