国立歴史民俗博物館(略称:歴博)は、2025年5月24日(土)、同館講堂にて第45回 歴博映画の会を開催、『沖縄久高島のイザイホー』、『沖縄久高島のイラブー』の2作品を上映します。
【概要】
名称:第45回 歴博映画の会
日時:2025年5月24日(土) 10:20~16:00(10時開場)
入場無料 事前申込不要 当日先着240名
場所:国立歴史民俗博物館講堂
〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117
進行:1.『沖縄久高島のイザイホー』
2.監督岡田一男氏によるトーク
3.『沖縄久高島のイラブー』
4.監督岡田一男氏によるトーク
5.質疑応答![]()
リンク:
第45回 歴博映画の会「沖縄久高島の民俗-『イザイホー』と『イラブー』」
https://www.rekihaku.ac.jp/event/2025_eiga_45.html
「イザイホー」とは沖縄久高島で12年に一度、午年に実施されていた祭礼。この島では巫女を中心とした神女組織があり、この「イザイホー」を600年以上の昔から継承してきた。島の女性が祭礼を執り行うには「イザイホー」の儀式を経る必要があり、「イザイホー」はいわば神女への就任儀礼となる重要な秘儀となっている。
映画『沖縄久高島のイザイホー』は1978年、16mmカラーフィルムで撮影された映像を2021年に高精細映像にデジタル化した。ナレーションは草野仁氏。
「イザイホー」の祭礼はこの撮影の年を最後に途絶。すでに40年以上開催されておらず、その存続と継承が危ぶまれている。
なお、次回の午年は2026年(丙午:ひのえうま)であり、順当であれば来年が「イザイホー」の開催年になる。
また、『沖縄久高島のイラブー』では「イザイホー」の供物「イラブー」(エラブウミヘビなどのくん製)作りを記録した映像をもとに、新たな取材映像を加えた新作となる。
2作品の監督を務めた岡田一男氏のトークと質疑応答を交えて、伝統文化の継承に果たす映像の役割について参加者と一緒に考えるイベントとなっています。(水田享介)
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【関連サイト】
国立歴史民俗博物館・公式サイト
https://www.rekihaku.ac.jp/