「できる!」ビジネスマンの雑学
2016年08月22日
[281]キトラ古墳壁画の一般公開受付、8月25日まで

 キトラ古墳はその見事な彩色壁画により、古代日本の美を今に伝える日本の至宝として、高松塚古墳と並び称されています。ただ、発掘後に発生したカビにより、すべての壁画が石室からはぎ取られての保管となったのは、かえすがえすも残念でした。

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キトラ古墳については、過去に当コラムでご紹介しています。
[095]古代中国の英知を今に伝えるキトラ古墳壁画

 このたび、キトラ古墳壁画の保管施設が完成して、これらの壁画が一般公開されることになりました。公開する壁画には朱雀が描かれた南壁、白虎が描かれた西壁、本格的な天文図としては世界最古といわれる星座の天井壁画が含まれているそうです。

キトラ古墳の壁画天文図、9月24日に一般公開へ
 奈良県明日香村で9月24日にオープンするキトラ古墳(特別史跡)の「キトラ古墳壁画体験館 四神(しじん)の館(やかた)」で、修理・保存のためはぎとった極彩色壁画の天文図、朱雀(すざく)、白虎(びゃっこ)を公開する。文化庁が9日、発表した。天文図の一般公開は初めて。
 公開は10月23日まで。いずれもガラス越しに実物を見られる。定員は1日約700人。無料。希望者は12~25日にインターネットか往復はがきで申し込む。
朝日新聞デジタル 2016年8月9日掲出)


 場所は国営飛鳥歴史公園内「キトラ古墳周辺地区」に完成なったばかりのキトラ古墳壁画を保存管理する施設「四神の館」です。国営飛鳥歴史公園は、高松塚古墳や文武天皇陵など、5つの地区からなる歴史公園となっています。

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各地区について(国営飛鳥歴史公園 WEBサイトより)
国営飛鳥歴史公園 公式サイト

 筆者は以前、高松塚古墳まで足を運びましたが、石室内にある壁画は残念ながら模写でした。キトラ古墳についても、実物の壁画を観ることができる機会は、めったになさそうです。

 公開受付の応募期限は8月25日までです。ぜひ、この機会にご覧になることをおすすめします。(水)

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■関連リンク
平成28年度 キトラ古墳壁画の公開(第一回)応募用サイト・文化庁
※見学料金は無料。応募多数の場合は抽選となります。当選した場合は事務局が指定した日にち・時間での観覧となります。


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