「できる!」ビジネスマンの雑学
2026年02月25日
[1082]うつろ舟を見逃すな!国立公文書館

 2020年4月、アメリカ国防総省は「未確認の飛行現象」の映像を機密解除し、ネットに公開しました。

 そこに映る不可思議な飛行物体に世界が驚愕しました。最新鋭の戦闘機でも捕捉できない超高速で不規則に飛び回るUFOが、次々と姿を現したからです。

UFO!? 米国防総省が映像を公開
米国防総省は27日、2004年と15年に海軍が正体不明の飛行物体を撮影した3本の映像を公開した。国防総省の報道官は声明で、「映像で観察された航空現象は依然として『未確認』とみなしている」とし、飛行物体の正体が分かっていない...。
※リンク先に映像あり=米国防総省提供 
読売新聞オンライン 2020年4月28日公開

 この映像が公開されるまで、「未確認飛行物体(UFO)」は科学知識を持たない人々の空想に過ぎないと米政府も米軍も主張してきました。同様にマスコミもこの話題には無関心を装ってきた経緯があります。
 しかし米国政府が公式にその存在を認めたことで一転。これ以降、米大手ニュースでもUFO事象をありのままに報道するようになりました。

 米政府はUFOだけに留まらずより広範囲の「UAP現象(Unidentified Anomalous Phenomena:未確認異常現象)」と呼称を改め、国家安全保障の観点から科学的な検証に取りかかることを明らかにしています。

 日本ではどうでしょう。実は、日本での「未知との遭遇」現象は縄文時代まで遡るとも言われており、「宇宙服を着た遮光器土偶」や「月に還るかぐや姫」、「天の羽衣」など数多くの超常現象が記録されています。江戸時代以降にもこうした現象は文書に残されています。

 その代表例が「うつろ舟」の呼称で有名な、江戸時代のUFO漂着事件です。

 享和3年(1803)2月22日、常陸国(現在の茨城県神栖市)の海岸に巨大なお椀型の何かが漂着したとの記録が文書に残されています。

 漂着した舟(うつろ舟)にはひとりの女性が乗っていて、60センチ四方の箱を携えていました。これを伝える文書にはうつろ舟と女性の挿絵まで描かれています。

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※「うつろ舟の蛮女」-『弘賢随筆』より

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※「うつろ舟」-『弘賢随筆』より

 国立公文書館ではこれを記録した文書原本、『弘賢随筆(ひろかたずいひつ)』を来たる2月28日(土)から一般公開します。

【『弘賢随筆』(うつろ舟) 原本展示 開催概要】
開催期間   :令和8年2月28日(土)~3月13日(金)
        ※3月1日(日)、8日(日)は休館
開催地    :国立公文書館 東京本館常設展示室
        〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園3-2
アクセス   :東京メトロ東西線 竹橋駅下車 1b出口 徒歩5分
開催時間   :午前9時15分~午後5時00分

『弘賢随筆』(うつろ舟)原本展示について
https://www.archives.go.jp/news/20260213.html


※国立公文書館のX(@JPNatArchives)より引用

 いろいろと不思議と謎の多いミステリアスな事件でした。この文書が今日まで伝えているのは、約220年前の聞き書きと想像図だけです。

 ところで、漂着したUFO形の舟と搭乗していた謎の女性は、その後どうなったでしょうか。その行方は査(よう)としてわからないままですが、顛末だけは原本に書き残されています。その真相を確かめるためにも、ぜひとも国立公文書館に足を運び、実物をご覧ください。

 これは事実か、それとも空想か。信じるか信じないか、それはあなた次第。それでは国立公文書館でお会いしましょう。(水田享介)

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【関連リンク】
◆独立行政法人国立公文書館 公式サイト
https://www.archives.go.jp/

◆デジタル展示「漂流ものがたり」:
https://www.archives.go.jp/exhibition/digital/hyoryu/index.html

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