「できる!」ビジネスマンの雑学
2018年07月13日
[567]特別展「縄文―1万年の美の鼓動」、東京国立博物館にて開催中

 東京国立博物館 平成館(東京・上野公園)では、7月3日(火)から9月2日(日)まで、特別展「縄文―1万年の美の鼓動」を開催しています。

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 およそ1万3000年前、日本列島では氷期の終わりと共に温暖化が進みました。豊かな自然環境のもとで始まった縄文時代、人々は1万年という長きにわたり、生活用土器や石器、土偶、装身具、祭礼品など、ユニークな造形を数多く生み出しました。

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 この展覧会では、日本各地から出土した約200件を一堂に集め、「縄文の美」に焦点をあて、縄文人がその造形にこめた巧みな技術や思い、祈りなどに迫っています。

<特別展「縄文―1万年の美の鼓動」 開催概要>
■会期:2018年7月3日(火)~9月2日(日)
■会場:東京国立博物館 平成館
■休館日:月曜日、7月17日(火) ※ただし7月16日(月・祝)、8月13日(月)は開館
■開館時間:午前9時30分~午後5時。金曜・土曜は午後9時まで、日曜および7月16日(月・祝)は
午後6時まで。 ※入館は閉館の30分前まで
■観覧料(税込):
当日一般1,600円(1,300円)、大学生1,200円(900円)、高校生900円(600円)。 ※( )内は20名以上の団体料金。※中学生以下無料。※障がい者とその介護者1名は無料(入館の際に障害者手帳などをご提示ください)。

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※会場内風景

 なかでも注目は、縄文時代の作品のうち、国宝に指定された6件すべてが集結します。(※6件のうち「縄文のビーナス」「仮面の女神」の展示は7/31~)

 教科書に掲載されることの多い「遮光器土偶」、躍動感あふれる「火焔型土器」は、国宝にふさわしい存在感です。

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※国宝/「遮光器土偶」

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※国宝/「火焔型土器」

 クルミが入ったまま出土したポシェットは、今でも女性のおしゃれアイテムとして通用しそうです。

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 動物の特長を見事にとらえた造形は、現代の彫刻家にも劣らない才能に溢れています。

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※イノシシの親子

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※鳥の造形

 テレビでも縄文時代を深く知る番組が用意されています。

・「縄文・土偶ミステリー~日本最古のフィギュアの謎に迫る~」
 7月16日(月・祝)NHK総合13:05~13:49
・日曜美術館
 7月22日(日)Eテレ9:00~9:45
・歴史秘話ヒストリア「驚きの縄文ワールド!ナゾの土偶・土器が物語る日本人1万年史」
 7月25日(水)NHK総合22:25~23:10
・びじゅチューン!「縄文土器先生」
 7月11日(水)Eテレ19:50~55、16日(月)5:55~6:00、17日(火)0:50~55

 現代日本人の祖先である縄文期の人々がどんな暮らしを送り、何を考えていたのか。残された遺跡や出土品から遠い昔を想像してみるのも楽しそうですね。(水田享介)

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■関連リンク
展覧会公式サイト:「JOMON」 http://clk.nxlk.jp/JFXEUydG
公式Twitter:@jomon_kodo

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