先日、英文の資料を翻訳付きで閲覧していた時、見慣れない単語に出くわしました。
日本語訳に誤りはなく内容は理解できましたが、問題は英文に紛れ込んでいた奇妙なワード、シャーデンフロイデ(Schadenfreude)なる単語です。
英文の中に明かなドイツ語「Schadenfreude」とはこれいかに。
調べてみるとこの単語、英語圏では日常会話の中でよく使われているようです。筆者が知らなかっただけでした。
Schadenfreude(シャーデンフロイデ)とは、なんでしょう。![]()
※イメージ
Schaden(被害・損害)+ Freude(喜び) を組み合わせたドイツ語です。
(他人の)損害の喜び、とは・・・。まさくし日本語でいうところの「他人の不幸は蜜の味」そのもの。ネットで使われる「メシウマ」(他人の不幸でごはんがおいしい)の意味に他なりません。
なぜ英語圏ではそんな意地の悪い言葉をドイツ語のまま使い続けているのでしょうか。
その理由としては、英語にはこういう感情を言い表す単語がそもそもなく、ドイツ語からそのまま借用して定着した、とのこと(AI調べ)。ちょっと眉唾ですね。
他の理由としては、英語の中に外国語を挟むことで、知的なニュアンスを含ませたり、皮肉がより効果的に演出できるそうです。
もうひとつ、言語学的な解説として興味深いのは「単語+単語」という複合語で新しい概念や単語を生み出す力は、ドイツ語の方が多彩だったからという理由でしょう。
英語は複合語であってもその意味が単語レベルで終わるのに対して、ドイツ語では抽象的な概念や複雑な感情のニュアンスまでを表現できるからだそうです。
ここまでの説明は、AI(Gemini)の説明に過ぎず、筆者には確認のしようがありません。
ここからは筆者の考えに過ぎませんが、こんな嫌みな感情の言葉がもし英語にあったとしても使いづらかったと思われます。日本語に該当する「他人の不幸は蜜の味」もそうですが、あまりに具体的すぎて雑談の中で使うと、使った本人の人格が疑われそうです。
ここでたったひと言、「シャーデンフロイデ(Schadenfreude)」だね。
と言い切った方がトゲがなく、またドイツ語なら心理学的分析のようでもあり毒気は薄められるのでしょう。そのあたりが正解かもしれませんね。
現代ではSNSの中でこのシャーデンフロイデ現象が広がっているとの指摘もあります。
他人の不幸を喜ぶ人が増えている、その要因と負の感情の制御法
専門家が分析しつつ、「シャーデンフロイデ」から抜け出す方法をアドバイス
(ナショナル ジオグラフィック 2023年8月23日)![]()
※イメージ
たとえ「メシウマ」と思う気持ちがあったとしても、それが決して誰のためにもならないことを早く自覚するべきです。また、不運や不幸を聞いたり目にしたら、励まし助けられる人になりたいし、そうありたいものです。
英語にもっと前向きな外来語はないものか調べてみると、今の季節にピッタリの言葉がありました。
「wanderlust(ワンダールスト)」
ドイツ語の「wandern(歩き回る)」と「Lust(欲望)」に由来する「wanderlust(ワンダールスト)」。その意味は・・・、
「旅情」、「わき上がる旅心」
というなんとも詩的な言葉として英語圏に定着しています。日本語では「旅の虫のうずき」、「放浪衝動」とでも訳せそうですね。![]()
※イメージ
今年の夏休みは、ワンダールストな感情を大切に気の向くまま足の向くまま、夏の旅に出かけてみてはいかが。(水田享介)
※お詫びと訂正:このコラムでご紹介していた英文はすべてAIの創作物でした。すべて削除しました。申し訳ありませんでした。