トクする!情報成長術
2020年02月26日
第91回・ドリンクバーパスポート
drink bar.jpg


最近はいろいろなパスポートスタイルのサービスがあります。
テーマパークの年間パスポートは有名ですよね。年間料金を支払えば、1年中そのテーマパークに行き放題なのです。私の友人はそこの近くに住んでいるので、公園に行くように頻繁にそのテーマパークに行っていてうらやましく感じました。


さて私は今回、とあるパスポートを手に入れました。
それは、近くのレストランのドリンクバーパスポートです。
お正月に食事をした時に、福袋が売られていて、それを買った人ならもれなくもらえる、というものでした。


なんとなくお正月でいい気分だったのと、ドレッシングやジャムも一緒に入っていておトクだったので衝動買いしてしまったのですが、家に帰ってそのパスポートを見たら、想像以上におトクでした。


普段は200円ほどのドリンクバーが、8月末までずっと無料なのです。しかも、同伴の人全員が無料というのだから胸が踊りました。我が家は家族3人なので1度お店にいけばそれだけで600円ものサービスを無料で受けることになります。相当な太っ腹だと言えるでしょう。


こちらも「無料のドリンクバーがあるしあのお店に行こう」という気持ちになるので、明らかにそのレストランに足が向く回数は増えています。これはなかなか新しい集客方法だなと感じました。


先日、とある焼肉チェーンが焼肉食べ放題パスポートを売り出しましたが、大人気となり、店がパスポートのお客様で連日満員となってしまったため、あっというまに販売中止となってしまいました。何しろ焼き肉が1ヶ月たった11000円で食べ放題だったのですから、人気が出るのも当然です。


パスポートスタイル(サブスプリクション)の価格設定はかなり難しそうですが、ものすごくおトクでなくても、ほどよいおトク感があれば、人は充分にお店に戻ってくる気がします。
(作家・内藤みか(@micanaitoh))

illustration...Kakky

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