図解 身近にあふれる「哲学」が3時間でわかる本
図解 身近にあふれる「哲学」が3時間でわかる本イメージ
著 者 小川 仁志
定 価 1,760円(税込)
初版発行 2025.8.26
ISBN 9784756924124
ページ 296
版 型 B6並製
哲学って、実はこんなに身近だった!
日常のあらゆる瞬間が、哲学する時間に変わる


◎毎日のモヤモヤが、人生を変える「問い」になる
朝、アラームを止める手。なぜ勝手に動くの?
コンビニのおにぎり売り場で、なぜいつもツナマヨを選んでしまうの?
SNSの「いいね」。なぜこんなに気になるの?

実は、こうした何気ない日常の一コマに、2500年の哲学史が詰まっています。
本書は、誰もが経験する40の身近なシーンから、人生を豊かにする哲学的思考法を学べる大人の教養書です。

◎こんな「なぜ?」が解決します
✓ 寝る前のスマホがやめられない → デカルトが教える「私」の正体
✓ 既読スルーで心がざわつく → プラトンが説く恋愛の本質
✓ なぜかみんなで渡ると怖くない赤信号 → キルケゴールが警告する群衆心理
✓ 断捨離後の爽快感 → エピクロスが説く真の快楽
✓ 理不尽な要求への対処法 → アウレリウスが教える折れない心

本書を読むと、ふだん何気なく過ごしているだけの日常を俯瞰的に見る視点が得られ、自分のこと、周囲のことを一歩引いたところから考えられるようになります。
身近な事例から、自分軸を磨く「ことば」と「考え方」が身につく1冊です!

◎本書の3つの特徴
1. 専門用語ゼロでわかる
難解な哲学用語は一切使わず、誰でも理解できる言葉で解説。「イデア」も「弁証法」も、あなたの日常体験から自然に理解できます。
2. 今すぐ使える実践的な知恵
単なる知識の羅列ではなく、明日から使える具体的なヒントが満載。仕事の悩み、人間関係の葛藤、自分探しの迷い―――すべてに哲学的な解決法を提示します。
3. 東西の知恵を統合
ソクラテスからサルトル、孔子から西田幾多郎まで。西洋哲学と東洋思想のポイントを大つかみしながら、現代の日本人の感覚に合わせた事例で解説しました。


【目次】
第1章 いつもの景色を違う視点で———選択と発見にあふれる哲学
第2章 他者との境界線を引き直す———人間関係にあふれる哲学
第3章 環境に縛られない生き方———所有と消費にあふれる哲学
第4章 自分のクセを客観視する———意志と習慣にあふれる哲学
第5章 人とうまく折り合うために———組織と社会にあふれる哲学

【著者略歴】
1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。
商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。大学で課題解決のための新しい教育に取り組む傍ら、全国各地で「哲学カフェ」を開催するなど、市民のための哲学を実践している。
また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。NHK・Eテレ『世界の哲学者に人生相談』、『ロッチと子羊』では指南役を務めた。ビジネス向けの哲学研修も多く手がけている。専門は公共哲学、哲学プラクティス。
著書も多く、ベストセラーとなった『7日間で突然頭がよくなる本』や『ドラえもんで哲学する』(以上、PHP研究所)、『悩まず、いい選択ができる人の頭の使い方』(アスコム)をはじめ、これまでに100冊以上を出版している。YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも発信中。
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編集部メッセージ
本書は、ぜひ悩みを抱えている方に手に取ってもらいたい1冊です。
もちろん深刻な悩みを持つ方には不向きかもしれませんが、現状に満足していない方、「本当は変わりたい」「このままでは良くないことはわかっている」といった、なんとなくモヤモヤしたものを抱えている方には、きっとぴったりの内容だと思います。

哲学って面白いな、使えるな、と私自身とても感じながら編集しました。より良く生きるヒントが万歳の1冊です!
担当:田中
読者の感想
神奈川県 R.Rさん
2025年11月 3日 19:07
【購入の決め手は何ですか?】
NHKラジオのエンジョイシンプルイングリッシュの前半期に哲学が取り上げられており、少し興味を持っていたところに本書を店頭でみつけて買いました。帯の「寝る前のスマホ、やめられない私の正体は…?がまさに私自身に問いかけているようで、これが決め手でした。
【実際に読んでみていかがでしたか?(良いところ、不満な点)】
1日で読み終えました。まだ一周だけでは恥ずかしながら私は「わかる」までには達してなくて誰かに話したくなるレベルではないのですが、視点を変えてみることで何でもない日常が面白くなっていきそうです。哲学というと身構えてしまいますが、本書はとても読みやすかったです。
東京都 H.Mさん
2025年9月 4日 00:22
【購入の決め手は何ですか?】
「さまざまな視点から同じものを見た時の違い」について最近考えていて、それを深く考えるためのきっかけになりそうだと感じたため。
【実際に読んでみていかがでしたか?(良いところ、不満な点)】
この本の「読書を深めるために」という項目にあった、「本当にそうだろうか?と疑ってみることも大切です」という言葉が心に残りました。
実際に読み進める中で、いくつかのトピックに対して「現実と結びつけると、それはどうなんだろう?」と深く考えることができ、その結果、内容への納得感がぐっと高まったように感じます。
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