「できる!」ビジネスマンの雑学
2026年02月09日
[1077]ノドグロ完全養殖に成功、近畿大学

 お魚の「ノドグロ」といえば、知る人ぞ知る超高級魚です。そのノドグロが完全養殖に成功したことがニュースになりました。

「白身のトロ」高級魚ノドグロの完全養殖に成功
近大、マグロに続け
 近畿大学は5日、高級魚のノドグロ(アカムツ)の完全養殖に成功したと発表した。
 「白身のトロ」と呼ばれる人気魚だが、漁獲時期が限られ、希少性が高い。大学によると、世界初の成功例・・・。
朝日新聞 2026年2月5日

 ここでいう「完全養殖」とは人工ふ化で育てた魚が卵を産み、その卵から繁殖能力を持つ魚が育つこと。閉鎖した環境で永続的に魚を養殖できることを指します。

 ノドグロの完全養殖に成したのはやはりあの近大(近畿大学)です。近大は完全養殖したクロマグロを「近大マグロ」というブランドで売り出しています。また、2023年にはニホンウナギでも成功しています。

 クロマグロにニホンウナギ、今度はノドグロ・・・ですか。高級魚ばかりですが、付加価値の高い魚種の完全養殖はその後の成果も大きくなるので、チャレンジのし甲斐があるのでしょう。

 ところで、ノドグロはどのくらい高級なのか。スーパーにはまず並ばない魚ですので、次の記事をご紹介します。

近大、世界初ノドグロ完全養殖 事業化めざす
ノドグロは豊洲市場(東京・江東)でマダイの10倍、マグロの5倍の高値がつくこともある高級魚。養殖技術を確立し、供給の安定を目指す。
ノドグロは北陸から九州の日本海側に生息する深海魚。脂質が豊富なことから「白身のトロ」とも呼ばれる。漁獲は少ないが人気が高く・・・。
日本経済新聞 2026年2月6日

 豊洲の市場価格でノドグロは「マダイの10倍、マグロの5倍の高値」となっています。これだけの高級魚が安定して流通すれば、その味を楽しむ人も増え、もっと身近な魚になることでしょう。

 実は筆者はノドグロは数回しか食べたことがなく、以前は焼き魚で、最近はお寿司でした。どちらも新潟市内の飲食店に限られています。

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※最前列中央が「ノドグロの炙り」

白身魚の王様「のどぐろ」を食べに新潟へ行こう
新潟県沖で水揚げされるのどぐろは、他と比べて脂肪量が2倍以上なのだとか。旨味が凝縮されたこの脂肪を軽く炙った、寿司や塩焼きが人気です。 
新潟観光ナビ 2018年8月13日

 新潟の地元民には「ノドグロは白身魚の王様」と呼ばれています。新潟の肌を刺す冬の寒さは雪になれない人間にはつらく感じますが、ノドグロのおいしさが厳しい寒さをいっとき忘れさせてくれます。

 ノドグロは一年を通して水揚げがあるそうです。産卵期の7~8月が脂がのり旬とされていますが、産卵準備に入る冬から早春にかけても身が充実して脂がのるので特においしくなるとのこと(新潟市)。

 夏もいいけど冬もおいしい「ノドグロ」・・・と聞けば、雪をかき分けてでも新潟に行きたくなりますね。(水田享介)

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