「できる!」ビジネスマンの雑学
2017年03月15日
[367]野鳥を庭によぶ極意、教えます。「野鳥が集まる庭をつくろう」

 春めいてきたこの頃、そろそろ野鳥たちへのエサやりも終わりを迎えようとしています。

 とはいえ、ここのところの冷え込みは野鳥たちにも厳しかったと見え、2月後半からぱったりと姿を見せなかったシジュウカラが、ここ数日はエサ台で筆者の登場を心待ちにしています。

 昨年の暮れに野鳥に関するコラムを書きました。

[331]この冬、寒さに負けずカワセミ観察はいかが
(2016年12月16日掲出)

 この中で野鳥を呼び寄せる方法について、筆者なりにまとめたつもりでした。ところがどの世界にも先達(せんだつ)はいるものです。

 野鳥を庭に呼ぶ方法をまとめた本がありました。

「野鳥が集まる庭をつくろう おうちでバードウォッチング」
(藤井幹・井上雅英 共著/誠文堂新光社)

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 この本の白眉(はくび)はなんといっても、野鳥たちの「水場をつくろう」ということです。

 鳥たちに欠かせないのが、羽毛の毛づくろい。それには水浴びが一年中欠かせないそうです。勘違いしていました。鳥たちの水浴びは暑いときだけするものではなかったのですね。

 うかつにも筆者は水場をつくったことがありませんでした。今年の春からはさっそくエサ台の代わりに水場を提供いたします。

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今週も庭は大賑わいです。

 また、庭木はあればいいというわけではなく、その地域に古くから根付いた植栽を心がけましょう、とのこと。

 確かに野鳥は何百年、いえ何千年もこの地域に住んでいたり、渡りで毎年やって来ています。私たちがおしゃれだからといって突然、外国の樹木を植えたところで、鳥たちは見慣れぬ木に警戒するだけです。また、鳥は木の実を食べてその種子を運ぶため、その地域に根ざした果物や実をあげることも大切です。

 とても奥の深い知恵が詰まった本です。

 これから野鳥を庭に呼ぼうとお考えの方には、最適のガイド本となるでしょう。(水)


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