「できる!」ビジネスマンの雑学
2016年04月18日
[230]熊本地震から九州大震災に拡大する、今回の大地震

 4月14日夜9時26分、火の国熊本は突然の大地震に襲われました。特に、熊本県益城(ましき)町は震度7という激震に2日続きで見舞われ、倒壊した家屋に命を落とした方も少なくありません。

 なくなられた方に哀悼の意を表すとともに、被災された方々が一刻も早く平常の生活に戻られることをお祈りします。

 筆者の身内、友人も熊本に多く、人ごとではありません。筆者の甥はこの春、熊本市内で新入社員として研修を始めたばかりです。

 ところで、ネットが進んだ現代社会では、さまざまな形で被災者の方々をサポートしています。

[メディア]
・NHK NEWS WEB ニュース特設
 http://www3.nhk.or.jp/news/liveblog/kumamoto/
 地震報道を時系列にまとめ、随時最新情報を発信しています。

・読売新聞 西部本社紙面をWeb公開
 4月18日朝刊
 http://www.yomiuri.co.jp/feature/shimen/20160416-OYT8T50017.html?from=ytop_navl

・朝日新聞 朝刊と夕刊(紙面イメージ(pdf)とWeb)
http://www.asahi.com/shimen/20160418/?iref=comtop_pickup_06

 交通が遮断された被災地では新聞も届きません。状況を幅広く知ることができます。ありがたいことです。

 また、公衆電話の一時無料化、無料Wifiの設置など被災者向けの通信インフラがすぐに開設されました。

[緊急支援]
防衛省 海上自衛隊 Facebook
 https://www.facebook.com/JMSDF.PAO.fp/
 6万6000食の非常用食料とそれを運ぶトラック、隊員を乗せて熊本へ向かう輸送艦「おおすみ」。輸送艦「しもきた」は大分へ。緊急に物資を運ぶ能力は自衛隊が随一です。

・ご近所からの支援
近隣の県から食料や水を満載した自家用車を駆って、沢山の方が被災地へ駆けつけていることが、Facebookでよくわかります。頭が下がります。

[私たちができること]
・「熊本の物産を買って応援しよう!」
銀座にある熊本県のアンテナショップ「銀座熊本館」はお客が詰めかけています。店内では現金による義援金を受け付けていますから、無駄足にはなりませんが、こういう意見もあります。

・どう支援したら良いか考えよう
「今は支援は直接投下の時期です。熊本に物資がないならもっとも熊本・大分に入りやすい地域で支援活動を行っている団体などを調べて、そこに物資や資金を送ることです。熊本の産物を購入することが支援になるのは流通が回復してからです」(Facebook・横田 雄紀さん)

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救援活動の邪魔にならぬよう、熊本の産物を食べて遠くから応援。(筆者撮影)

・SNSでピンポイント支援
どこの避難所に何が足りないのか、SNSで被災者の声が直接発信されるようになりました。こうした声がネット内で整理されると、きめこまやかでより効率的に支援が行き届くことでしょう。現状を分析して提案をまとめた記事があります。

(時時刻刻)物資、避難所に届かない 尽きる備蓄、長期化を危惧 熊本地震
 水、食料、毛布――。熊本地震の被災地で、物資の不足を訴える声が相次いでいる。国や近隣の自治体から救援物資は集まりつつあるが、行政の混乱などもあり、被災者の手元まで行き渡らない。過去の災害時の教訓をどう生かせばよいのか。(後略)
(朝日新聞デジタル 2016年4月18日掲出
http://www.asahi.com/articles/DA3S12315572.html

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 気象庁ではこの災害をいったんは熊本地震と名付けました。しかし、いまだ終息の気配を見せず、阿蘇、大分へと範囲を広げる現状では、名前を確定する段階ではなさそうです。
 しいて言うなら「南九州大震災」もしくは「九州大震災」となるのでしょうか。

 東京都内にお住まいの方に、一家に一冊防災ブック「東京防災」が配布されました。とてもよくまとめられた本です。当コラムでも一度ご紹介しました。
[145]受け取りました。東京都作成の防災ブック「東京防災」
http://www.asuka-g.co.jp/column/1509/

 自分にはどんな支援ができるのか考える時、家庭の防災を家族で話し合い見直す時です。ぜひご一読ください。(水)

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