トクする!情報成長術
2020年06月10日
第131回・昔のドラマの楽しみかた
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最近は、以前放送されていたドラマがネット配信される機会が増え、楽しんで観ています。「高校教師」「野ブタ。をプロデュース」など、名作がたくさんあったなとしみじみ感じています。いい作品は、時が経過してもなお、胸に残りますね。子どもたちも夢中になって観ています。



私が一番ハマっているのは、なんといっても「ごくせん」です。極道の孫である女性が、高校教師となるという設定もすごいですし、その赴任先が不良が大勢いる高校というのもまたすごい。そしてその女教師を演じる仲間由紀恵さんが生徒たちに啖呵をきるのが、カッコイイのです。



今は教師が生徒になにかひどいことを言うと、クレームがついたりするので、なかなかこうしたことを言いはなつ勇気を出せる先生はいないかもしれません。でも、乱暴な言葉であっても、心底生徒を思っていることが十分伝わってくるので、彼女は次第に不良学生たちに慕われるようになっていくのです。



昔のドラマは、原作も一緒に楽しみやすいのです。たとえば「ごくせん」はコミックスをDMMやTSUTAYAが安くレンタルしていますし、「Mee」というコミックアプリでは1話30円で読むこともできます。すでに連載が完結しているので、格安で一気に楽しむことができるのがいいところです。



以前のドラマで、今観てもなお楽しめるものの中には普遍的な何かが入っています。それは何なのかということを考えながら観ると、大きなヒントを得られることも多いのです。
(作家・内藤みか(@micanaitoh))



illustration...Kakky

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