「できる!」ビジネスマンの雑学
2019年05月10日
[679]高校生考案のクラゲよけクリーム、ついに発売

 愛媛県にある県立高校に通う高校生たちが、自分たちの手で珍しいクリームを開発しました。

高校生がクラゲ撃退クリーム開発 きっかけは先輩の疑問
 愛媛県立長浜高校(愛媛県大洲市)の水族館部が、肌に塗るとクラゲに刺されるのを防ぐとされるクリームを静岡市の化粧品会社「エイビイエス」と共同開発し、4月末に販売が始まった。部の先輩が残した研究成果を受け継ぎ、商品化に結びつけた。サーフィンやダイビングのプロショップを中心に販売を進めていく。
 発売したのは「ジェリーズガード フェイス&ボディクリーム」(100ミリリットル、税別2400円)。法令上の関係で、クラゲ予防の効果は明記していない。販売による収益の一部は、部員らが地域に公開している「長高水族館」の運営などにもあてられる。
朝日新聞DIGITAL 2019年5月6日掲出)

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※イメージ

 このクリームの開発が注目されているのは、先輩たちの着想や研究データが何年にもわたって後輩たちに引き継がれ、継続して開発が続けられたことです。

 高校生活は3年間あるとはいえ、1年生のうちは学校に慣れる時間が必要だったり、2、3年生になると受験勉強に追われる身になります。実質的に打ち込める時間は2年足らずでしょうか。限られた時間の中で実験を積み重ね、後輩に後を引き継いで卒業していく。
 一般企業でもなかなかできない事が、高校の部活で実現しています。

 なぜ研究の継続ができたのか。それはこの部活が特別な存在だからかもしれません。

 クリームを開発した部活とは、高校生自らが水族館を運営する「水族館部」の部員たちなのです。

 長高水族館・研究
 「カクレクマノミがなぜイソギンチャクに刺されないのか?」

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※イメージ

 長浜高校のある大洲市には四国初の水族館として長浜水族館がありましたが、昭和61年に閉館してしまいました。わが町にもう一度水族館を、との思いから平成11年に誕生したのが長高水族館です。
 学校内にある水槽を定期的に公開を続けた結果、いまでは水族館のある高校として知られています。

 クリームの売り上げは、水族館の維持費に使うそうです。これからの季節、海水浴やサーフィンなどのシーンで、大いに売れることを期待しましょう。(水田享介)

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■関連リンク
NAGAKO AQUARIUM
(愛媛県立長浜高等学校 高校内水族館)

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