広島県呉市にある「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」は、リニューアル工事のため、2025年2月から一年以上にわたり休館していました。
このたびリニューアルを終えた同館は、2026年4月23日にリニューアルオープンします。
「大和ミュージアムリニューアルオープン日決定」
(大和ミュージアム・公式サイト内 2026年2月2日追記)![]()
※リニューアルオープン告知画像(公式サイトより引用)
先週の4月12日には、市内の子どもたちを招いたプレオープンイベントが開催されています。
4月23日リニューアル 呉市・大和ミュージアムで
市内の子どもたち招きプレオープン
今回のリニューアルでは、デジタルコンテンツを充実させたほか、貴重な実物資料などを生かした体験展示に力を入れています。船の操縦を体験できるコーナーや、実際に手で触りながら技術の原理や仕組みを楽しく学べるコーナー...。
(広テレ! 2026年4月12日)
このプレオープンでは父兄の付添も入場可能とのこと。実質的に呉市民へのお披露目式となっています。
では、リニューアルでどこがどう変わったのでしょうか。
広島を地元とする情報サイト「広島ニュース 食べタインジャー」様のレポートにその詳細が紹介されています。
呉・大和ミュージアム、デジタル・実物・模型アップデートで充実化!操縦体験も
展示数も今回のリニューアルでおよそ300点増となり、総数2100点の資料を展示。見せ方や見る角度、説明の仕方、表現方法などを変え より理解の深まるミュージアムへと変化...。
(広島ニュース 食べタインジャー/伊藤みさ 2026年4月19日)
大きく様変わりしたのが、3階フロアにある「科学技術展示室」とのこと。筆者の記憶では船舶の専門的な機器が並ぶ、無骨な感じの展示でした。
そこに航空機の各種パーツが並び、呉の歴史に航空史も加わりました。また子ども達に船を組み立てる積み木が用意され、体験して学べるようになっています。
メインとなる展示物はやはり、戦艦大和の10分の1、全長26.3mの模型ですが、数多くの箇所が刷新されているそうです。
わかりやすい変更箇所は船首の菊の紋章。いまも海底に眠る実物の大和を調査して、これまで直径1.5mと思われていたところ、実際は1.0mと判明。模型でも15cmを10cmに変更しています。![]()
※リニューアル前の戦艦「大和」の模型(写真はすべて筆者撮影)
詳しい改修箇所は大和ミュージアムの公式チャンネルからご確認ください。
令和6~7年 ―呉市海事歴史科学館― 大和ミュージアム 10分の1戦艦「大和」整備事業の記録
(大和ミュージアム・公式チャンネル 2026年3月29日)
また、大和ミュージアムが閉館中に開設していた「大和ミュージアム サテライト」は2026年3月30日をもって閉館しましたが、2026年4月23日より再オープンします。
「大和ミュージアム サテライト」公式サイト
https://yamato-museum.com/satellite/![]()
※模型の大和にも零式観測機の姿が!
ここでは戦艦「大和」に搭載された「零式観測機」の実物大模型、呉海軍工廠の歴史のパネル展示、艦船の図面資料のデジタル展示など、盛りだくさんです。![]()
※戦艦「大和」の後部甲板にたたずむ零式観測機
「大和ミュージアム」は我が国がたどってきた戦争の歴史を技術的な側面から正しく見つめた数少ない博物館となっています。
今回のリニューアルではその展示がさらに幅広い世代に伝わるよう、数多くの工夫が凝らされています。ぜひとも訪れたい価値あるミュージアムですね。(水田享介)
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【関連サイト】
大和ミュージアム・公式サイト
https://yamato-museum.com/