55th anniversary これからも本と一緒に。 明日香出版社
明日香出版社は1972年に創業し、
2026年に55周年を迎えました。
ご挨拶
1987年、15周年式典にて。創業者・石野誠一の言葉
「おかげさまで15周年 ~さらなる飛躍を誓う会~」
15年前、妻と二人でこの会社を始めました。その後すぐに遠藤昭さんが加わり、十年間を共に歩みました。

創業から三年ほどは小出版社としてまずまずの活動でしたが、その後は苦しい十年であったと総括できる歩みでございました。

今から五年前の二月一日、ここに並んでおります六名の新しいメンバーが加わり、もう一度同志的に出版社をやろうではないかと決意し、事業型出版社として再出発いたしました。

それから五年が過ぎ、ようやくこのような会合を持たせていただくことができました。

苦しい時代にも励ましてくださった方々、創業時にお世話になった方々、そして五年前の再出発以降、取次様、書店様、著者の先生方をはじめ多くの皆様に支えていただきました。

本日は、私たちがこれからさらに飛躍する決意をする場に立ち会っていただき、「頑張れ」と背中を押していただきたいとの思いから、この会を開かせていただきました。

社員十一名という規模は、世間から見れば吹けば飛ぶような零細企業かもしれません。しかし、ここにお集まりの皆様は、出版界を牽引される方々、未来を切り拓く現役の方々ばかりです。

また、経営の分野では三洋電機株式会社の代表取締役副社長を務められた後藤清一先生が大阪からお越しくださいました。

さらに、涙なくしては語れないご縁の著者の先生方にもお越しいただきました。

私どもは、現代経営の要諦は「スピード」であると考えております。出版の現場でもスピードを最優先に運営してまいりました。取引業者の皆様にはご無理をお願いすることも多々ございましたが、皆様のお力添えがあってこそ、迅速な出版が可能となっております。

まだ十五周年とはいえ、ようやく立ち上がった段階にすぎません。本来ならばこのような会を催す身ではございませんが、これを機に精神に背骨を通し、さらなる飛躍を期したいと存じます。

また、本日お祝いを頂戴いたしましたが、励ましていただくだけで十分との思いから、すべてご辞退申し上げました。どうかご理解賜りますようお願い申し上げます。

五年前、新メンバーが結集した際に共有した言葉があります。

「苦は共にできるが、楽は共にできない。」

苦しい時は手を取り合えるが、楽になった時こそ慢心が生まれ、組織は崩れる。その戒めを胸に、これからが正念場であると考えております。

至らぬ点ばかりの私どもですが、「一生懸命であれば道は開ける」という後藤先生の教えを心に刻み、全員で励んでまいります。

どうか今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

ありがとうございました。

有限会社 明日香出版社
創業者 石野誠一
日頃より大変お世話になっている皆さまに心より感謝を申し上げます。
創業55周年という語呂の良いタイミングで皆さまにお礼を伝える機会をいただきました。

前出の文章は、創業15周年式典での創業者 石野誠一の挨拶です。
当時のカセットテープには若き日の第二創業メンバー、お祝いに来てくださった、業界を引っ張るリーダーの方々の声も収録されております。

祝辞をしていただきました取次店様より「出版社の死亡率は高い!100社の創業があれば、数年で90社が消えている!そんな中でよく頑張っている!!」という言葉をいただきましたが、軌道に乗るまでは非常に厳しい時代を過ごしました。

起業後の極貧生活をしている父に「石野さん大変ですね」と業界の大先輩が声をかけたそうです。
すると父は「男が自ら選んだ仕事です。後には引けんのです!」と答えたそうです。「その言葉を聞いて非常に嬉しかった」と激励も述べてから乾杯の音頭を取ってくださいました。

記念品は『男たちの出版社 ~体験的・小出版社運営の手引き~ 』でした。

創業15周年を記念して、父が世に問うた回顧録。
出版業界の話題をさらった一冊でした。

自社の歩みを赤裸々に、包み隠さず書き記した記録。
「お父さんの本を読んで、俺はこの業界に入ったんだよ」そんな言葉をいただいたこともあります。

喜怒哀楽が凝縮されたこの本は、いま読み返しても少しも色あせません。
当時の熱気と葛藤が、そのまま立ち上ってきます。

父は言い続けました。
「出版は商売や。ビジネスはゼニや。売れないことはハジや!」

出版する以上、売れなければならない。
この本は記念品としての謹呈本ではなく、委託配本をした正真正銘の"売り物"でした。
重版をし、完売に至った事実こそ、父の出版矜持を物語っています。

かつて6人の猛者が第二創業期に加わり、7人での再出発。
第5章「つまづき、ヨロケシ日々」に描かれた男たちの奮闘は、いま読んでも背筋が伸びます。

サブタイトルは
「志かゼニか! ヘンな版元の、ヘンな仕事師たち」

この"ヘンな熱気"は、いまも受け継がれています。
書店、取次、そして読者の皆さまからの叱咤激励に支えられながら、今日もまた奮闘努力の日々です。

私は20歳にして会社の役員になりました。会社に今年で入って三十一年目となります。
社長に就任してからは二十一年が過ぎました。この間、多くの書店様、取次会社様、そして読者の皆様に支えていただき、本年も二月一日の創業記念日を迎えることができました。改めて心より御礼申し上げます。

出版業界を取り巻く環境は年々厳しさを増しておりますが、皆様と力を合わせ、業界の課題に真摯に向き合いながら、全力で経営に取り組んでまいります。今後とも変わらぬご支援、ご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

心からの感謝を込めて。

有限会社 明日香出版社
代表取締役 石野栄一
55周年読者アンケート
キャンペーン
アンケートにお答えいただいた
お客様の中から
抽選で毎月55名様に
1000円分の図書カードを
プレゼント!
  • キャンペーン期間:2026年4月15日(水)〜2027年1月31日(日)
  • 応募条件:1人1回の応募が可能です。
  • 当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
アンケートはこちら
思い出の本を振り返る

明日香出版社のメンバーに聞いてみました

男たちの出版社 ~体験的・小出版社運営の手引き~
明日香出版社創業者 石野 誠一 著
創業15周年を記念して、父が世に問うた回顧録。
出版業界の話題をさらった一冊でした。
自社の歩みを赤裸々に、包み隠さず書き記した記録。
「お父さんの本を読んで、俺はこの業界に入ったんだよ」
そんな言葉をいただいたこともあります。
喜怒哀楽が凝縮されたこの本は、いま読み返しても少しも色あせません。
当時の熱気と葛藤が、そのまま立ち上ってきます。
父は言い続けました。
「出版は商売や。ビジネスはゼニや。売れないことはハジや!」
出版する以上、売れなければならない。
この本は謹呈本ではなく、委託配本をした正真正銘の"売り物"でした。
重版を重ね、完売に至った事実こそ、父の出版矜持を物語っています。
かつて6人の猛者が第二創業期に加わり、7人での再出発。
第5章「つまづき、ヨロケシ日々」に描かれた男たちの奮闘は、いま読んでも背筋が伸びます。
サブタイトルは
「志かゼニか! ヘンな版元の、ヘンな仕事師たち」
この"ヘンな熱気"は、いまも受け継がれています。
書店、取次、そして読者の皆さまからの叱咤激励に支えられながら、今日もまた奮闘努力の日々です。
心からの感謝を込めて。
石野栄一
あたりまえだけどなかなかできない42歳からのルール
田中和彦 著
ちょうど42歳の時に発売になり、まさに"俺の本"でした。男の42歳は厄年でターニングポイントの年齢です。仕事も油が乗り切っていて、ある程度先が見えてきます。そんな時に、"仕事も遊びも、これからが一番おもしろくなる"と背中をドーンと押されました。書店さんの方に同年齢の方がいて、「ビジネス書を読んで初めて泣いたよ!」と言ってくださいました。
同感です!
渡辺久夫
最新版 中国投資・会社設立ガイドブック
株式会社パワートレーディング 編
大学で東洋史専攻だった私・藤田が初めて作った中国本
『中国のことがマンガで3時間でマスターできる本』
がヒットして、同じ著者を中心に作った中国進出の超実務本です。
当時、500ページで4000円もする堅い本がどれだけ売れるのか未知数でしたが、重版をくり返し、その後の中国実務本シリーズへとつながりました。
藤田知子
インドのことがマンガで3時間でわかる本
関口真理 著
学生時代に思いがけず買っていたのが、本書です。当時、ボランティア団体の活動に参加しており、学校建設のお手伝いで、2週間南インドへ行く機会がありました。
その準備で、書店さんで手にしていたのだと思います。この「つい買っていた」現象こそ、弊社の本の最大の特徴だと感じます。誰かの人生の一部にいつの間にか入り込んでいる。
何て怖くて素敵なのでしょう。アスカMAGIC✨
横尾一樹
CD BOOK 日常英会話の基本の基本フレーズが身につく本
野村真美 著
ショッピングセンターのお店でこの本の音声展開をした時に、お客様から「子どもの聞き流しに使いたい!児童英語だとやさしすぎて、一般の本だと難しい。この本は丁度いい」「短いフレーズだけど、ネイティブの人が聞くと " お、やるな " と思うようなフレーズが多い」と担当さん経由で言われたのをきっかけに、展開場所の視野が飛躍的に広がった本です。
中身は一見シンプルですが、思い出も内容も詰まった一冊です!
関山美保子
CDBOOK はじめてのドイツ語
中野久夫 著
大学で第二外国語はドイツ語を選んだ私。大学の授業では全く理解ができず「私を救うドイツ語の本はないか!」と書店で立ち読みをしてコレだ!と選んだ本です。
はじめてドイツ語を勉強する私にもわかりやすく、おかげでテストは余裕の合格でした♪
「あの時私を救ってくれたドイツ語の本は明日香の本だったのか!!」と気づいた時には明日香の一員として働いていました。(笑)
藤本さやか
男たちの出版社 ~体験的・小出版社運営の手引き~
明日香出版社創業者 石野 誠一 著
明日香出版社55周年、おめでとうございます。
入社してまだ一か月あまりですが、思い出の一冊として浮かぶのは、入社前に読んだ『男たちの出版社』です。出版業界に入ったばかりの頃、出版業界を知りたくてさまざまな本を読んでいました。その中で出会ったこの一冊はとにかく面白く、創業社長・現、石野誠一会長の文章に強く引き込まれ、明日香のみなさんの手記からも仕事の現場が生き生きと伝わってきて、何度も読み返しました。
当時、江戸川橋の会社に通っていたこともあり、明日香出版社の前の中華料理屋「新雅」(移転前です)でお昼は毎日食べていました。そんなこともあって、明日香出版社を身近に感じていました。
その会社で、いま自分が本づくりに関われていることに、ご縁の不思議さを感じています。
これからこの会社で、自分にとっての思い出深い一冊をつくっていきたいと思います。
本田道生
CD BOOK たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
趙怡華 著
1作目『たったの72パターンでこんなに話せる英会話』が好評で、シリーズ化して諸外国語も発行することになりました。
イタリア語、フランス語に続き、中国語は3点目でした。発行したのは2011年3月。東日本大震災が起きた月です。11日には校了しておりましたが、都内でも交通機関に影響が出て、業者さんは大変だったと思います。
その頃の語学書はCD付きで、静岡のCDプレス工場から都内まで、期日に間に合うように納品してくださったとき、驚きと感謝の気持ちでいっぱいでした。
おかげさまで『72パターン』シリーズは累計45万部を超え、15言語が揃いました。今後もシリーズで愛読していただけると幸いです。
石塚幸子
トップ営業の気くばり 「あなたから買いたい」と言われる47の秘訣
伊庭正康 著
私の思い出深い本は「トップ営業の気くばり」です。実は入社する前に唯一読んでいたのがこの一冊でした。
私は書店営業を志して入社いたしましたが、実際の営業がどんなものか分からず、不安も大きかったです。そんな入社前のドキドキをワクワクに変えてくれたのが本書でした。
今でもこの本を読むと、はじめて読んだときのキラキラした気持ちが蘇ってきます。営業やお仕事で凹んだときに、私を励ましてくれる相棒のような存在です。
近森美的
CD BOOK たったの10問でみるみるわかる中学英語
長沢寿夫 著
アルバイトで明日香出版社に入った直後に、はじめて作った「見本本」がこの1冊です。
「見本本」というのは、よく本屋さんに置いてある、おすすめポイントなどがシールや書き込みで強調されている販促用の書籍なのですが、とにかく100冊を超えるのではないか...というくらい作りました。
見開き展開でさくさく学べる本で、当時大学生でしたが、見本本を作りながら英語の復習もできていた気がします。
後日、本屋さんで、実際に自分が作った見本本が置いてあるのをみて、とても感動し、お客様がそれを手に取って確認しているのを見て、さらに感動し、謎の嬉しさに包まれながらケーキを買って帰ったことを今でも覚えています。
自分が作ったものが誰かの手に届く嬉しさを初めて実感した、思い出深い本です!
畠山由梨
雑談の一流、二流、三流
桐生稔 著
入社2年が経過し、ようやく仕事にも慣れてきたころに発売された1冊です。
その後中田敦彦さんのyoutubeチャンネルで取り上げられ当時担当していたamazonのカートは在庫切れで即カート落ち。
落ちてしまったカートを復活させるべく、何度もamazonのご担当者へ掛け合いました。
見たこともない数の発注におののき、鳴りやまないお客様からの電話注文にどうしたものやら、、
始めて大バズリというものを経験しました。
現在では明日香の売れ筋定番商品です。
同チャンネルで再編集版が公開されています。
ぜひそちらもご覧くださいませ!
梅澤圭子
英文法は絵に描きやすいルールでできている
オールライト千栄美 著
「これはいい!いける!」と思った本でも、重版の壁は高く厚い。
それでも『英文法は絵に描きやすいルールでできている』の内容が自分にドンピシャに刺さり、「この良さ、わかってもらえたら売れる!」と思い期待を寄せ、そして重版に至った時の感動はなかなか味わえないものでした。
Amazon担当をしていた当初、Amazon広告にも力を入れ、簡単な動画も作り。売れも付いてきてくれ、一緒に歩んだ感のある特別な本。 今でも読むものを惹きつける鮮やかな解説の英文法本、末永く売れ続けることを願います。
鈴木律子
男たちの出版社 ~体験的・小出版社運営の手引き~
明日香出版社創業者 石野 誠一 著
『男たちの出版社』は、明日香出版社に入社した当初に配られました。しかし当時は、読んでもなかなか自分のこととして受け止めることができませんでした。それは、本に登場する人物たちが、自分のすぐそばにいたからかもしれません。
アスカ・エフ・プロダクツの社長になってから改めて読み返すと、以前とはまったく異なる印象を受けました。今はもう社内にいない方々が、当時どれほどの苦労をされていたか。自分が今まさに同じような立場に立つことで、その言葉がすとんと腑に落ちたように思います。 また最近では、ブランディング出版をお勧めする際に、この本をよく引用するようになりました。
「ブランディング出版をして、何十年か後にその本を読み返す。そのとき、人づてに聞いた話とは違い、創業社長自らが書いた言葉だからこそ、それを読んだ未来の社員が自分事として深く受け止めることができる。それが本というメディアにしかできないことなんです」 そんなお話をしています。
妻もこの本の中に登場するせいかもしれませんが、読めば読むほど、この一冊が自分の人生のバイブルになっていくのを感じています。
奥本達哉
中学3年分の英語を3週間でマスターできる本
長沢寿夫 著
本書は私が入社する約1年前の発行です。
当時すごい勢いで売れ、書店に語学書ジャンルが生まれる一因となりました。「これからはビジネスマンが英語を学ぶ時代です。本書は学参でなく、ビジネス書に置いてください。騙されたと思って!」飛ぶ鳥を落とす勢いの明日香の営業は業界で有名でした。
事実、吉祥寺の弘栄堂書店(現在はブックファースト吉祥寺店)のランキングで「ノルウェイの森(下)」に勝り、総合ランキング2位に入ったこともありました。ベレー帽の詐欺師、白髪鬼などと呼ばれた当時の営業マンは書店から恐れられもしましたが、言うとおりに並べれば売れるため、信頼も厚かったです。古き良き時代です。
浜田充弘
気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント
内藤誼人 著
コロナ禍で人と距離を置かざるを得なくなったとき、多くの人が内向きになっていきました。相手の反応が見えないからこそ、ささいなことを必要以上に気にしてしまい、「これでいいのだろうか」「こう言ったら変に思われるかも」などと自信を失う人が増えていると感じたのです。そうした閉塞感を少しでも解きほぐせる本をつくりたい。そうした思いから本書は生まれました。
当初イメージした通りの一冊に仕上げることができ、読者にしっかり届いた感触を得ることができました。とてもセンシティブな時期だったからこそ、人の機微を丁寧に考えながらつくった本書は、編集者としても大きな学びになりました。
田中裕也
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