100年続く会社を作る社長の仕事

| 著 者 | 曽根 康正 |
|---|---|
| 定 価 | 2,750円(税込) |
| 初版発行 | 2025.6.16 |
| ISBN | 9784756923936 |
| ページ | 360 |
| 版 型 | 四六並製 |
成長の壁を超えろ! 現状維持は衰退の始まりだ
5000人超の中小企業社長と向き合ってわかった経営の法則
ーーー成長に不可欠な経営資源「もの・お金・人・情報」を最大限に活用する方法
創業から100年続く会社は全体のわずか0.3%しかありません。なぜ、ある企業は生き残り、ある企業は消えていくのか? その答えは「社長の意識と行動」にあります。
本書では、40年近く公認会計士・税理士として5000人以上の社長と向き合ってきた著者が、企業の成長に不可欠な「もの・お金・人・情報」という経営資源を最大限に活用し、いかに経営していくべきか、100年企業への道筋を「社長の仕事」にフォーカスして示した一冊です。
会社は成長か衰退しかなく、社長には外部環境を言い訳にしない「覚悟」が求められます。
それを問うたうえで、売上拡大、健全な資金管理、社員を活かす組織づくり、そして経営判断の精度を高める情報活用術までを具体的に網羅。
今日から実践できるノウハウで、あなたの会社を次の100年へと導く必読の内容です。
【本書で得られる主な内容】
・売上拡大に不可欠なランチェスター戦略とアンゾフの成長マトリックス
・健全な「お金」の管理と資金繰りの鉄則
・最重要な当座比率と自己資本比率の見方
・会社のホワイト化と若手社員を成長させる方法
・採用、教育、評価制度を再構築する勘所
・「十本の指」を育てる人材育成術
・将来につながる「投資」の考え方
・自らを律するお金の使い方
・無能社長に決定的に欠けていること
・100年続く会社にするための社長の究極の仕事
【目次】
第1章 「もの」ーーーいかに売上を上げるか
第2章 「お金」ーーーいかに強い会社にするか
第3章 「人」ーーーいかに一丸となって働くか
第4章 「情報」ーーー経営資源活用の基盤を築く
【著者略歴】
SMCホールディングス顧問 / 経営コンサルタント
SMCグループ創業者
1959年6月8日、岐阜県多治見市生まれ。1982年に慶應義塾大学商学部を卒業後、83年公認会計士試験に合格、84年監査法人丸の内会計事務所(現監査法人トーマツ)に入社、89年曽根公認会計士事務所を独立開業。2007年SMC税理士法人代表社員に就任。14年1月に SMCグループをホールディングス化し、SMC税理士法人、株式会社SMC総研、株式会社SMCマーケティング、株式会社SMCアカウンティングを傘下にする。税理士法人は全国5拠点を開設、グループ従業員は100人超になり、顧問先企業は約2,000社、これまで接した経営者は5,000人を超える。23年12月末でSMCグループの役職を全て辞任し現職。
SMCグループのMISSIONは「お客様と共に成長し、創業百年企業を創出し続けます」、VISIONは「SMCグループの支援により、経常利益1,000万円以上、自己資本比率50%以上のお客様500社を達成します」、SLOGANは「貢献・感謝・信頼」。
著書に、『社長の覚悟』『大倒産時代の会社にお金が残る経営』『自分の会社を100年続く企業に変える法』(いずれも明日香出版社)がある。
●曽根康正 強運ブログ / 週3回(月・水・金曜日)更新
https://smcblog.net/
●YouTubeチャンネル 曽根康正の経営塾 / 週2回(火・木曜日)更新
https://www.youtube.com/channel/UCc4BJfGRDpJjJqJFDtdk13A
5000人超の中小企業社長と向き合ってわかった経営の法則
ーーー成長に不可欠な経営資源「もの・お金・人・情報」を最大限に活用する方法
創業から100年続く会社は全体のわずか0.3%しかありません。なぜ、ある企業は生き残り、ある企業は消えていくのか? その答えは「社長の意識と行動」にあります。
本書では、40年近く公認会計士・税理士として5000人以上の社長と向き合ってきた著者が、企業の成長に不可欠な「もの・お金・人・情報」という経営資源を最大限に活用し、いかに経営していくべきか、100年企業への道筋を「社長の仕事」にフォーカスして示した一冊です。
会社は成長か衰退しかなく、社長には外部環境を言い訳にしない「覚悟」が求められます。
それを問うたうえで、売上拡大、健全な資金管理、社員を活かす組織づくり、そして経営判断の精度を高める情報活用術までを具体的に網羅。
今日から実践できるノウハウで、あなたの会社を次の100年へと導く必読の内容です。
【本書で得られる主な内容】
・売上拡大に不可欠なランチェスター戦略とアンゾフの成長マトリックス
・健全な「お金」の管理と資金繰りの鉄則
・最重要な当座比率と自己資本比率の見方
・会社のホワイト化と若手社員を成長させる方法
・採用、教育、評価制度を再構築する勘所
・「十本の指」を育てる人材育成術
・将来につながる「投資」の考え方
・自らを律するお金の使い方
・無能社長に決定的に欠けていること
・100年続く会社にするための社長の究極の仕事
【目次】
第1章 「もの」ーーーいかに売上を上げるか
第2章 「お金」ーーーいかに強い会社にするか
第3章 「人」ーーーいかに一丸となって働くか
第4章 「情報」ーーー経営資源活用の基盤を築く
【著者略歴】
SMCホールディングス顧問 / 経営コンサルタント
SMCグループ創業者
1959年6月8日、岐阜県多治見市生まれ。1982年に慶應義塾大学商学部を卒業後、83年公認会計士試験に合格、84年監査法人丸の内会計事務所(現監査法人トーマツ)に入社、89年曽根公認会計士事務所を独立開業。2007年SMC税理士法人代表社員に就任。14年1月に SMCグループをホールディングス化し、SMC税理士法人、株式会社SMC総研、株式会社SMCマーケティング、株式会社SMCアカウンティングを傘下にする。税理士法人は全国5拠点を開設、グループ従業員は100人超になり、顧問先企業は約2,000社、これまで接した経営者は5,000人を超える。23年12月末でSMCグループの役職を全て辞任し現職。
SMCグループのMISSIONは「お客様と共に成長し、創業百年企業を創出し続けます」、VISIONは「SMCグループの支援により、経常利益1,000万円以上、自己資本比率50%以上のお客様500社を達成します」、SLOGANは「貢献・感謝・信頼」。
著書に、『社長の覚悟』『大倒産時代の会社にお金が残る経営』『自分の会社を100年続く企業に変える法』(いずれも明日香出版社)がある。
●曽根康正 強運ブログ / 週3回(月・水・金曜日)更新
https://smcblog.net/
●YouTubeチャンネル 曽根康正の経営塾 / 週2回(火・木曜日)更新
https://www.youtube.com/channel/UCc4BJfGRDpJjJqJFDtdk13A
目次を見る
編集部メッセージ
曽根さんは、とにかくパワフル!しっかり自らの言葉で伝え、行動で示すその熱意に、多くの経営者が慕うのもよくわかります。
きっと耳が痛い話も、1つや2つではないはず。でも、社長になるとそれを言ってくれる人がなかなか周囲にいなくなってしまうもの。
ぜひ自らを省みる一冊として、本書を読んでいただけたらと思います。経営のヒント発見の大きなが助けになるはずです!
1. なぜ今、100年続く会社づくりが重要なのか?
厳しい企業生存の現実
現代の企業経営において、長期的な存続は決して容易ではありません。帝国データバンクの最新調査(2024年)によると、業歴100年以上の老舗企業は全国で4万5,284社存在しますが、これは全企業に占める割合でわずか2.75%に過ぎません。つまり、97.4%の企業が100年という節目を迎える前に姿を消しているという厳しい現実があります。
中小企業白書(2017年)のデータを見ると、企業の生存率は起業1年後で95.3%、5年後で81.7%、10年後では約70%まで低下します。この数字が示すように、企業が長期間にわたって存続することは、想像以上に困難な挑戦なのです。
変化の激しい現代における経営の複雑さ
現代の企業経営は、かつてないほど複雑で変化の激しい環境に置かれています。デジタル化の進展、グローバル競争の激化、消費者ニーズの多様化、働き方改革、ESG経営への対応など、経営者が対処すべき課題は多岐にわたります。
このような環境下で100年続く会社を作るためには、単なる経験や勘に頼るのではなく、体系的で科学的なアプローチが不可欠です。本書で提唱される「経営資源の最大限活用」という考え方は、まさにこうした現代の課題に対応するための実践的な経営理論といえるでしょう。
100年企業が持つ共通の特徴
世界的に見ても、日本は長寿企業大国として知られています。創業100年以上の企業数を国別に調査した結果、日本が3万7,085社で世界第1位を占めており、世界の創業100年以上企業総数7万4,037社の約50%を日本企業が占めています。
これらの長寿企業に共通する特徴として、以下の要素が挙げられます。
強固な財務基盤: 健全な資金繰りと適切な投資判断により、経済変動に耐えうる体力を維持している。
人材育成への投資: 長期的な視点で人材を育成し、組織の継続性を確保している。
顧客との信頼関係: 一時的な利益よりも長期的な信頼関係を重視し、持続可能なビジネスモデルを構築している。
変化への適応力: 時代の変化に応じて事業内容や経営手法を柔軟に変化させながらも、核となる価値観は維持している。
2. 著者・曽根康正氏の専門性と40年の実績
公認会計士として培った財務の専門知識
曽根康正氏は、1983年に公認会計士試験に合格し、1984年から監査法人トーマツ(現在の有限責任監査法人トーマツ)で実務経験を積みました。大手監査法人での5年間の経験により、企業の財務分析、内部統制、リスク管理について深い専門知識を身につけています。
公認会計士としての視点は、本書で重要な位置を占める「お金」の管理、特に当座比率や自己資本比率といった財務指標の重要性を理解する上で不可欠な基盤となっています。
35年間のSMCグループ経営実績
1989年に独立開業してから2023年まで、曽根氏は35年間にわたってSMCグループの経営を牽引してきました。この間に築き上げた実績は以下の通りです。
組織規模の拡大: 個人事務所から始まり、最終的に全国5拠点、従業員100人超のグループ企業へと成長させました。
顧客基盤の構築: 約2,000社の顧問先企業を抱え、5,000人を超える経営者との接点を持ちました。
MAS監査の実績: SMCグループが提供するMAS監査(経営助言サービス)により、顧問先企業の95%超を黒字化させるという驚異的な成果を上げています。
人材育成システム: 「十本の指」と呼ばれる独自の人材育成システムを構築し、組織の継続性を確保しました。
実践に基づく経営理論の体系化
曽根氏の強みは、単なる理論家ではなく、実際に企業経営を行いながら理論を実践し、その結果を体系化している点にあります。本書で展開される経営資源論も、35年間の実務経験から導き出された実践的な知見に基づいています。
特に、中小企業特有の課題である「限られた経営資源の効率的活用」について、公認会計士としての財務的視点と経営者としての実践的視点を融合させた独自のアプローチを提供しています。
継続的な情報発信と知識共有
曽根氏は現在も、ブログ「曽根康正 強運ブログ」を週3回(月・水・金)、YouTube「曽根康正の経営塾」を週2回(火・木)更新し、継続的に経営知識の共有を行っています。これらの活動を通じて、常に最新の経営環境の変化をキャッチアップし、理論のアップデートを続けています。
3. 本書の5つの特徴
特徴1:40年の実務経験に基づく実践的内容
5,000人を超える経営者との接点と2,000社の企業経営に関わった実務経験から導き出された具体的で実用的な知見が詰まっています。MAS監査により95%超の企業を黒字化させた実績が、本書の経営手法の有効性を裏付けています。
特徴2:経営資源の4要素による体系的アプローチ
経営資源を「もの・お金・人・情報」の4つに分類し、それぞれの具体的活用方法を体系的に解説。各章が一つの要素に対応しており、自社の課題に応じて必要な部分から読み進められる構成です。
特徴3:中小企業に特化した経営戦略
限られた人員と資金で最大の成果を上げるためのランチェスター戦略や、アンゾフの成長マトリックス活用法など、中小企業の実情に合わせた実用性の高い内容を提供しています。
特徴4:財務指標を重視した科学的経営
公認会計士の専門性を活かし、当座比率や自己資本比率といった財務指標の重要性を強調。感覚的判断ではなく、数値に基づいた科学的経営の具体的手法を提供しています。
特徴5:100年企業創出という明確なビジョン
「100年続く会社」という長期的ビジョンを明確に設定。SMCグループのミッション「創業百年企業を創出し続けます」に基づく、持続可能な企業経営の具体的方法論を提示しています。
4. こんな方におすすめ
中小企業の経営者・後継者
創業から10年以内の経営者: 企業の基盤固めの時期において、限られた経営資源を最大限に活用する体系的なアプローチを学べます。
事業承継を控えた後継者: 従来の経営手法を見直し、より科学的で持続可能な経営システムを構築したい方に最適です。
成長の壁に直面している経営者: 従来の手法では対応しきれなくなった組織運営や人材育成の新たな視点を提供します。
経営幹部・管理職
CFO・経理責任者: 公認会計士による財務指標の解説で、健全な財務体質の構築方法を学べます。
人事責任者: 「十本の指」を育てる人材育成術や、採用・教育・評価制度の具体的な手法を習得できます。
営業責任者: ランチェスター戦略やアンゾフの成長マトリックスを活用した売上拡大手法を学べます。
起業を検討している方
起業準備中の方: 起業前に知っておくべき経営の基本原則と、長期的成功のための経営システム構築方法を習得できます。
法人化を検討中の方: 個人事業から組織経営への移行に必要な視点転換と組織運営の基本を理解できます。
経営コンサルタント・士業
経営コンサルタント: 実績に基づいた具体的な改善手法をクライアント企業への助言に活用できます。
税理士・公認会計士: 財務面だけでなく総合的な経営改善の視点を顧問先企業に提供するノウハウを学べます。
5. 100年続く会社づくりで得られる5つの変化
変化1:強固な財務基盤の構築
100年続く会社づくりに取り組むことで、最も重要な変化の一つが強固な財務基盤の構築です。本書で重視される当座比率(流動性の指標)と自己資本比率(安全性の指標)の改善により、以下のような具体的な効果が期待できます。
資金繰りの安定化: 適切な現金管理により、急な支払いや投資機会に対応できる財務体力が身につきます。
金融機関からの信頼向上: 健全な財務指標により、融資条件の改善や新規借入の際の交渉力が向上します。
経済変動への耐性強化: 景気悪化や突発的な事業環境の変化に対しても、十分な資金的余裕を持って対応できるようになります。
変化2:組織力の向上と人材育成システムの確立
「十本の指」を育てる人材育成術の実践により、組織全体の能力向上と継続性の確保が実現します。
後継者の育成: 経営者に万が一のことがあっても事業を継続できる人材の育成により、組織の持続可能性が向上します。
従業員のモチベーション向上: 明確な評価制度と成長機会の提供により、従業員の定着率向上と生産性の向上が期待できます。
組織の学習能力向上: 継続的な人材育成により、変化する事業環境に対応できる組織的な学習能力が身につきます。
変化3:戦略的思考力の向上
ランチェスター戦略やアンゾフの成長マトリックスといった戦略理論の実践により、経営者の戦略的思考力が大幅に向上します。
競争優位の確立: 自社の強みを活かした差別化戦略により、価格競争に巻き込まれない独自のポジションを確立できます。
成長機会の発見: 体系的な市場分析により、新たな成長機会を発見し、計画的な事業拡大が可能になります。
リスク管理能力の向上: 戦略的思考により、事業リスクを事前に察知し、適切な対策を講じることができるようになります。
変化4:情報活用能力の向上
第4の経営資源である「情報」の効果的活用により、意思決定の質と速度が大幅に改善されます。
データドリブン経営の実現: 感覚的な判断ではなく、データに基づいた客観的な経営判断ができるようになります。
市場変化への迅速な対応: 適切な情報収集システムにより、市場の変化をいち早く察知し、競合他社に先駆けた対応が可能になります。
業務効率の向上: 情報システムの整備により、業務プロセスの効率化と生産性の向上が実現します。
変化5:持続可能な成長モデルの確立
これらすべての変化が統合されることで、短期的な利益追求ではなく、長期的に持続可能な成長モデルが確立されます。
安定した収益構造: 顧客との長期的な信頼関係に基づく安定した収益構造により、景気変動の影響を受けにくい事業基盤が構築されます。
社会的価値の創造: 100年続く会社として、地域社会や業界全体に対する社会的価値を創造し、ステークホルダーからの信頼を獲得できます。
次世代への価値継承: 単なる事業の継承ではなく、企業文化や価値観を含めた総合的な価値を次世代に継承できる仕組みが確立されます。
6. よくある質問(FAQ)
Q: 100年続く会社づくりは、どのくらいの規模の会社に適用できますか?
A: 従業員数や売上規模に関係なく、すべての中小企業に適用可能です。小規模企業では財務管理と人材育成、中規模企業では組織運営と戦略思考、大規模企業では情報システムと組織文化に重点を置くことが効果的です。
Q: 財務の専門知識がない経営者でも実践できますか?
A: はい、実践可能です。本書では重要な財務指標を分かりやすく解説しており、計算方法から改善方法まで具体的に説明されています。まずは基本的な財務指標の見方を覚え、徐々に理解を深めていくことが重要です。
Q: 人材育成に時間をかける余裕がない場合はどうすればよいですか?
A: 段階的なアプローチをお勧めします。第1段階で業務効率化により時間を創出し、第2段階でOJTを活用した日常業務での育成、第3段階で体系的な育成プログラムを導入します。完璧を求めず、できることから始めることが重要です。
Q: 競合が多い業界でも差別化は可能ですか?
A: はい、可能です。ランチェスター戦略により、自社が最も価値を提供できる特定の顧客セグメントに集中することで差別化を図れます。製品・サービス以外にも、顧客サービス、専門性、地域密着性など様々な要素で差別化できます。
Q: 100年続く会社づくりの成果はどのくらいで現れますか?
A: 短期(3-6ヶ月)で財務管理・業務効率化の効果、中期(1-3年)で人材育成・組織運営の効果、長期(3年以上)で戦略的思考・企業文化醸成の効果が期待できます。長期的な視点を持って継続的に取り組むことが重要です。
担当:田中
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