「できる!」ビジネスマンの雑学
2023年04月24日
[790]一度は訪れたい島根・足立美術館

 ChatGPT から東京都足立区にあると言われている足立美術館。筆者はこれまで何度もChatGPT に訂正文を読み込ませていますが、いっこうにあらたまる気配がありません。このAIには本当に学習機能があるのでしょうか。もしくは価値のないと判断した情報は、あえて削除しているのでしょうか。

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※上記の回答はすべて間違っています。ChatGPT の創作物です。

 足立美術館は、島根県安木市にあるのですが、それを確かめるため、筆者は2023年4月半ばに行ってきました。

 取材のための個人旅行でしたので、観光バスやレンタカーを使わず、公共交通のみで足立美術館を目指しました。

 米子鬼太郎空港に到着したのが、午前11時近く。それからJR米子駅まで公共バスで移動。山陰線に乗り安来駅に。この駅からは美術館が運行する無料シャトルバスが頻繁に出ています。
 なだらかな山の連なりを眺めながら、バスに揺られること20分で、ようやく足立美術館に到着しました。

 米子空港から美術館までは、おおよそ1時間半から2時間を見ておけばよいでしょう。ただし、山陰本線は特急を含めても1時間に2~3本しか運行していないので、この所要時間は時刻表次第となります。

 時間に余裕のない方、駅の階段に不安のある方は、米子駅から直接、足立美術館に向かうことをおすすめします。

 肝心の美術館ですが、まず圧倒的な美しさの庭園に心を奪われます。

 来場者は庭園に降りることはできず、館内からガラス越しや柵越しに眺めるだけですが、それでも十分に堪能できます。

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 よく「借景」という言葉を耳にしますが、筆者は本物の借景を初めて体験しました。遠くの自然の山並みと中間の造園された築山、そして手前の植え込みなど、これらが一体となったときの借景庭園の見事さは、筆舌に尽くしがたい風景です。

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 その風景を館内を歩きながら、さまざまな角度から、そして枯山水から川の流れのある庭、大木越しに見る景色、遠くから聞こえる滝の音とその滝の流れる遠景を借りた庭園の様は、まさに風光明媚という言葉がぴったりです。

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※庭園の奥から流れてくる小川

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 横山大観の数々の名画を見ながら、日本庭園を見ることで、相乗効果のせいか、より絵の中に入り込むことができました。

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※写真右手奥に瀧が見える演出

 おおよそ1時間ちょっとの滞在でしたが、みやげ物を買う必要がなければ、十分に楽しむことができました。

 噂に違わぬ極上の庭園鑑賞と名画鑑賞ができる、島根県安木市にある足立美術館。

 こんどの大型連休にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。(水田享介)

※写真はすべて筆者撮影


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足立美術館
https://www.adachi-museum.or.jp/

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