「できる!」ビジネスマンの雑学
2018年12月03日
[621]「これから電話します」メールは必要?変わる電話マナー

 いきなり、質問です。

 【質問】
 次の言葉を聞いたことがありますか。またその意味をご存じでしょうか。

 1.「いきなり電話」

 2.「電話野郎」


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※イメージ


 【答え】
 [1.]と[2.]はほぼ同じ意味で、事前通告なしで電話をかけてくること、またはそうした行為をするひとの意味です。

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 予告なく電話してくる人は「大変失礼な」人物ということですから、いい意味では使われません。現代の電話マナーの常識がなく、相手にしたくない人とでもいうところでしょうか。

「電話する前に一言連絡は常識?」19歳の疑問に意見分かれる
「LINEする暇があったらさっさと電話しろ」「いきなりは驚くからヤメテ」
 ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏は「電話は時間泥棒だ」と公言してはばからない。「電話は相手の時間を大幅に奪うツールで、あなたの時間をも無駄にしている。だから僕は電話が大嫌いだ」と、著書(『99%の会社はいらない』/KKベストセラーズ)の中でも書いていた。「予定が埋まっていて出られないことが多いが、かけ直すと今度は相手が出ない」といった無駄が大嫌いだそうだ。
 こうした理由もあり、いまや連絡ツールは「電話よりもメールやLINE」の人も多いだろう。それでも、一般的にはまだまだ電話を使う場面はある。先日のはてな匿名ダイアリーには、「電話する前に一言連絡するのって常識じゃないの?」とのエントリーがあり注目を集めた。(文:okei)
キャリネコニュース 2018年11月29日掲出

 この記事にもあるように、「電話をかける前にその旨をメールやSNS、ショートメールで一報入れる」のを常識とする人が増えているようです。

 これはスマートフォンの普及によって、電話の使い方が変わったために起きた現象と言えるでしょう。

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※イメージ

 昔ならば「電話一本で済む話」であれば、相手が誰であろうと電話することが常識でした。電話では難しい込み入った話は「手紙」、礼をつくすなら電話で日時を約束して「面会」するのが常識でした。

 コミュニケーションの重要度で順位付けすると、

 「電話」<「手紙」<「面会」

 の順でした。手紙の前後に電子メールが加わることがあるとしても、この順位を遵守する方は多いことでしょう。

 ところが現在では、重要度はこう変わりました。

 「SNS/ショートメール」<「電子メール」<「電話」

 昔の人が気軽に電話するように、現在では気軽にLINEやSNS/ショートメールを交わしています。SNSの場合、電話番号を知らせなくてもメッセージのやりとりはできますから、文字だけで交流することもできます。

 最近では誰もがわざわざ手紙を書くことはなくなり、電子メールがその役を務めています。ましてや住所は個人情報ですから公開されず、手紙を出すこと自体が難しいのです。どこに住んでいるかわからない相手に面会という手段もありません。

 こうした事情から、相対的に電話の地位が高まり、昔で言うならば、電話することは相手に会いに行くことと同義。つまり、最高難度のコミュニケーションになったと思われます。

 昔は会うための日時を決めるのに電話を入れたように、今は電話をかけるための日時を決めるのにメールを入れる。そのことに何の不都合もないはず。これが今の人の電話観なのでしょう。

 昔の感覚のままでいまのITツールを使おうとすることが、いまの若者との齟齬を生む原因になっているのかもしれません。


 ここまでは筆者独自の分析ですので、間違っているかもしれません。ただ、相手に用があれば電話はいつかけても良いと思う人は、ときには相手の時間を奪っている可能性に思いをいたすべきでしょう。

 ところで「いきなり電話」は意外なことに、多くの女性から熱い支持を集めているのはご存じでしょうか。

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※イメージ

 もちろん仕事の電話ではありません。いきなり電話がうれしいのは「好意を寄せている人からかかってきた場合」のみだそうです。(水田享介)

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