今年、2026年は作家・吉村昭の没後20年、また『星への旅』で太宰治賞を受賞してから60年目という節目の年となっています。
東京・三鷹市にある「三鷹市吉村昭書斎」では吉村昭の命日にあたる7月31日に「悠遠忌(ゆうえんき)」を開催します。![]()
※「三鷹市吉村昭書斎」遠景![]()
※エントランス
当日は、通常施錠されている玄関を開錠し、吉村が「出勤」していたように玄関から書斎の中まで入ることができます。
また、11時、15時、16時から20分程度、学芸員が解説を行います。![]()
※「三鷹市吉村昭書斎」看板![]()
※書斎玄関
三鷹市吉村昭書斎
「悠遠忌 特別イベント~書斎内観~」
日時:2026年7月31日(金) 10:00~17:30
参加費:100円(入場券または年間パスポートが必要)
主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団
公式サイト・悠遠忌 特別イベント
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/yoshimura/event/20260731/![]()
※書斎
「悠遠忌」の由来は、越後湯沢の墓碑に刻まれた自筆の「悠遠」の文字から名付けられているとのこと。
また、三鷹市吉村昭書斎では2026年7月23日(木)より、以下の要領にて企画展示を開催いたします。
「没後20年・太宰治賞受賞60年
三鷹の作家・吉村昭と田野畑村」
公式サイト・企画展示
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/yoshimura/event/20260723/
開催期間:2026年 7月23日(木) ~ 2027年 1月11日(月・祝) 10:00~17:30
休館日:月曜日
※休館日は公式サイトよりご確認ください。
入館料:交流棟無料、書斎棟100円
※中学生以下、障害者手帳持参の方とその介助者、校外学習の高校生以下と引率教諭は無料
※「東京・ミュージアムぐるっとパス」利用者は無料
※年間パスポート300円(購入日から1年間有効。受付にて販売)
岩手県・田野畑村を訪れた吉村はここで『星への旅』執筆のインスピレーションを受けています。この作品で吉村は太宰治賞を受賞。同時期に『戦艦武蔵』を発表。長い雌伏の時を経てのデビューでしたが、その後は大作家への道を着実に歩み続けました。
また、この地は旧幕府軍と新政府軍の海戦を描いた歴史小説『幕府軍艦「回天」始末』の舞台でもあり、吉村と田野畑村の縁(えにし)の深さを感じられる展示となっています。![]()
※交流棟
吉村昭は原稿の締め切りに遅れたことがなく、書き上げた原稿はいつも金庫にしまっておいたそうです。締切日に編集者が訪問するとその金庫から完成原稿を手渡すのが日常でした。
ある歴史小説では新聞連載が始まった時、すでに最終回までの原稿がその金庫に収められていたという逸話を筆者は読んだ記憶があります。
筆者もいつの日か吉村先生のような「大作家の振る舞い」をしてみたいと思っていますが、その現実は金庫どころか原稿用紙も持たず、画面に向かって締め切りに追われる日々を過ごしています。残念と言うほかありません。(水田享介)
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【関連リンク】
三鷹市吉村昭書斎 Mitaka City Yoshimura Akira Writing Room
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/yoshimura/