「できる!」ビジネスマンの雑学
2017年11月15日
[469]桜の開花、梅雨入り、木枯らし1号...季節を感じる初観測

 2017年の今年、富士山の初冠雪は10月23日でした。台風21号が過ぎ去った翌日、富士山頂に白い雪化粧が見えたそうです。
 その一週間後の30日には、裾近くまで積もりましたから、冬の訪れは着実に近づいています。

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※台風22号が通過した翌朝、10月30日午前9時の富士山(筆者撮影)

 桜の開花宣言、つばめの飛来、紅葉、木枯らし1号など...季節の変わり目として気象庁が発表するこの情報は「生物季節観測」として正式な業務となっています。

「生物季節観測の情報」(気象庁)
http://www.data.jma.go.jp/sakura/data/index.html

 日々の天気予報とは関係の薄い情報ですが、これらのニュースも季節の移り変わりを実感させてくれる風物詩です。これからも続けてほしい行事ですね。

 ところで、筆者がひとりで初観測している、「ひとり初観測」があります。

 それは、「手袋の落とし物初観測」です。


 秋の深まる今頃の季節、道を通っていると、時折、道路にポツンと落ちている手袋を見つけることがあります。しかもだいたいが片方だけ。

 この落とし物を見つけると、そろそろ自分も手袋を用意しなければ、と冬物の準備を始めます。

 この観測でおもしろいのはその大きさやデザインで落とし主のおおまかなプロフィールがわかることです。小学生か高校生か、それとも男性か女性か。

 新品の小さな手袋が落ちていると、ちょっと心配になります。きっと母親に叱られていることでしょう。買ってあげたばかりじゃないの、と。

 片方を落とさないように両手袋を毛糸のひもで結わえたものも落ちています。気をつかって予防策を講じていただけに、よけいに残念です。

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 一方で、使い込まれた手袋には哀愁が漂っています。持ち主の手の形のまま、仰向けになり宙を見つめています。まるで、ご主人様との今生の別れを覚悟したペットのように。

 ときにはモズの仕業か親切心からか、道路脇の小枝やフェンスなどに引っかけてあるものを目にします。この手袋、無事に持ち主の元に戻れるのでしょうか


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 というのも、どこで落としたのかわからないから落とし物になったわけですから。

 さて、あなたが気にかけている「ひとり初観測」はありますか。あるとしたら何でしょうか。(水)

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