「できる!」ビジネスマンの雑学
2015年06月05日
[066]カンタン手料理-9 花ズッキーニのフリット

 昔むかし、フランスに撮影の仕事に行ったとき、旅程の都合で少しの間、ニースに滞在することになりました。
 季節は夏。市場をあてもなく歩き回っているとおかず横丁があり、そこに一軒の揚げ物やさんを見つけました。

 花ズッキーニのフリットとの初めての出会いでした。

 ズッキーニ本体は食べたことはありましたが、花が食べられるとは初耳でした。

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 口に入れるとサクッとした食感のあと、花の空洞に残った熱々の空気が口の中でシュウと抜けていく、まことにあっけない食べ心地。材料は実(み)にならない雄花で、詰め物などいっさい入らないシンプルさが売りのようです。
 あの雑踏の中で立ち食いしたフリットは、確かにジューシーでおいしいのですが、空気を買って食べているようで、「ちょっと内気なフランス人青年」といった感じの頼りないやつでした。だからでしょうか、値段も一個数十円だった気がします。

 日本の食べものにたとえるなら、下町の肉屋が作ってるうすーいハムかつか肉なしコロッケ。その程度の食べ物と理解してました。

 ところが「花ズッキーニのフリット」で検索すると、日本のレストランでは挽肉やチーズなどの詰め物をした高級料理のようです。おいおい、お前、日本に来たらやけに出世したな、とからかいたくもなります。

 ひさしぶりにあのおもしろい食感を味わいたくなり、庭の片隅にズッキーニの種をまいたところ、ようやく花芽がつきました。

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【作り方】
1.ズッキーニの花を用意する
 (ズッキーニ農家に雄花を分けてもらう)
2.花の内側を掃除する
 (アリや虫が入っています)
3.天ぷら粉をつけて揚げる

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高級な作り方は・・・わかりません。(水)

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