「できる!」ビジネスマンの雑学
2023年12月22日
[853]スマホの危険な広告を激減する最短方法

 いまや誰もが使っているスマホ(スマートフォン)。通勤・通学の間やお昼休みに、ゲームを楽しんだり、SNSで交流したり、ニュースサイトを読んだりという方も多いでしょう。

 ところで、画面をスクロールすると必ず出てくる広告ですが、それを煩わしく思うことはありませんか。
 筆者も関心を持った記事を早く読みたいのに、同じようなデザイン、同じような内容の広告がしつこく出てきて困ったことは何度もあります。

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 実はそれを解決する方法があるのです。不要な広告を排除してコンテンツだけを表示してくれる有料アプリ、「280blocker」がいま注目を集めています。

怪しい詐欺広告を簡単手順でブロックできる
最強アプリ「280blocker」を使ってブラウジングを快適にしてみた
App Storeで2023年の有料iPhoneアプリランキング1位を獲得した実績を持つ広告ブロッカー「280blocker」は、スマートフォンにインストールするだけで、ブラウザの広告をことごとく非表示にする...。
Gigazine 2023年12月22日

 筆者はパソコンのブラウザには広告排除アプリを入れていますが、スマホは頻繁に使うわけでもないので、追加のアプリは一切入れていません。

 そのため筆者自身で広告ブロック効果は確かめていませんが、上記の記事によると、以下の効果を確かめられたそうです。

 ・ブラウザをスクロールする長さが1/3になった。
 ・記事5本を読むのに、従来の通信量が96MBから7.8MBに減少した。

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 このことは何も対策をしないスマホは、12倍もの通信量を受け取らないと、コンテンツの記事(しかもたったの5本)が読めないということです。

 ニュースサイトは無料で読めるものが多いのですが、通信量の差を新聞紙に例えると、スマホで1ページの記事を読むには11ページの広告を見なければならないということです。

 テレビ番組で言うと、60分の番組を見たとすると、番組本編(コンテンツ)は5分で、残りの55分はCMとなります。

 雑誌・新聞・テレビという従来のメディアに比べると、いかにスマホが広告漬けになっているかが一目瞭然です。

 しかも、スマホに広告規制がほとんどない日本では、怪しい勧誘や詐欺広告の類いまで堂々と出ています。

電動自転車が「9割引」で激安販売!?
会社概要もあるから安全なサイトでしょ!←ネット詐欺の被害に
「8割引き9割引きは当たり前、北海道から東京への送料無料といった電動自転車を購入したものの詐欺だった......」という詐欺被害に遭った方たちの投稿をSNSやブログサイトなどで見かけました。
INTERNET Watch/柳谷 智宣 2022年5月20日

 最近、SNSでもこの手の広告は頻出しています。Facebookではたった1万円で新車の電動バイクを販売するという広告を、ほぼ毎日目にしています。筆者はこの広告を見る度に詐欺広告の報告をしていますが、Facebook運営責任者からは何の対応もなく、放置したままです。

 販売元のウェブサイトを見ると、バイク店、自転車店を装っていますが、実体のない架空の店舗のため、詐欺被害に遭うことは確実です。
 同種の詐欺業者のリストは、警察や国民生活センターでも把握していて、注意喚起するサイトも設けています。

 電車の中やリビングなど、くつろぎタイムにスマホを見てリラックスするのは結構ですが、画面の中は危険が一杯ということを肝に銘じておく必要があります。(水田享介)

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