「できる!」ビジネスマンの雑学
2017年10月02日
[450]就活中の若者よ!Ninjaをめざせ。日本はいま忍者不足!

 つい先日、ニュースでこう言っていました。

 「大変です!日本では忍者が不足しています」

 えっ、忍者はとっくの昔に絶滅したのでは、というあなたは「インバウンド需要」を理解していませんね。
 Ninja、ニンジャはいまや、インバウンド最大の恩恵を受ける職業なのです。

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忍者求ム!各地で深刻"忍者不足"のワケ
 国内だけでなく、海外でも人気の"忍者"が不足していてピンチとなっている。各地のテーマパークでは、忍者の争奪戦となっているという。そこには意外な理由があった。
日テレNEWS24 2017年8月14日掲出)

 訪日外国人にとって日本といえば、ニンジャの国です。日本の空港に降り立った外国人観光客はみな、こう思っています(いるはずです)。

「せっかく日本に来たから、本場のNinjaを見てみたい」

 筆者はわかります、その気持ち。
 アフリカに行けば、街中でもライオンやキリンが闊歩し、オーストラリアではコアラやカンガルーが出迎えてくれる・・・、そんなホスピタリティを旅行客はもとめているのです。

 日本でも同様に、この手の無理なオーダーを受けて、殺陣(たて)を取り入れた忍者ショーが大流行とか。
 こうしたニンジャ需要に対して、鎖ガマや手裏剣などの武器を扱える忍者役者はもちろん、斬られ役の殺陣ができるスタントマンが足りなくなってきています。

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 というのも、かつてはテレビで大人気だったチャンバラ番組、いわゆる「時代劇」はいまや風前の灯だからです。

 面倒な時代考証にはじまり、家屋などの大道具、現代には存在しない身の回り品の小道具、衣装やかつら、などなど。画面に映るすべてのものをその時代に合わせて揃えるには、大変なコストがかかります。

 また、台詞回しや所作などは演じる役者にも演出する制作者にも、相応の知識や経験が求められますが、映画やテレビから時代劇が消えた今となっては、そうした蓄積も一緒に消滅してしまいました。

 さらには、町なかはむろん、田舎の自然にさえ江戸時代の風景を求めることが難しくなっています。

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 日本人自身も「時代劇」を見たいと言う人は少なくなっている今、降って沸いたような「ニンジャ特需」。

 就活中の若者よ、いまがチャンス到来。思い切ってニンジャの扉を叩いてみませんか。からだひとつで世界に飛躍できるきっかけになりますよ。(水)


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