「自分のことがいちばんわからない」「私ってどんな仕事が向いてるのかしら」「何がやりたいのかわからない」......こんなつぶやきが、あちこちから聞こえてきます。自分の心や体が「もう降参。やめてぇ?」と悲鳴を上げているのに気づかず無理をして、うつになったり、体を壊してしまう人、周りに振り回されて自分が見えなくなっている人がいます。
原因はすべて同じ。自分自身とのコミュニケーションができていないのです。人とのコミュニケーションも大事だけれど、まずは自分とのコミュニケーション。だって自分以上に自分に興味がある人はいないでしょ。自分がいちばん、自分のことをわかってあげなきゃ。
そのために必要なのは、自分を客観視する目。この目を持っているか否かで、人生の展開は大きく変わります。客観視できず、自分が見えていない人は、独りよがりだったり、持ち味を引き出せていなかったり......と、どこかチグハグなのです。
室町時代、猿楽を大成した世阿弥は「離見の見」という言葉で、第三者の目を持つことが大事だと説いています。舞台で演じるときは、自分の姿、特に後ろ姿は見えない。離れて見た自分は果して美しいのか意識することが大切だと。これは「人生の舞台」でもいえること。第三者の目があるから、自分のあるべき姿、進むべき道が見えてくるのです。
さて、自分の「親友」になったつもりで自分に聞いてみて。
「本当のところ、どうしたいの?」「いま、どんな気持?」「あなたを喜ばせることは何?」。つらいときは「ちょっと休んだほうがいいよ。無理しちゃだめ!」、傷ついたときは「あなたはまちがってないよ。認めているからね」、調子のいいときは「よしよし、その調子。やれるときにやろうよ」、勇気を持てないときは「あなたならできるよ。信じて」。
いつも自分をそのまま受け入れ、叱咤激励してくれる「親友」の存在は心強いもの。この親友は、ときにマネージャーなり、演出家にもなってくれます。
「もう一人の自分」と一緒に「いいね」「楽しいね」と思える「人生」の舞台をつくっていきましょうよ。

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著 者 |
有川 真由美 |
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定 価 |
1,365円(税込) |
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初版発行 |
B6並製 |
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ISBN |
ISBN978-4-7569-1310-4 |
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ページ |
236 |
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版 型 |
B6並製 |
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