夏休みも佳境を迎えた今週、小学生の皆さんはそろそろ自由研究に取りかかる頃でしょうか。
自由研究のテーマに悩む親子の皆さんに、ぴったりの課題が見つかりました。
観察したり長期間の記録もいらず、天文学や生命科学の深淵を探求できるすぐれた問題です。すでに50年近く研究されていますが、解決の糸口すら見つからない難問でもあります。
そのテーマとは、「宇宙人はいるのか?」
宇宙人はいる? いて座の方角から72秒間捉えた強い電波
正体不明の「Wow!信号」...「探査はこれから転換点」
謎めいた電波信号が米国で受信されてから50年となる来年8月に合わせ、日本の研究者らが世界合同観測をしようと呼びかけている。
(読売新聞オンライン 2026年8月7日)
先日の新聞記事によると、1977年8月15日に宇宙からの謎の電波を米オハイオ州立大学で受信したそうです。
「宇宙人探しの鍵とされるのが77年8月15日(日本時間16日)に米オハイオ州立大の「ビッグイヤー電波望遠鏡」で観測された電波だ。いて座の方角から受けた強い電波を短くとも72秒間、捉えた。」(上記記事より引用)![]()
Credit: Big Ear Radio Observatory and North American AstroPhysical Observatory (NAAPO). -
http://www.bigear.org/Wow30th/wow30th.htm
電波通信技術を持つ知的生命体からの連絡だ、という人。ただのノイズにすぎないと反論する人。残念なことにその電波の内容は約50年経った今も解明されていません。
宇宙からきた謎の強力な「Wow! シグナル」の発信源?
信号方向に太陽に似た恒星が存在
(SORAE 2020年12月1日)
「Wow! シグナル」は以下の動画で聴くことができます。![]()
The Alien Wow Signal, 72 sec, at 1420.4556 MHz,
New View! Aug 1977, UFO Sighting News. - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=OkycNvrpjCs
(UFO Sightings Daily Website 2013年8月30日)
※ノイズ音声が出ます
もし日本の小学生がこの電波記録から意味のあるメッセージを発見できたら、自由研究としては破格の5重丸がもらえるでしょう。いや、世界中の科学者を差し置いてノーベル賞に手が届くかも。
ところで「宇宙人」とはどんな生命体でしょうか。その定義とはなんでしょうか。
地球外の宇宙空間や惑星で、細胞か微生物かもしくは生命の痕跡でも見つかれば、それは「地球外生命体」ですから、広い意味では宇宙人の発見となります。
しかし、私たちが宇宙人に望んでいるのはそれではなく、その姿かたちを目で見たり、会話をしたりすることです。願わくば彼らが持つ先進技術を学び、UFOにも乗せてくれる友好的な「知的生命体」であってほしいのです。
わたしたちの地球では、生命でもないAIが普及して、技術革新に役立ったり、日常会話も交わしています。UFOに近い乗り物もいずれ設計するかも知れません。それでもAIは宇宙人の範疇には入りません。地球内で造られた自意識のない知識の詰め合わせに過ぎないからです。
最近のニュースで、AIが新しいウイルスを設計して、実際に増殖が確認できたそうです。
AI使い全く新しいウイルスの設計に成功 米大学が発表
アメリカの研究者らが、人工知能(AI)を使い、全く新しいウイルスの設計に成功したと発表した。ウイルスは完全に機能し、研究室で複製可能だという。
AIによるゲノム(全遺伝情報)設計に成功したのは初めて。
(BBC NEWS JAPAN 2026年8月7日)
元記事:Artificial Intelligence used to design brand new viruses
(BBC 2026年8月6日)
「生命体ではないAIが、ウイルスという生命体を造形している」という事実は受け入れがたいものです。
どうやらわたしたち地球人は、地球外の星で自然発生した生命体で人類のように呼吸したり食事したりしなければ宇宙人とは認めたがらないようです。
人類は自分以外の生きた存在を、本気で求めているのでしょうか。
-ときどき火星に仲間を欲しがったりする-
(『二十億光年の孤独』より・谷川俊太郎)
人類は宇宙人を求めながらも、その定義のハードルはどんどん上げているようです。遠くの星からその様子を観察している宇宙人はどう思っているのか。さぞや迷惑でしょうね。![]()
ところで、人類は宇宙人と遭遇したあと、どうしたいのでしょう?
質問、握手、抱擁、レントゲン撮影、それともMRI検査。まさか、解剖?-それはないですよね。
ではどうやって宇宙人を生命体と確認するのでしょうか。宇宙人だって身の安全のためにAIロボットを遣わしているかもしれませんよ。
筆者の推測に過ぎませんが、宇宙人は人類とのファーストコンタクトの内容は事前に知っておきたいはずです。そんなことはあとまわしにして、研究者たちは宇宙人捜しに夢中です。はたしてそれで成功につながるのでしょうか。
そんなことを考えながら筆者は深夜、「いて座」の方角に隕石を放ってみました。宇宙から「いてっ!」という声が返ってきた気がした。(水田享介)