「できる!」ビジネスマンの雑学
2026年04月17日
[1103]見えるのは今だけ、「パンスターズ彗星」

 今週末は、日本全国で楽しめる無料の天体ショーに酔いしれてはいかがでしょうか。

 昨年9月に発見された「パンスターズ彗星」が今週末、どなたでも観測できる可能性があります。

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※パンスターズ彗星の位置を拡大「(c)国立天文台」

パンスターズすい星 今月20日にかけ 明け方東の空で見えるか
「パンスターズすい星」が、地球に接近していて、国立天文台は、15日から4月20日ごろにかけての明け方の時間帯、条件がよければ東の空で観測できる可能性がある...。
NHK ONE 2026年4月14日

 国立天文台の発表によると、
「日本から比較的条件よく見えるのは4月中旬から22日頃までの明け方の空で、そのときの明るさはおよそ3等から4等になる」
とのこと。

 つまり、今週末から来週水曜日(4月22日)の、いずれの日も早朝が最も見つけやすいのです。

 星空を見上げる方角は以下の国立天文台の公式サイトでご確認ください。

(解説)パンスターズ彗星の観察チャンス(2026年4月)
4月18日から4月22日頃(明け方の超低空)
彗星の位置はとても低く、東北東の方向が地平線近くまで開けた場所での観察が必要となります。彗星の明るさは、約4等から3等程へと増していきます。よく晴れた空の澄んだ日に暗い場所で観察した場合には、かすかにぼんやりとした彗星の姿が肉眼で見える可能性があります。
ほしぞら情報2026年4月/国立天文台
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2026/04-topics04.html

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※パンスターズ彗星の位置「(c)国立天文台」

 彗星の特長は、その長く尾を引く姿。一度見たら忘れがたいほどのロマンチックな形状ですが、肉眼ではなかなか見られないそうです。

 また、この彗星はおそらく一度きりの観測になるとも言われています。ハレー彗星のようにいずれ戻ってくるチャンスはなさそうです。

 パンスターズ彗星は東北東の空、低緯度(緯度は11度以下:東京)に現れるため、東に地平線が見えるような場所に位置撮りが求められます。
 観測位置としては東の空が開けた山、東側に山や建物がない海岸、もしくは大きな河川などが理想的でしょう。

 4月の夜空はこれだけでは終わりません。彗星が飛び去ったあとの4月22日22時頃から「こと座流星群」が現れ始めます。
 「流星が最も多く見えるのは23日3時頃とみられ、空の暗い場所であれば1時間に10個程が見られる...」(国立天文台)そうです。

歴史の古い4月こと座流星群を見てみよう
2026年の4月こと座流星群の極大(注1)は、4月23日5時頃と予想されています。日本では多くの地域ですでに薄明が始まっている時間帯ですが、その直前の3時頃には、比較的条件良く観察できそうです。
ほしぞら情報2026年4月/国立天文台
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2026/04-topics03.html

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※4月こと座流星群と放射点「(c)国立天文台」

 さらには、この時期、土星・火星・水星の惑星大接近も観測できます。

3惑星が並ぶ劇的なパレードがスタート! いつ、どこに見える?
土星・火星・水星が大集合、最接近はいつ? 23日頃まで続く天体ショー
ナショナル ジオグラフィック 2026年4月16日

 彗星、流星群、惑星パレード...。短期間ににこれだけの天体ショーをまとめて観測できるチャンスはなかなかなさそうです。

 4月とはいえ早朝は冷え込むこともあります、防寒対策をしっかりとして観測を楽しみましょう。(水田享介)

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(注1)
流星群の「極大」とは、流星群自体の活動が最も活発になること、またはその時期をいいます。ある場所で見える流星の数には、流星群自体の活動の活発さだけでなく、その場所での放射点の高度や月明かりなども影響します。そのため、極大の日時と、それぞれの場所で多くの流星が見える日時とは、必ずしも一致しません。(国立天文台)


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