Googleはパソコン向けの新OSとなる「Aluminium OS(仮称)」を開発中で、早ければ2026年にも提供(リリース)を始めることがわかりました。
ニュースによるとGoogleの求人情報には「新しいAndroidベースのOS"Aluminium"に関する製品管理」の職と明記してあるそうです。
GoogleはChromeOSをAndroidベースの
PC向け新OS「Aluminium OS」に置き換えようとしている
同社はChromeOSとAndroidを統合した「Aluminium OS」というコードネームのデスクトッププラットフォームを開発している・・・。
(Gigazine 2025年11月25日)
ChromeOSは教育用の低価格PC向けOSとして2009年に発表され、Chromebookというハードウェアも登場しました。
ただ、PC市場ではWindowsやMacの牙城を崩すまでには至らず、ChromeOSは教育用端末専用の地位に留まっていました。![]()
※Androidキャラクター「ドロイド君(Bugdroid)」
学生時代に使われても社会に出たらWindowsやMacに切り替えられるのでは、OS開発企業として成功しているとは言いがたい状況です。
ではAluminium OSはどのようなOSになるのでしょうか。まだ発表前ですが、すでに予想記事が出ています。
Google、PC向け新Android OS「Aluminium OS」を準備中
Aluminium OSは、Googleの生成AI「Gemini」と深く統合された設計になる・・・。
対象デバイスはノートPCだけではなく「タブレット」「着脱式2-in-1」「小型PC」など多岐にわたる模様。WindowsやmacOSが独占してきたハイエンドPC市場にも、Googleが本格参入・・・。
(スマホダイジェスト 2025年11月25日)![]()
※イメージ
記事によるとAIと統合された新型OSで、タブレットからノート、高性能デスクトップまでランク分けしたOSで対応とのこと。
かつてのAIといえば、レポートや宿題をこなし難問を解いてくれる知恵袋でしたが、いまではお買い物機能まで取り込み、日常生活をサポートするガジェット化に邁進しています。
ChatGPT新機能「ショッピングリサーチ」
おすすめ商品ガイドを作成
ChatGPTがインターネット上のECサイトなどを巡回し、信頼性の高い情報源を調査。また、過去の会話やChatGPTのメモリーも活用し、パーソナライズされた購入ガイドを作る・・・。
(Impress Watch 2025年11月25日)
AIの利用形態が大きく変容を遂げつつある今、最初からOSに統合しておけば今後のダイナミックな変化に追随することも容易でしょう。
世の中はようやくWindows10と別れ、Windows11に慣れ始めた所ですが、来年のOS市場はまたひと波乱が起こりそうな予感がします。(水田享介)