「できる!」ビジネスマンの雑学
2015年08月24日
[121]ローマのコロッセオ(闘技場)、再利用へ道

 ローマを旅した人なら誰もが一度は訪れたことのある、あの巨大な円形闘技場、通称コロッセオ。今後はアリーナの床を復元して、イベント会場として活用されるようです。

コロッセオ、床復元へ...古代ローマ時代の姿に
 ローマの観光名所、円形闘技場コロッセオの床が、古代ローマ時代の姿に復元される見通しとなった。
 イタリア政府は文化財の維持費不足に苦しんでいる。復元後、コロッセオでコンサートなどの文化事業を行い新たな収入源にしたい考えだ。
ヨミウリ・オンライン・国際 2015年8月15日掲出)

 ローマのコロッセオと言えば、古くは映画「ベン・ハー」の戦車競技、最近では映画「グラディエーター」における剣闘士達の決闘の舞台としても有名ですね。
 Googl Mapのストリートビューでは、コロッセオの中を散策できるようです。
「Google Map Colosseum 付近」 (クリックするとGoogle Mapに移動)

15082401.jpg

 2000年前の創建当時は、水を満たした闘技場に船を浮かべて、海戦を再現していたというのですから驚きです。また直径200メートル近い楕円形をすっぽり覆う日除け用の天幕設備すらあったそうです。まさに東京ドームのご先祖さまですね。
「コロッセオの歴史 -History of the Roman Collosseum-」 (YouTube動画)

 歴史的建造物とはいえ、あれだけの広大な面積と建造物が、ローマ市内に廃墟そのままに残され続けるのはいかがなものでしょう。
 実際に行ってみると、本当に廃墟然としていて、石の階段は急で薄暗かった記憶があります。観光客が立ち入れる場所はほとんどなかったので、期待はずれでがっかりしました。
 歴史的に貴重なことはわかりますが、現代に活かす道があってもいいのかもしれません。

 もし、コロッセオ全体が完全な形で復元されたなら、映画のセットや競技場、コンサートホールにと大活躍するのではないでしょうか。2000年前のご先祖様からの贈り物、うらやましいです。ひるがえって、日本の新国立競技場と言えば・・・。

 筆者の希望は、コロッセオで古代競技を楽しんだあと、皇帝席でジェラートをいただきます。そのあと、地下の「テルマエ・ロマエ」で背中を流してもらい、古代ローマの衣装に着替えて観客席下の「タベルナ」で軽く一杯。夕涼みがてら、コロッセオの観客席で「ベン・ハー」の戦車競技を鑑賞。フィナーレは盛大な打ち上げ花火。剣闘士たちや猛獣たちと記念撮影ののち、ホテルに帰る。
 このコロッセオ一日プランなら、千客万来ではないでしょうか。(水)

コメントを書く
お名前
URL
コメント
書籍購入はこちら 語学音声アプリ 公開中 閉じる