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 2018年05月
「できる!」ビジネスマンの雑学
2018年05月



 雑用に雑談。新社会人の頭を悩ますものには、常に「雑」の字が付くようです。

 上司や先輩から雑用を言いつけられて、目が回るほどの忙しさなのに、そのうえ雑談まで振られたら、我が身が持ちませんよ。

 6月に入ろうとするいま、新社会人のみなさんは慣れない職場でそう思うことも多いでしょう。

 そもそも雑談は必要なのか。
 新人なら誰しも疑問を持つことがあります。


増える「シカト部下」 職場に雑談は必要なのか?
 上司の多くは、雑談を重視します。雑談で職場の雰囲気が明るくなることがありますし、雑談の中から部下の状況がつかめるからです。ところが、職場には、雑談に乗ってこない部下がいます。上司はそんな部下に対してやりにくいと感じるようです。
 雑談に乗ってこない部下にも、タイプがあります。職場での雑談の意義を認めない人、雑談が苦手な人などです。
 そもそも雑談は、仕事とは直接関係ないものです。雑談をしなくても、仕事がきちんとできればよいと考えることもできます。はたして、雑談は必要なのでしょうか。
NIKKEI STYLE/上司の言い分vs部下の言い分 2016年8月28日)


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 筆者も新卒で入社した会社でそう思っていました。学生時代にもどりたいと。

 しかし、ちょっと世の中を見回してみてください。本当は学生時代が特殊な環境だったのです。

 同じ学部学科の友達に囲まれた4年間は、自分と似通った年齢の似通った考えの人とだけ過ごしていました。それだからこそ、とても楽な気持ちでいられたはずです。

 ところが新卒で入った会社には自分より年上の人しかいません。それどころか、親より年上の人すらいます。しかも、全員が(役職が上というだけですが)自分よりエライ。

 どっちを向いても自分の上司ですから、会社生活は朝から晩までプレッシャーだらけです。

 そんな環境で雑談を振られても、いい迷惑なだけです。

 その気持ちはとてもよく理解できます。

 ただ、筆者が仕事ができるようになった頃、どの年代の方ともさりげない雑談を交わしていることに、ある日気がつきました。

 雑談には雑談で返す。

 そんなこころの余裕と話の引き出しを持たないと、仕事はできないのかもしれませんね。(水田享介)

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■関連リンク
「1分で打ち解ける! 戦略的な雑談術 (アスカビジネス)」
(著:伊庭 正康/ 刊:明日香出版社)
http://www.asuka-g.co.jp/book/business/008815.html
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 スポーツと言えば体を動かすものと相場が決まっています。国民体育大会、略して「国体」といえば、高校生から大人までが各県単位で各種スポーツを競う、国をあげての一大スポーツイベントです。

 そんなスポーツの祭典で、このたび大改革が行われました。

 2019年の茨城大会から、なんと「eスポーツ」を競技に組み入れることになったのです。

国体でeスポーツ 全国対抗「ウイイレ」大会、19年秋に
 ゲームをスポーツ競技としてとらえる「eスポーツ」の大会が、国体(国民体育大会)の「文化プログラム」として開催される。来年秋に茨城県で開催される「いきいき茨城ゆめ国体」で、コナミのサッカーゲーム「ウイニングイレブン」シリーズを活用し、全国初となる都道府県対抗のeスポーツ大会が実施される。
 来年2月から各都道府県内で予選会が開催され、秋に茨城県内で決勝が行われる。
ITmediaNEWS 2018年5月23日掲出)


 かつてゲームセンターは、不良のたまり場、悪いことを覚える場所として学校や父兄から白い目で見られていました。もちろん、ゲーマーもしかり。働く意欲もなく家に引きこもってゲームばかりやっている(誤解ですが)からには、自堕落な人間に違いがない。

 悲しいことにゲームに対する認識は、これが世間の常識でした。

 ところが世の中は変わるものです。県の代表としてゲームプレーヤーが国体に派遣されるのです。

 競技種目はいまのところサッカーのみで、使用するゲームは「ウイニングイレブン」限定。とはいえ、プレーヤーである選手には、基礎体力も走力もボールさばきも不要。指先ひとつでできるサッカーの試合とは、どんなことになるのでしょう。

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 ところで、いったいどんな人が出場するのでしょうか。「キャプテン翼」ばりのオーバーヘッドシュートを華麗に決めるのが、おじいちゃんやおばあちゃんならば、観客席が盛り上がることに違いありません。

 このバーチャルなサッカー競技の場合、監督はどうなるのでしょう。eスポーツプレーヤーは選手も監督も兼ねているのかも。いえ、ウイニングイレブンには「監督モード」があり、選手の動きはPCにまかせて、プレーヤーは観客として見ているだけ。そうなるとPC対PCの対決になりそうです。

 この「ウイニングイレブン」はオンライン対戦に対応しています。茨城県の競技会場にプレーヤーを集める必要はありませんが、それでは国体を各県もちまわりで続ける意味が失われます。やはり茨城の会場に選手を集めるのでしょうね。

 今後、サッカーに限らず、テニスや水泳、十種競技など多方面に広がっていきそうな「eスポーツ」。これまでのスポーツ競技との共存を考えると、興味の尽きない話題ですね。
(水田享介)

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■関連リンク
「いきいき茨城ゆめ国体」公式サイト
https://www.ibarakikokutai2019.jp/

「ウイニングイレブン」公式サイト(Konami)
https://www.konami.com/wepes/2019/jp/ja/


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 日本でも徐々に導入が進むAIスピーカー。便利な機能は多いのですが、新しいジャンルの製品のため、思わぬ事態を招くこともあるようです。

アマゾンのスピーカーが夫婦の会話を録音、勝手に他人に送信
サンフランシスコ(CNNMoney) 米アマゾンのスマートスピーカーに内蔵されている音声アシスタントの「アレクサ」が、米オレゴン州に住む夫婦の会話を知らないうちに録音し、その内容を夫の勤務先の従業員に送信してしまう出来事があった。
オレゴン州ポートランドに住む夫婦は、自宅でアマゾンのスマートスピーカー「エコー」を使っていた。妻は地元放送局KIRO7の取材に応じ、自宅のスピーカーについて、夫と冗談で「間違いなく私たちの話を聞いている」と話していたことを明らかにした。
CNN.co.jp 2018年5月25日掲出)
https://www.cnn.co.jp/tech/35119780.html?tag=top;topStories

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 原因はAIスピーカーの聞き違いと開発元のアマゾンは言っていますが、果たしてどうでしょうか。昨今のニュースに出てくる、忖度(そんたく)機能でもついているかのような偶然の重なりには、単純なエラーとは思えません。

 かつての家電製品には単純な機能しか備わっていませんでした。それを人間がどう応用して用途を増やしていくか。そこに面白さがあり、面倒もありました。

 プログラムやAIが実装されたAIスピーカーは、ネット接続で常に最新の状態を保っています。また、これまでとは逆に利用者からも情報を取得して、より使いやすさを進化させる賢さもあります。

 ただ、これ以上賢くなられては、人間は何も知らなくてよい、何も知らされないまま、AIを使わされるだけとなりかねません。

 AIの無言の実行力と末恐ろしさを、同時に知らされるニュースでした。(水田享介)

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 又吉直樹さんといえば、吉本興業に所属するお笑いタレントですが、芥川賞作家というもうひとつの顔があり、出版された本はいずれも話題をさらっています。

 彼の書いた小説は映画やネットドラマになるなど、幅広い世代から受け入れられているのも特長です。

 又吉直樹さんが本を読むこと、若者の活字離れについて、新聞社の取材で語ったことばがあります。

「37歳まだ若手」 又吉直樹さんに聞く人生100年時代
 ――若者の活字離れが進んでいます。小説家としてどう見ていますか。

 「本を読まない友人がいて、1つのテーマについて鋭いことを言います。ただ、その意見は近代文学の中で何度も言及されてきたことで、その意見に対する反対意見もさらにその反論もでていて、すでに2つ3つ先に議論が進んでいるのです。彼が本を読んでいたら、その続きから考えられるのです。彼は賢い人ですが、もったいないですね」
日本経済新聞朝刊・NIKKEI STYLE(流合研士郎) 2018年2月19日付]

 実に含蓄に富んだことばです。読書をしない人に読書の楽しさを訴えても意味のないことをわかっている又吉さんは、実用的なアドバイスをスパッと言い切っています。

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 このことは、テレビや映画などの映像の世界、ゲームなどのエンターティンメントの世界でも言えることです。

 筆者はクリエーターを目指す若者へのアドバイスにいつもこう言います。

 「美術館に行きなさい。美術作品は写真や印刷でなく現物で見なさい」

 残念ながら、今の若者は手のひらの中の小さなちいさな画面の世界で、映像、グラフィック、ゲームを楽しむことが当たり前になっています。
 すべてのものは手の中のスマホにあり、いつだって見ることも体験することもできる。しかもかかる費用はわずかな通信費だけ。

 「遠くの美術館にわざわざ足を運び、お金を払って入場して、
動きもしない昔の絵を見てなにか得られるものはあるのかな。
ないでしょ。」


 これが大半の若者の偽らざる気持ち、本音でしょう。

 絵画とは永遠に動かない静止画です。何時間見続けても絵が変化することはありません。ただし、ちゃんと見続けた人に対しては、そのこころに訴えて、見る人そのものを変化させる力を持っています。

 絵画には、画家達が構図や色彩、タッチなどあらゆる表現方法にチャレンジした記録が残っています。忘却や抹殺という歴史の消しゴムに耐えた作品は、いまも様々な表現に影響を与え続けているのです。

 ターナー、モネ、シャガール、ルノアール、ピカソ、葛飾北斎、横山大観・・・、絵画史に残る天才画家たちが生涯をかけて苦闘し生み出した表現技術を、わたしたちは作品のなかから読み取ることができます。

 つまり、未来のアーティストを目指す若者は、過去のアーティストが悩み、考え抜いた表現を受け取ったところから作品を作り始めることができるのです。

 このことはクオリティの高い作品を作るためには絶対にはずせないことです。

 自分のオリジナリティにこだわりすぎて、過去に解決された問題にいつまでもひっかかっていては、確かに時間の無駄。もったいないですね。

 もし、あなたが美術館の絵画に何の価値も感じないとしても、まずは実物の絵画を見て、自分の感性や感受性に問いかけることから始めましょう。

 クリエイティブな仕事には、他人を感動させる何かが常に求められます。それは同時に、自分自身がどれだけ感動できる力があるかを問われているのです。

 絵画を観るとは、アートを鑑賞するとはそういうことです。美術館に行きましょう。(水田享介)

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■関連リンク
「ルーヴル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか」
[2018年5月30日(水)から開催](国立新美術館 公式サイト内)
http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/louvre2018/

「生誕150年 横山大観展」
[2018年5月27日(日)まで開催]
http://taikan2018.exhn.jp/

「変幻自在!北斎のウォーターワールド」
[2018年6月10日(日)まで開催]
http://hokusai-museum.jp/water/

「【公式】プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画」
[2018年7月8日(日)まで開催]
http://pushkin2018.jp/

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 5月18日の当コラムではiPS細胞治療という最先端医療をご紹介しましたが、今回はアフリカからまったく予想外、奇想天外な医療検査の話です。

 一般的にネズミは病原菌やウイルスを運ぶ害獣として忌み嫌われています。ところがアフリカのタンザニアでは、西洋医学では手に負えない問題を、ネズミたちが意外な方法であっさりと解決しています。しかもローコストで。

ネズミが結核や地雷をにおいで特定 タンザニアNGOが取り組み
 貧しい国の人々を救うネズミたち-。アフリカ東部タンザニアの非政府組織(NGO)「アポポ」が、嗅覚の優れたネズミを使い、結核菌の検出や地雷探知に取り組んでいる。これまで世界中で約10万個の地雷・不発弾を見つけ、約1万3千人の結核患者を突き止めた。災害現場での行方不明者捜索など、新たな可能性も探り始めている。(中略)
 アポポのネズミはアフリカ原産で、体長は平均30~40センチと大型だ。結核疑いの人たちのたんを付着させたプレパラートを並べ、ネズミがその周りを素早く走り回る。結核特有のにおいを察知すると立ち止まり、鼻をぴくぴく動かして知らせる。約9カ月のトレーニングで、大半がこうした能力を身に付けるという。(共同)
産経ニュース 2018年5月17日掲出)

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※「幼稚園童話」(与田準一 著[他]/信生堂書店/昭和14年刊)[国立国会図書館デジタルコレクション]より

 動物が病気を見つける話は、イルカやイヌなどが話題に上ったことがあります。ニオイで地雷を見つけるのは嗅覚の鋭いイヌにしかできない芸当だろうと筆者は思い込んでいました。

 ところが医療からはもっとも遠い存在のネズミが、ここタンザニアでは主役なのです。

 そのうち、日本でも病院の窓口でネズミを渡されて、

 「はい、このネズミちゃんにすみずみまでニオイを嗅いでもらってください。」

 という日がくるかもしれませんね。(水田享介)


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 iPS細胞とは、山中教授が2006年に人工的に創りだした、さまざまな器官になることができる多能性を持った幹細胞です。
 この発明により、山中教授は2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、再生医療の幕を開いたのは、記憶に新しいことです。

 iPS細胞の発明から今年で12年。いよいよ本格的な治療に利用されることになりました。しかも治療の現場は、日本です。

iPSで心不全治療、厚労省が臨床研究を了承
大阪大が世界初、今年度中にも心筋移植
 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作ったシート状の心筋を重症心不全患者の心臓に移植する大阪大の臨床研究について、厚生労働省の部会は16日、計画の実施を了承した。同大によるとiPS細胞を使った心臓病の臨床研究は世界初で、今年度中にも移植手術を行う。
(中略)
 計画では、拒絶反応が起きにくい免疫タイプの健常者の血液から京都大が作製、備蓄しているiPS細胞を使用。これを大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)らのチームが心筋細胞に分化させ、直径数センチ、厚さ約0・1ミリの円形シートに加工し、患者の心臓に移植して貼り付ける。
 心筋シートは血管の形成を促進する特殊なタンパク質を分泌。これにより血流が回復し、傷んだ心筋を再生させる。シートは自然に拍動し、心臓の拍動を強める働きもあるという。
産経ニュース 2018年5月16日掲出)

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 筆者の素人知識ではありますが、これまでの西洋医学では患部とは取り除かなくてはならない悪い所とみなされ、手術といえば切り取るしか方法がなかったように思えます。

 切り取るだけの治療では、悪い所はなくなっても生きる機能を失うことになり、「手術は成功、命はおしまい」という結果も少なくありませんでした。

 早ければ今年度中にも実施される心不全治療。ぜひとも成功して、切る治療から再生する治療へ、日本の医療が進化することを祈っています。(水田享介)

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■関連リンク
「iPS細胞とは?」
(京都大学 iPS細胞研究所・公式サイト)
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/faq/faq_ips.html

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 先週、5月13日の日曜日は「母の日」でした。

 お母さんに感謝の言葉を添えて花束を贈った方、逆にお子さんから受け取った方も多いことでしょう。

 「母の日」に贈る花といえば、カーネーションが定番でした。というより、カーネーションといえば、「母の日」を思い浮かべるほど定着していました。

 ところが最近では様相が一変。「母の日」にアジサイや蘭を贈る人が増えているそうです。

 その背景には、従来の慣習にとらわれず、お母さんに一番喜んでもらえるものを選びたいという人が増えたことがあるようです。

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※アジサイ「ダンスパーティ」(筆者育成)

 栽培農家もアジサイを温室栽培にするなどして、「母の日」にあわせて早咲きの工夫をしています。

「母の日」定番化 島根アジサイ 需要増え続ける万華鏡、銀河
 5月の「母の日」に贈る花の定番となったアジサイの出荷が、出雲市を中心に島根県内で始まっている。(中略)
 アジサイは母の日の需要が最も高く、1月下旬からハウスの加温で促成栽培される。
(山陰中央新報 2018年4月27日掲出)

 アジサイは手ごろな価格で求めやすく、鉢植えなら1~2ヶ月も花を楽しめるうえ育てやすいことが特長。切り花のカーネーションとは違って、長く楽しめる点が喜ばれているそうです。
 また、アジサイの大きく色鮮やかな花が「インスタ映え」することも人気の理由とのこと。SNSの影響はここにも現れていますね。

 「母の日」ならカーネーション、というこだわりが薄れ、贈答花が多様化するのは決して悪いことではなさそうです。
 というのも、5月になるとカーネーションの需要が集中して、値段が急に高くなったり、「母の日」を過ぎると一気に需要がなくなるなど需給のアンバランスがしばしば起きていました。

 そういえば、「母の日」翌月の6月は「父の日」です。

 今年の「父の日」は、6月17日の日曜日。

 アジサイが花盛りとなるのは6月中旬の梅雨の時期です。日本各地で開かれるアジサイ祭りもこの頃に集中しています。

 お父さんのみなさん、ことしの「父の日」はそれとなくアジサイをリクエストするのもいいかもしれませんね。(水田享介)

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 「ハワイ(羽合)にUSA(宇佐)、
  海外に行った気分で、国内旅行。」


 この言葉はかつて、海外旅行のお金も時間もない人の口癖でした。外国気分を味わえる国内のテーマパークに行く時も、冗談めかしてこう言っていた記憶があります。

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※フランスの古城

 ところが、自虐めいた気分などまったく気にしない新たな旅が始まりました。

ビルの中、5千円で「パリ旅行」...「機内食」も
 ビルの一室で国際線フライトの気分を味わえる体験施設「FIRST AIRLINES(ファーストエアラインズ)」(東京都豊島区)が話題を呼んでいる。
 施設内には、実際の飛行機で使われていたファーストクラスとビジネスクラスの計12席が設置されている。1回のフライトは約110分間。来場者は飛行機の離陸映像やVR(仮想現実)のゴーグルを付けてパリのエッフェル塔など観光名所の映像を楽しめるほか、客室乗務員(CA)役のスタッフが提供する「機内食」を味わうこともできる。
ヨミウリ・オンライン/経済 2018年5月12日日掲出)

 今どき、海外に行ったような気分にわざわざお金を払う人が、本当にいるのでしょうか。よほどの飛行機好きか、VR(仮想現実)に抵抗のない人だけが喜びそうなサービスと思われますが、それなりに需要はあるようです。

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※フランス・ニース

 ニューヨーク便、パリ便、そして1940年代のベルリンへのタイムトラベル便など。CAに扮したスタッフが機内食を提供するだけでなく、機内アナウンスもあるそうですから、遊び心も満点。

 わざわざ現地に行っても、移動が面倒だし、時差による体調不良も心配。事故や事件に巻き込まれるのはまっぴらご免。それにもう、世界中の主な都市にはひと通り行ってしまった。そんな方にはぴったりかもしれません。
 さらに、ファーストクラスやビジネスクラスに座れるのなら、5千円は決してお高くないのでしょう。

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 おそらく海外の街中を旅することより、目的地までの行程という、国際線のフライトを疑似体験するのが一番楽しいと、多くの人が気がついたのでしょう。この疑似旅には日本への帰りの便はなさそうです。

 旅の終わりを惜しむ帰国便など必要ないからです。

 旅客機のパイロットにはフライトシミュレーターがありますが、違った理由で乗客もフライトシミュレーターを楽しむとは、面白い時代になりました。(水田享介)

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 マハティール氏といえば、1981年から2003年までの22年間、マレーシアの首相を務めた歴史に残る大政治家です。就任当時、「ルックイースト」をスローガンに、日本をお手本とする勤勉な労働を国民に訴え、その見事な手腕でマレーシアを経済的に自立させました。

 そのマハティール氏も現在は92歳。悠々自適な老後を送っているかと思いきや、なんとつい先日、2018年5月9日に行われた総選挙で、再び首相の座に返り咲きました。

 おおよそ15年ぶりの劇的な復活。しかも60年以上続いた与党連合・国民戦線を破るという、マレーシアにとって初の政権交代となりました。

マレーシア 92歳マハティール氏再び首相へ 初政権交代
 選挙委員会などによると、投票率は約76%。開票結果では野党連合が解散前の72議席から41議席増やし、国民戦線は130議席から79議席に減らした。
 元々与党を率いてきたマハティール氏にとってナジブ首相は愛弟子に当たる。しかし、15年にナジブ氏に政府系ファンドから巨額を選挙資金に流用した疑惑が持ち上がった後、マハティール氏はナジブ氏批判を強めて与党を離党した。マハティール氏を選挙の顔にした野党は、国民に広がる汚職に対する嫌気と物価上昇への不満を追い風に、支持を広げた。【クアラルンプール武内彩】
毎日新聞・国際 2018年5月10日掲出)

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 ではなぜ、マハティール氏は老体にむち打ってまで出馬したのでしょうか。そこには複雑な事情がありました。

 まず、マハティール氏が育てた後継者が、政府系ファンドから不正に資金を引き出した疑惑があります。その額たるや数十億ドル。日本円にすると数千億円とも言われています。こうした政治汚職に加えて物価は上がり続け、庶民の生活は苦しくなる一方。

 さらに、経済立て直しのために導入した物品サービス税への不満は大きく、中国頼りのインフラプロジェクトにも危機感が広がっていました。

 政治にも経済にも、新しい舵取りが必要だったのです。では超高齢者のマハティール氏にその役が務まるのでしょうか。

 筆者はマハティール氏しかいないし、その役は務まると考えます。

 あまり知られていませんが、航空業界にLCC、いわゆる格安航空の旋風を巻き起こした張本人がマハティール氏なのです。

 マハティール氏は2001年、航空会社の起業を目指していたインド系青年に、マレーシア政府所有の航空会社をわずか1リンギット(約30円)で売り渡しました。

 航空会社を30円で譲渡するとは、すわ、汚職事件かと思われますが、この航空会社には途方もないおまけが付いていました。なんと、1100万USドル(十数億円)もの負債を抱えたおんぼろ会社でした。この会社を30円で買うということは、同時に巨額の負債を背負わされたようなものです。

 そして誕生したのが、エアアジア。航空会社を負債と一緒に引き取った青年がトニー・フェルナンデス氏、現在のエアアジアグループ CEOです。

 優秀だが抜本的な解決能力のない官僚より、熱意のある若者に思い切って航空会社をまかせてしまおう。こうした決断力が、マハティール氏が持つ優れた政治センスです。彼の決断がなければ、いまもLCCは誕生していなかったでしょう。

 また、筆者はしばしばマレーシアを訪れていますが、整備された高速道路にはいつも感心します。しかも、路面の状態から、白線の引き方、ガードレールのデザインまで、日本の高速道路といっしょなのです。
 おそらく、日本の技術指導で作られたのでしょうが、熱帯地域にもかかわらず行き届いたメンテナンスのため、他のアジア諸国のようにバスが激しく揺れることはありません。

 「ルックイースト」

 マハティール氏がふたたびこの言葉を発したとき、今の日本はそれに応えられるのでしょうか。
 それだけが筆者の心配する所です。(水田享介)

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■関連リンク
Air Asia(エアアジア)
https://www.airasia.com/jp/ja/home.page


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 「今度の飲み会はどこのお店ですか」

 「お店ではありませんよ」

 「では、家呑みですか。」

 「いえいえ、城呑みですよ。」


 今年7月から岡山市周辺では、こんな会話が交わされることになりそうです。

岡山城「天守閣で酒宴」実現 一般貸し出しへ  /岡山
 岡山城天守閣が7月から、夜の閉館時間に一般貸し出しされる。一部のフロアには飲食物の持ち込みも可能で、会議や宴会での利用を想定している。全国的にも珍しい取り組みで、天守閣を所有する岡山市の大森雅夫市長は「天守閣が文化財でないということから逆転の発想で生まれた企画。ぜひ活用して」と話している。【林田奈々】
毎日新聞 地方版・岡山県 2018年4月19日掲出)

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 この岡山城は、日本の歴史にも名を残す宇喜多秀家豊臣秀吉の指導のもと、8年の歳月をかけて築城、1597年(慶長2年)に完成したそうです。
 その後、小早川秀秋が現在の形に城郭を広げ、その姿はなんと昭和20年の空襲で焼失するまで残されていたのです。

 川沿いに凛と立つその姿は、もしオリジナルの城であれば、日本だけでなく世界でも有数の名城となっていたことでしょう。

 いまある天守閣は1966年に再建されたコンクリート造りですが、それでもこの場所で飲み会、いえ宴を催すことができるようになりました。

 レンタルの詳細はこちら
『夜間の「岡山城天守閣」等ご利用の手引き』
資料提供:(公社)おかやま観光コンベンション協会
https://okayama-kanko.net/up_load_files/pdf/yakan_tebiki2018.pdf

 いかがでしょうか。企業の研修会や団体の活動の打ち上げには最適の会場だと思います。

 日本の城は昭和になって再建されたものが多く、その価値はあまり評価されてきませんでした。ただ、どの城も地元の方々の心のよりどころであり、その城郭が飾り物ではなく活用されるのはうれしいものです。

 これから、名古屋城天守閣の建て直しを始め、江戸城天守閣なども再建の話が聞こえています。

 再建した日本の城をどう活かすのか。岡山城のチャレンジがうまくいくとともに、こうした活動が全国的に広まってほしいと願わずにはいられません。(水田享介)

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■関連リンク
岡山城(岡山市公式ホームページ)
http://okayama-kanko.net/ujo/


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 ロボット改札にロボット運転の電車、会社の受付はロボット受付、スーパーやコンビニのレジもロボット、そしてホテルの接客もロボット・・・。

 いまや、私たちの生活の中に入り込みつつある各種ロボット。人が対応しない機械や自動処理などを総称してロボット化と言うならば、日本社会はそうとうなスピードでロボット化が進行しています。

[207]人はロボットと共存できるのか
(「できる!」ビジネスマンの雑学 2016年01月25日)

 しかも、人口減少が確実な日本では、こうしたロボット化は避けることのできない状況となっています。

 こうしたなか、ホテルとIT企業、大学が共同で、ホテルサービス業に新しい実験を始めました。

石黒浩教授「人間にはできないサービスができる」
ホテルのロボット接客が好印象 実験で明らかに
 「ホテルでロボットが声かけやあいさつをすると、宿泊客は"もてなされている"と感じる」──大阪大学、サイバーエージェント、東急不動産ホールディングスは4月18日、そんな実験結果を発表した。3月に都内のホテルで行った接客実験によるもので、ロボットの声かけに対して宿泊客の機嫌がよくなった他、一緒に働くスタッフにも好印象を与えたという。
ITmedia・村田朱梨 2018年4月19日掲出)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/19/news041.html


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(株式会社サイバーエージェント 公式サイト より)

 従業員の心のこもった接客やサービスを提供するのが、ホテル最大のうりではと思いがちですが、いまの時代はそうでもなさそうです。

 「ロボットは人間ほど存在感がなく、会話をしても『プライバシーを侵害された』と感じにくい。」(石黒浩・大阪大教授)

 「プライバシーを守りながら会話をするのはロボットにしかできないサービス。対話できて信頼できるロボットが、ホテル内の新しいメディアになるのでは」(石黒教授)

 確かに言われてみればそうかもしれません。ロボットが存在しない時代にはこうした発想は生まれてこなかったものです。

 個人情報の漏洩、プライバシー侵害が問題化するようになったことも、人との接触はなければないほどより良いサービスと受け取られる時代になったということでしょう。

 ロボットと共存する社会は、マンガ「火の鳥」(手塚治虫)などで描かれています。そこでの人間は、否応なしにロボットを受け入れざるを得ず、感情を排除された生活はとても悲劇的でした。

 しかし、現代社会で自動レジやスマホの各種サービスを拒否する理由もないし、私たちは便利さを享受しています。

 だからこそ現実のロボット化とはタオルにしみこむ水のごとく、いつの間にか私たちの生活に溶け込んでいくのでしょう。

 21世紀を迎えて早20年近く。夢の未来社会、ロボットと共存する社会の入り口にたつ私たちに、どんな未来が待ち受けているのでしょうか。(水田享介)

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 今日あすの5月1・2日は、大型連休のはざ間ですが、カレンダー通りにお仕事の方なら、5月3日からは四連休です。

 これからの休み、どこへ行こうか。まだ行き先が決まっていない、そんな方にはぜひとも訪れていただきたい場所があります。

 埼玉県さいたま市にある「さいたま市大宮盆栽美術館」です。

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※「さいたま市大宮盆栽美術館」 公式サイト

 盆栽はいまや、'bonsai' の英字のほうが有名で、世界的に知られたアートなのです。そして、盆栽の名品を集めた大宮盆栽美術館は、世界中の盆栽ファンが一度は訪れたい「聖地」となっています。

 この美術館では、連休中も休まず開館しており、さまざまなイベント・ワークショップが目白押し。

 ○大宮盆栽美術館「コレクション名品展」(所蔵品展)
 ○企画展「大宮盆栽村の歴史」
 ○ゴールデンウィーク特別ギャラリーツアー
 ○小学生の盆栽展示
 ○特別盆栽実技
 ○盆美カフェ
 ○第35回大盆栽まつり
 ○盆栽クイズラリー
 ○おおみや 盆栽春まつり

 各イベントの詳細はこちら。
 「ゴールデンウィークのイベント情報」(さいたま市大宮盆栽美術館)
 http://www.bonsai-art-museum.jp/ja/post-3018/

 盆栽は鑑賞者と同じ空間を呼吸する「生きた芸術作品」と言われています。

 この機会に、大宮盆栽美術館で同時代を生きる美術品と出会ってみてはいかがでしょうか。(水田享介)

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http://www.bonsai-art-museum.jp/ja/


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