「できる!」ビジネスマンの雑学
2018年05月16日
[542]お母さんにアジサイ。カーネーションだけではない「母の日」

 先週、5月13日の日曜日は「母の日」でした。

 お母さんに感謝の言葉を添えて花束を贈った方、逆にお子さんから受け取った方も多いことでしょう。

 「母の日」に贈る花といえば、カーネーションが定番でした。というより、カーネーションといえば、「母の日」を思い浮かべるほど定着していました。

 ところが最近では様相が一変。「母の日」にアジサイや蘭を贈る人が増えているそうです。

 その背景には、従来の慣習にとらわれず、お母さんに一番喜んでもらえるものを選びたいという人が増えたことがあるようです。

2018051601.jpg
※アジサイ「ダンスパーティ」(筆者育成)

 栽培農家もアジサイを温室栽培にするなどして、「母の日」にあわせて早咲きの工夫をしています。

「母の日」定番化 島根アジサイ 需要増え続ける万華鏡、銀河
 5月の「母の日」に贈る花の定番となったアジサイの出荷が、出雲市を中心に島根県内で始まっている。(中略)
 アジサイは母の日の需要が最も高く、1月下旬からハウスの加温で促成栽培される。
(山陰中央新報 2018年4月27日掲出)

 アジサイは手ごろな価格で求めやすく、鉢植えなら1~2ヶ月も花を楽しめるうえ育てやすいことが特長。切り花のカーネーションとは違って、長く楽しめる点が喜ばれているそうです。
 また、アジサイの大きく色鮮やかな花が「インスタ映え」することも人気の理由とのこと。SNSの影響はここにも現れていますね。

 「母の日」ならカーネーション、というこだわりが薄れ、贈答花が多様化するのは決して悪いことではなさそうです。
 というのも、5月になるとカーネーションの需要が集中して、値段が急に高くなったり、「母の日」を過ぎると一気に需要がなくなるなど需給のアンバランスがしばしば起きていました。

 そういえば、「母の日」翌月の6月は「父の日」です。

 今年の「父の日」は、6月17日の日曜日。

 アジサイが花盛りとなるのは6月中旬の梅雨の時期です。日本各地で開かれるアジサイ祭りもこの頃に集中しています。

 お父さんのみなさん、ことしの「父の日」はそれとなくアジサイをリクエストするのもいいかもしれませんね。(水田享介)

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