「できる!」ビジネスマンの雑学
2015年10月13日
[153]行ってきました。「しまねの地酒フェア2015」

 10月12日の体育の日、筆者はある方に誘われて、日本酒のきき酒に出かけました。

「しまねの地酒フェア2015」
 島根県内蔵元18社出展!島根の地酒フェア2015を開催します。

 誘ってくださったのは、日本酒や焼酎を海外に輸出する商社系の方。筆者は日頃、この方からお酒についていろいろと学んでいます。

 会場に着いたのがイベントが始まる15分前。すでに100人以上の方が、オープン待ちで行列している状態でした。日本酒の試飲会は、通常は完全予約制や5,000円以上の会費が多いとのことなので、予約不要で入場料2,000円のこのイベントが人気なのもうなづけます。

 受付を済ませると、小さなぐい呑みひとつとパンフレット、おつまみが入った紙袋を渡されて、いよいよきき酒がスタート。

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 入場者は全体で200人程度。18カ所あるどこの蔵元さんも4、5人の行列でほどよい混み具合でした。

 きき酒がメインですから、たくさん飲めるわけではありません。一口で飲む量の半分、10CC程度をいただいての試飲です。

 きき酒のプロは味を確かめると、専用の受け台にはき出しています。そういう台もあちこちにセッティングしてありました。プロでもない筆者は、もちろん残らず頂きます。

 まずはお取り引きのある蔵元さんにご挨拶して、純米酒などをいただきます。常温とお燗の飲み比べもできるようになっていて、さすがに用意周到です。
 紙袋にはおつまみの珍味も入っていますが、つまみ片手にぐいぐいやろう、という方は一人もいません。みなさん、意識の高い方ばかりで、きき酒に集中しているようです。

 また、テーブルには一升瓶に入った各社の仕込み水がずらりと並んでおり、気になる銘柄がどんな水から作られているのか確かめることもできます。筆者は味覚にそこまでの自信がないので、もっぱら口直しに水を頂いていました。

 どの蔵元も数種類の銘柄を取りそろえて、しかも常温や冷や、お燗などもあり、全部で200以上の飲み比べができる計算になります。
 筆者は30杯程度を試飲しましたが、幸い酔いつぶれることなく、すべておいしくいただきました。

 あまりお酒に強くない筆者は、肝臓に良いというシジミの「赤だし しじみ汁 乾燥タイプ」を購入しました。一袋200円。
 松江で働く大学の後輩が、松江の飲み屋では〆(しめ)に必ずしじみ汁が出てくると自慢していたのを思い出します。

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2勺の「きき猪口」と「赤だし しじみ汁」

【印象に残ったお酒】
・若林酒造「開春」 ぬる燗がおいしいお酒でした

・李白酒造「李白」 純米酒がとろりとしたおいしさ

・一宮酒造「薔薇姫」 薔薇の香りの日本酒

・木次酒造「おろち乃舌鼓」 発泡性純米酒はいけます

・赤名酒造「絹乃峰」 甘口の純米酒で海外にチャレンジ

・隠岐酒造「隠岐誉」 純米吟醸は舌にとろけました

 すべて試飲したわけではなく、しろうと判断ですので、ご容赦ください。

 木次酒造さんの主要銘柄は「美波太平洋」。日本海側のしかも山の方の雲南市の蔵元さんですが、太平洋にあこがれての命名とか。名前の意外性は新潟県上越市の「スキー正宗」に負けていません。
 筆者お気に入りの発泡性日本酒「にごり酒 おろち乃舌鼓」は11月も東京で試飲できるそうです。

 「斐伊川和紙 木次酒造のお酒とともに」
11月3日~8日 日本橋島根館 地下鉄銀座線「三越前」A4出口すぐ
 10:30~19:00

 生産量が減少傾向にあるといわれる日本酒ですが、どの蔵元さんも次世代に引き継いで生産を続けていただきたいですね。(水)

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