外出の際にもっとも困ることが落とし物をすることでしょう。電車の網棚に何気に置いたカバン、気がついたらとっくに外れていたイヤホン、財布、傘、スマホ・・・。大事なモノほどうっかりとなくした経験は誰しもあります。
ひとたび落としたりなくしたものが無事に持ち主に戻ることなど、あまり期待はできませんでした。それが高額商品になればなるほど・・・。
ところが令和の今、落とし物の対応に流行りのAIを使ったシステムが登場しました。昨年から首都圏の私鉄などで導入が進んでいます。
京浜急行も導入 落とし物どう探す 通信アプリやAIの新システムで効率的に
駅の構内や電車での落とし物をした人と、通信アプリのチャット機能やAIの画像認識技術を使ってやりとりして効率的に探そうというシステムの導入が広がっています。どんなシステムなのか、・・・。
(NHK 首都圏ナビ 2024年3月26日)
このシステムを導入した結果、返却率が大幅にアップしたことがわかりました。その返却率は実に3倍にもあがったそうです。
午後5時台 落とし物・忘れ物がすぐに見つかる 買える最新事情
大型連休になると忘れ物が増えるという研究も。AIを使い持ち主への返却率が3倍にアップしたという会社を取材・・・。
(午後LIVE ニュースーン 初回放送日:2025年4月21日)
この落とし物の照合システムは、現在では首都圏の私鉄、JR東日本をはじめ、1200施設にまで採用が進んでいます。
新たな感謝を生み出す落とし物プラットフォーム
落とし物が必ず見つかる世界へ
当社は「落とし物が必ず見つかる世界へ」というビジョンのもと、
「新たな感謝を生み出す、世界的な落とし物プラットフォームを創る」をミッションに掲げています。
(株式会社find)
https://www.finds.co.jp/
AIといえばまるで人間のような流ちょうな対話能力や文章力、すぐれた分析能力などが持て囃されています。
しかし、こうした地道なお悩み解決にも貢献できるとは、まさに目から鱗が落ちる、といえますね。(水田享介)