来週の月曜日(2025年10月6日)は「中秋の名月(十五夜)」です。
中秋とは旧暦の8月15日のことで、今年は10月6日がこの日に当たります。
今年、中国では国慶節(10月1日)と中秋節が重り、10月1日から8日までの8連休という大型連休となっています。
中国「国慶節」8連休スタート、延べ23億人が移動
人気首位は日本
中国で1日、国慶節(建国記念日)と中秋節に伴う8連休が始まった。中国交通運輸省は連休中に延べ23億6000万人が公共交通機関や自家用車で出かけると予測する。旅行会社によると、海外旅行の人気目的地では日本が首位...。
(日本経済新聞 2025年10月1日)
この期間は中国からの訪日客が特に多くなると予想されます。日本への旅を楽しく過ごしていただけるようお持てなししたいですね。
さて、来週月曜日に迫った中秋の名月ですが、はたしてまんまるのお月様を見ることはできるのでしょうか。
来週10月6日(月)は中秋の名月
十五夜お月さま見える天気?
(ウェザーニュース 2025年10月2日)
お天気サイトの予想(2025年10月2日時点)では、東北~北陸~山陰は雨、関東は山沿い中心に雨となっていて、日本中の人が「中秋の名月」、いわゆる「十五夜お月さま」を愛でるのは少し難しそうです。残念。
名月は期待できなくてもさすがは「中秋の名月」。他にも楽しみがあります。![]()
※伝統的な「十五夜お月さま」のイメージ
十五夜の「月見団子」、「芋名月」は有名ですが、おはぎ、かしわ餅、へそもちなどを振る舞う地域もあるそうです。
少し強引ですが、10年前の当コラムでは「中秋の名月」は日本版ハロウィンとご紹介しています。
[167]日本古来のハロウィン、地蔵盆、芋の名月さん
子供たちがお菓子をもらいに、地域を練り歩く行事...。関西では「地蔵盆」、日本全般では「芋の名月さん」と呼ばれ、子供たちがお菓子をもらいに地域を歩き回るあたりは、ハロウィンそっくりです。
(当コラム 2015年11月02日)
https://www.asuka-g.co.jp/column/1511/007824.html
筆者宅では今年、早々に「お月見スイーツ」を用意しました。![]()
※十五夜用の「月餅」と十三夜用の「栗羊かん」
月餅はハスの実を餡にした蓮蓉(れんよう)月餅で中国では一般的な製法のもの。十三夜の栗名月にちなんで栗羊かんも用意しました。
月を愛でることは叶わずとも、お腹がふくれればそれもまたよし、ですね。(水田享介)