「できる!」ビジネスマンの雑学
2025年07月11日
[996]知ってた?7月17日は「東京の日」

 来週の7月17日は「東京の日」だそうです。

 まだ元号が明治ではなかった1868(慶応4)年のこの日(旧暦)、明治天皇の詔勅により「江戸ヲ東京ト称スノ詔書」が発布されました。

「江戸ヲ東京ト称ス」
(国立公文書館所蔵)
https://www.archives.go.jp/exhibition/digital/henbou/contents/03.html

 ただ、歴史を紐解くと、このとき明治天皇はいまだ即位の礼も執り行っておらず(8月27日実施)、東京へ引っ越したのは同年10月13日。話題先行の先走った詔勅だったことがわかります。

 筆者は東京に住んで50年近くになりますが、「東京の日」の存在を知らずにいました。また、お祝いの類いの行事が催されたという記憶もありません。

 公文書で「江戸から東京へ」と高らかに宣言している割には旗日でもなく、少しさびしい記念日といえるでしょう。

 そんななか、歴史に埋もれた「東京の日」を盛り上げようと、創業二百年を越す老舗和菓子店が立ち上がりました。

 アメやきんつばなどの和菓子で有名な榮太樓總本鋪では、「東京の日」にちなんだ新商品「浮世絵パッケージ ひとくち煉羊羹」を7月17日に発売します。

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※ひとくち煉羊羹

【商品詳細】
●商品:浮世絵パッケージ ひとくち煉羊羹
●内容量:ひとくち煉羊羹5種(小豆・小倉白小豆・黒糖・抹茶・ほうじ茶)
●パッケージデザイン
・東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」
・喜多川歌麿「ポッピンを吹く娘」

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※パッケージ

 販売は東京・日本橋の榮太樓總本鋪 本店、百貨店など。榮太樓公式オンラインストアでも取り扱うそうです。

榮太樓公式オンラインストア
(https://www.eitarosouhonpo.co.jp/)


 ちなみに「東京の日」前後は、夏休み直前でもあり梅雨明けは間近、久し振りの祝日「海の日」など話題に事欠きません。

 7月17日の「東京の日」がお祝い行事として、東京にそして日本に根付くのか、楽しみに見守りたいですね。(水田享介)

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【関連リンク】
榮太樓總本鋪・公式サイト
https://www.eitaro.com/

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