「できる!」ビジネスマンの雑学
2016年10月12日
[303]手のひらサイズのミニファミコンが登場

 任天堂から、懐かしいゲーム機が新登場です。一世を風靡したあのファミコン(FC)が赤白のデザインはそのままに、手のひらサイズとなって11月10日に発売されます。しかも30タイトルの人気ゲームも内蔵。これならしばらくは遊び倒せそうですね。

「任天堂 ニュースリリース 2016年9月30日」
【リリースタイトル】
『手のひらサイズのファミコンに30タイトルを収録
「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」
11月10日、メーカー希望小売価格5,980円にて発売』

 筆者が初めてファミコンに触れたのは、1983年に初代FCが発売された直後、ゲーム好きの友人宅でした。非力な8ビットCPUと荒い画素、ど派手な画面に失望する筆者とは違い、友人のMくんは熱心にカモ撃ちゲームに興じていました。
 その後、Mくんはゲーム評論(※1)を始めると、ついで本格的RPGゲーム(※2)まで作り、こちらも大ヒット。いちやく時の人となりました。
 Mくんに引きずられるようにゲームの世界に足を踏み入れた筆者も、気が付けばゲームクリエーターとなっていました。

 ファミコンの登場は、筆者やMくんにとって運命を変えたコンピューターと言えるでしょう。今回のミニファミコン発売は、激動の当時を思い起こさせてくれるメモリアルな一台です。
 ただ、このミニファミコンには、筆者が今も大切に保有しているFCカセットを挿す場所が見当たらないのが残念でなりません。

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手のひらサイズのファミコン「ニンテンドークラシックミニ ファミコン」発売決定
「マリオ」に「パックマン」、「悪魔城ドラキュラ」まで、30タイトルを収録
 任天堂は、家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」の本体サイズを約60%に縮小した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」を11月10日に発売する。価格は5,980円(税別)。

 本製品は、かつて1983年の誕生以来ゲームの歴史の一端を担ってきた「ファミコン」を手のひらサイズ(実機の約60%)で再現したもの。

 「マリオブラザーズ」や「パックマン」、「ギャラガ」といった往年のタイトルを30本収録。HDMIケーブルを用いてモニターと接続することで収録されたタイトルをプレイすることができる。

【収録タイトル一覧】
「ドンキーコング」 「マリオブラザーズ」 「パックマン」
「エキサイトバイク」 「バルーンファイト」 「アイスクライマー」
「ギャラガ」 「イー・アル・カンフー」 「スーパーマリオブラザーズ」
「ゼルダの伝説」 「アトランチスの謎」 「グラディウス」
「魔界村」 「ソロモンの鍵」 「メトロイド」
「悪魔城ドラキュラ」 「リンクの冒険」 「つっぱり大相撲」
「スーパーマリオブラザーズ3」 「忍者龍剣伝」 「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」
「ダウンタウン熱血物語」 「ダブルドラゴンII ザ・リベンジ」 「スーパー魂斗羅」
「ファイナルファンタジーIII」 「ドクターマリオ」 「ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動」
「マリオオープンゴルフ」 「スーパーマリオUSA」 「星のカービィ 夢の泉の物語」
GAME Watch 2016年9月30日掲出)

 筆者が上記タイトルのうちプレイしたものは、
 「ドンキーコング」、「マリオブラザーズ」、「パックマン」、「ドクターマリオ」程度です。
 ゲームクリエーターはきわめて忙しく、他人が作ったゲームをプレイする時間はなかなか取れないものです。

 筆者はMくんの出世作「ドラクエ」すらプレイしたことがありません。仕事が忙しかったことを理由に、老後の楽しみに取って置くからねと言っていました。

 ところが、本音は別の所にあったのです。プレイした方はご存じの様に、この頃のカセット式FCゲームは、ゲームを途中で保存するには長たらしい「呪文」を書き残す必要がありました。
 それを書き写すのが面倒だったというのが真相です。呪文を書いた紙もなくしやすいですからね。そのために、当時は必死になってあの呪文を丸暗記したり、電源を何ヶ月もつけっぱなしにしていた子供たちもいたそうです。スゴイ情熱ですね。

 ゴメンね、当時小学生、中学生だった君たち。ゲームクリエーターは君たちほどゲームに熱くはなれなかったのだよ。(水)

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関連リンク
※1 「ファミコン神拳」(『週刊少年ジャンプ』連載)
   ファミ熱!!プロジェクト
※2 「ドラゴンクエスト 1・2・3」、「METALMAXシリーズ」


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