福岡市美術館では現在、『小磯良平展』を開催中です。会期は2026年6月21日(日)まで。
【福岡市美術館 特別展】
小磯良平展―幻の名作《日本髪の娘》
会期:2026年4月18日(土)~6月21日(日)
観覧料:一般/1,700円、高大生/1,100円、中学生以下/無料
開館時間:午前9時30分~午後5時30分
※入館は閉館の30分前まで。 
※《日本髪の娘》 1935(昭和10)年 韓国国立中央博物館所蔵
◆イベント◆
「担当学芸員によるギャラリートーク」
日時:2026年6月6日(土) 15時~16時
※観覧券必要 ※開始5分前に展示室入り口に集合
【『小磯良平展』・公式サイト】
https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/koisoryouhei_illusory_masterpiece_2/
※チラシ表
日本を代表する近代洋画家のひとり、小磯良平は東京美術学校(現・東京藝術大学)を首席で卒業後、ヨーロッパで西洋絵画を究めました。帰国後は女性をモチーフにした繊細で美しい人物画を数多く残しています。
今回、長らく所在不明とされていた《日本髪の娘》(1935年)が、李王家美術館の所蔵品になっていたことが2008年に判明しました。そしてこの度、約90年ぶりに日本での展示が実現しました。
この他にも、神戸市立小磯記念美術館のコレクションを中心とした100点を超える作品もあわせて展示しています。
※《洋和服の二人》 1933-34(昭和8-9年頃)油彩・キャンバス 神戸市立小磯記念美術館蔵
※《リュートのある静物》 1966(昭和41)年 油彩・キャンバス 神戸市立小磯記念美術館蔵
余談ですが、筆者は先日、東京国立近代美術館で開催された《コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ》(いわゆる戦争画展)で小磯良平が描く兵士の群像画を観ました。ずば抜けたデッサン力、劇的な画面構成力は現代にあっても、少しも色あせてはいません。
※小磯良平《娘子関を征く》1941(昭和16)年
ご注意(本展での展示はありません)
[1022]戦争画とは-東京国立近代美術館
(当コラム内掲載・2025年09月17日)
https://www.asuka-g.co.jp/column/2509/012859.html
小磯良平が追い求めたモダンかつ魅力的な人物表現の詰まった本展に、ぜひ足をお運びください。(水田享介)