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著 者 |
ロシア東欧貿易会 |
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定 価 |
1575円(税込) |
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初版発行 |
2005.8.31 |
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ISBN |
ISBN4-7569-0903-5 |
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ページ |
200 |
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版 型 |
A5並製 |
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日本の対極にある「持てる国」として、また新しいビジネスチャンスのある国として注目を浴びるだろうロシアの経済と文化を見直す |
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第1部 ロシアを知ろう
第1章 ロシアってどんな国?
●地球の地上面積の8分の1を占める国
広大な国土と、そこから来る特異なメンタリティ。
●波乱万丈の歴史
現代までの歩み。
●ソ連からロシアへの転換
●人と民族
多民族、帝国、曖昧なアイデンティティ、アジア人への差別など。
●ロシアの言語と宗教(国民性、ビジネスにどう影響?)
●ロシア人の名前、呼び方について
●資源超大国としてのロシア
各資源の保有状況。それに起因する国民性(今は貧しいが自分たちには潜在力があるという信念。外資の拒絶など)。
●代表的な都市、観光地
●首都と地方の圧倒的格差
●極東地域 ―日本に一番近いロシア―
第2章 素顔のロシア人
●ロシア人の国民性(ビジネスの視点から)
誠実な労働を尊ばず、楽をしようとする(楽をするための苦労は厭わない)。何かというと「私は悪くない(ヤ・ニ・ヴィノヴァート)」と言う。職場で誕生日を祝うという一面も。等々。
●野良仕事こそ無上の喜び
ダーチャでの家庭菜園、趣味と実益を兼ねる。
●華麗なる文化と、大いなる粗野と
偉大な文化・芸術の国でありながら、トイレが汚いなど野卑な面がある二面性。
●ことわざに見る国民性(ビジネスにも反映?)
●「季節」という重要な要因
ロシアは夏と冬がくっきりと分かれる国。国民生活も、ビジネスも、それに大きく左右される。
●ロシア人の食生活
伝統的な食文化。ロシア人は本当にロシアンティを飲むのか? 最近では日本食、ラーメンも。辛いものは苦手。
●酒とロシア人
ロシア人大酒飲み伝説。変わる飲酒習慣(ウォッカからビールへ)。
●むかし肥満大国、いまフィットネス
ロシア名物だった肥満中年女性は少なくなり、都会ではフィットネスが大流行り。
●変わりゆくスポーツ大国
オリンピック・メダル数の低下、シャラポワ現象
●ロシア人はどんな家に住んでいるのか?
●当世若者事情
●祝祭日と冠婚葬祭
第3章 新生ロシアの経済と政治
●兵営社会主義の負の遺産
強行的工業化、極端な軍需偏重、企業城下町、硬直的な労働市場、社会保障と住宅・公営事業の負担、等々。
●主な産業・資源
●新体制移行後の落ち込み
●1998年通貨・金融危機
●過去数年の高度成長 ―輸入代替と油価高騰の恩恵―
●良いも悪いも油価次第
●ロシアを牛耳る「オリガルヒ」とは
●ロシアはユダヤ資本に牛耳られているのか?
華僑のような在外ロシア人の投資はないが、ユダヤ人のネットワークがある。
●BRICs論と人口減少問題
●プーチン政権下の政治的安定
●ロシアの連邦制とプーチンの大合併
世界で一番州の数が多い連邦制? 強まる中央集権化。
●新たな難問、テロ
●ロシアは犯罪大国か?
●ロシア軍トホホ物語
軍備の劣化、チェチェンでの苦戦、新兵いじめ
●2つの外交路線、ユーラシア主義と大西洋主義
●いまだに米国をライバルと思っているロシア
●中国へのアンビバレントな感情
●EU拡大とロシア
●韓国・北朝鮮とロシア
第4章 ロシアと日本
●日露交流史のあらまし
●のどに刺さった棘、北方領土
●ソ連時代の日本との経済関係
●かつての栄光があだに ―ソ連解体後の日ロ貿易の低迷―
ソ連時代が良かっただけに、変化について行けなかった。債務問題も。日ロ間は産業構造は見事に補完しあうのだが。
●「日本よ、遅れをとるな!」
日本企業特有の慎重さが災いし、ロシア市場への進出が遅れた。1990年代、ロシア人に、「ロシアは魅力ある市場。他の国はすべて来た。なぜ日本は来ないのか。日本よ、遅れをとるな」とよく指摘されたもの。
●環日本海経済圏の芽生え、期待と失望
●日ロ交流のパイオニアたち。
北海道と新潟、姉妹都市関係。
●日ロ貿易のプレーヤーの変遷
●合弁が乗っ取られた! ―サンタ・リゾート哀史―
日本企業のロシアへの進出は数が少ないだけに、1つの事件が関係者に大きな衝撃を与えた。
●グローバル化に巻き込まれる日ロ経済関係
三国間貿易、オフショア、闇通関など、二国間の統計ではとらえきれない動き。
●日ロ間の人間の往来
観光で往来する人々。滞在者数。水商売。
第2部 これから熱くなるロシアのビジネス
第5章 ロシアビジネスの現在
●ロシアビジネスに関わるメリット
輸出加工基地としては位置付けられない。資源調達か、消費財販売のどちらかが主体にならざるをえない。
●対外債務と信用力
●法整備はどこまで?
●土地所有はどうなっているか
●官僚・公務員の腐敗
●WTO加盟で関税率が上がる怪
●投資環境、取り組む意欲は地域によって異なる
●ロシアに経済特区はあるか
●外資誘致に積極的かどうか、建前と本音
●外資が多く参入している産業・地域
●金融市場の未発達
銀行融資を利用しずらい。設備投資も自己資金の範囲内。
●老朽化するインフラ
2003年メルトダウン危機説こそ回避されたものの……
●部品がない!
製造業分野でロシアに進出しようとする際にネックになるのが、ロシアに「裾野」がないということ。
●ロシア企業の財務諸表を信じるな
財務諸表の不備により、企業の財務状況が把握できない。
●企業の所有・経営の実態が把握できない
誰がオーナー、誰が経営責任者なのかが不明朗な場合が多い。
●商売のトラブルは殺人で解決?
商売上のトラブルに起因する委託殺人があとを絶たない。外国人が巻き込まれる例は少ないが。
●インターネット。たとえば家電情報。雑誌が発達していない分、ネット情報がきわめて重要。
●外国産か、メイド・イン・ロシアか
基本的には外国ブランド信仰。ただし食品などでは国産品志向も。
●過剰な消費者保護
家電も保証期間は3年。
●ロシア版デジタル家電ブームの特徴
●国土と物流
国土が広大なだけに、物流コストがかさむ。近代化の遅れ。
●シベリアランドブリッジを活用しよう
●サハリン・プロジェクトの効果、さらに東シベリア
●空前の日本車ブーム(極東の中古車、モスクワの新車)
●京都議定書とロシア
第6章 ロシアビジネスに進出するには
●ロシアビジネスサポート(ロシア東欧貿易会の役割等々)
●いまだ五里霧中のロシアビジネス
中国などと比べて、経験的蓄積が圧倒的に薄いことによる難しさ。とくに撤退のノウハウなどは存在しない。
●輸出入の実務
●現地事務所の開設
●現地法人の設立手続き
●ロシアにおける一般的な企業組織
経営者、取締役会、株主総会などについて。
●現地労務管理のポイント
全般的に労働者に甘い。
●出張とビザ
●ロシアの治安
●英語でビジネスができるか?
●ロシア語を学ぶ
●ロシア企業との交渉術
●ロシア企業訪問の注意点
単なる視察、意味のない面会は嫌われる。それが自分たちにとって直接的にどういう利益があるかという観点。回り回って利益になるといった説明は通用しない。
●ロシア式宴会のいまむかし
ロシア・ビジネスといえばウォッカを果てしなく飲む宴会が付き物だったが、最近では陰を潜めている。 |
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