先日、銀行系勉強会の仲間達による釣り会がありました。ですから、本当は【出版界の素人釣り日誌】でも書こうかと思ったのですが、オフィシャルなサイトで私的なブログをこうも頻繁に書くのはいかがなものかと思ったので、今回は出版契約書などについての私見を書こうと思います。
まず出版社と著者間の出版にかかる契約書の締結率の低さに驚きます。弊社では出版契約の締結率はほぼ100%という状態だからです。もちろん古い書籍については口頭だけの契約というものもありますが、現存している書籍で言えば数点のみです。
多くの出版社が日本書籍出版協会の出版契約書を雛形としているようですが、経年変化の中、大抵の契約書の文言は各社なりにカスタマイズされていることと思います。思い返せば我々もいろいろな案件に対応して来ました。
そして最近の電子書籍黎明期の中で出版契約書の存在の有無は、出版社ならびに業界の秩序維持に関わる事態にもなっているようにも思います。そこで本日、弁護士に一般的な知識のレクチャーを受けてきました。著作権法上において電子書籍にかかる法律の制定はまだされておりませんので、電子書籍に関する出版契約書の効力は出版社と著者という当事者間でのものに限定されるというのが現状のようです。ただし出版契約書にて締結がされていることで、出版社としての主義主張に効力を発揮できるという見解もいただいてきました。
では明日香出版社は電子書籍を取り組むのか?と思われるでしょうが、現時点で明確な判断は持ち合わせておりません。とにかく粛々と読者に支持される書籍を作ることに専念したいと思っております。書籍出版、電子書籍であっても業界に利益が循環される仕組みがないものかと思案するこの頃であります。
先日開催されました東京国際ブックフェアには弊社も出展しました。出展を始めてもう10年ほどになるのでしょうか。社員さんによるお手製での出展ですが多くのお客様に喜んでいただけます。
会場での楽しみのひとつに書店員さんとの会話があります。今年は10人中ほぼ10人が「出版社少ないね~」や「デジタルコーナー大盛況だね」と言っていたのは印象的です。来年こそは出版社の多い元気あるブックフェアになることを切に期待するばかりです。
会場の熱気は「あちら側」へ向かおうとしているようにも思えます。
受けて知人の出版社社長は電子化を積極的に取り組むと宣言しました。
蜃気楼のオアシスのように行けども行けども水に有りつけずということもあるで
しょうか。よっぽどの投下資本を用意してのことと思います。今は投下された資
本が早期に回収されますことを祈るばかりです。
どのような変化をするべきなのか迷いを生じております。言えることは業界の流
れに足並みを揃えていかなければならないと思います。自社だけが儲かる、否業
界が儲かるようにしなければならないと思うのです。
書籍を読んでくれた読者の心に刺さる、そんな売れる書籍を作れる編集者が居て、
売れる書籍をしっかり販売できる営業マンが居ての明日香出版社でありたいと思
います。
どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
この7月より第40期の始まりとなりました。
前期の売上数字は現在締めている最中ですが、何とか前年を維持できた様です。「年齢シリーズ」の発売がなければ売上は前年を大幅に割れたものと思います。かろうじての売上維持となりました。また解決しなければならない問題もあるというのが現状です。
今期も返品率を削減するという大きな目標を掲げて取り組みを行います。今まで以上に突っ込んだ行動をする為に、営業部では販売促進方法を変えることになりました。返品率を押し上げることのない供給と、売り逃しの発生することのないようにしていきたいと思います。
どうか今期もご支援ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
有限会社 明日香出版社
代表取締役 石野栄一





