「どうせこの仕事はうまくいかない」
「また今日も部長に怒られる」
「今年もきっと暗い年になる」
など、まだ確定してもいないことを、悲観的なものの見方をしてしまうクセです。
ほめられても「お世辞を言われたんだ」と感じたり、仕事がうまくいっても「たまたまできただけで、次は失敗する」と思ったりして、素直に喜べません。恋人が連絡してこなくなると、嫌われたんじゃないかと思い、捨てられる前に捨ててやると思ったりすることです。
マイナス思考の人と一緒にいると暗い気持ちになり、エネルギーを吸い取られるような気分になります。こういう人は、何を見ても、悪いように考える習慣ができあがっているのです。
後ろ向きな考え方のクセを持っている人には、うまくいっている例外をきく質問が有効です。
岡本:最近、まったくいいことがないよ。
前原:大変な仕事が続いたもんな。ここ1週間ぐらいで一番よかったことは?
岡本:よかったことといえば、近所の牛丼が安くなったことぐらいだよ。
前原:ああ。あそこの牛丼、うまいもんな。
岡本:うまいうまい。先週5回も通っちゃったよ。
そういえば隣のハンバーガー屋、つぶれちゃってさあ......
どんな悲観的な考え方の人でも、ささやかな嬉しいことは、必ずあるはずです。たとえ小さなことであっても、うまくいっている例外が必ずあります。
そこに焦点を当てることで、マイナス思考が止まり、別の世界に目を移したり、別の角度から物事をとらえられるようになります。
たとえば、こんな感じです。
「いつも気になるヘアスタイルが今朝はピタッと決まって嬉しかった」
「いつも便秘するのに、今日はスッキリ出た。快腸」
「公園のトイレでぶつかりそうになったとき、相手が『ごめんなさい』と言ってくれた」
「帰りの電車がサッカーの話題でワキアイアイだった」
◎視点を変えるリフレーミング
物事をとらえるときに、今までと違った視点や考え方を採用することを「リフレーミング」と言います。特にマイナス思考の人には有効です。
リフレーミングをするためには、物事の見方を変えてみます。
視点を変えたり、立場を変えたり、過去の経験で役立ったこと、未来の可能性などに光を当てることなどが有効です。物事のとらえ方が変われば、感情も変化するし、視野も広がるのです。
〔リフレーミングに有効な会話例〕
「お給料が減ったそうだけど、残業がなくなってよかったことはないの?」
「人が減ってから、係長と課長がコミュニケーションをとるようになったよね」
「あなたの親友が同じ状況だったら、どんなアドバイスをしてあげたい?」
「この仕事を早く終えるにはどんなやり方をしたらいいのかな」
「これまで大変なときは、どんなふうに乗り越えてきたの?」
「もっとラクになるには、どんな考え方をしたらいいと思う?」

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著 者 |
武藤 清栄 |
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定 価 |
1,575円(税込) |
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初版発行 |
B6並製 |
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ISBN |
ISBN978-4-7569-1400-2 |
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ページ |
240 |
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版 型 |
B6並製 |
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