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 2010年01月
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2010年01月



大垣書店営業本部の吉川と申します。51XiKIEPOIL__SL500_AA240_.jpg
8月に続いて、再度おすすめ本を紹介させて頂く機会をいただきました。
ありがとうございます。

さて、いまビジネス書業界で一番ホットなニュースといえば...。
ビジネス書大賞」が創設された事ではないでしょうか。
第一回大賞は『ブラックスワン』が受賞しました。

選考の仕方がとてもユニーク。
1次審査は、書店、ブロガー、出版社、マスコミのなかより選ばれた選考委員による審査で、これには私も参加させていただいたのですが、2次審査で、いま話題のツイッターを使っているのです。
第1次審査の上位作品の中からツイッターによる一般投票を実施し、最終的に1次と第2次審査の得点を総合し、決定されたのが「ビジネス書大賞」です。
時代の先端を行くビジネス書を選ぶにあたって、積極的に新しい仕組みを使って選考されたのがとても画期的。読み手・売り手の意見が色濃く反映された賞だと思います。

賞を選ぶにあたって、選考委員とツイッターユーザーから寄せられた選評を掲載した『ビジネス書大賞Biz-Tai2010』という本を今回はおすすめします。
「ビジネス書とはビジネスパーソンにとって学びや気づきがある本」と広く定義して選考されているため、意外な本も掲載されており、それがまた楽しいのです。
たくさんの本が掲載されていて、大賞以外にもいろいろな賞が用意されており、何をまず読まれるか迷ってしまわれるかもしれません。

私は特に、今回新人賞を受賞した『20円で世界を繋ぐ仕事』という本をおすすめします。
著者の小暮さんの職業は「社会企業家」。
最近頻繁に聞かれるようになった「社会企業家」の具体的な活動が見えるだけでなく、これからの世界を悲観的に捉えるのではなく、仕組みを変えれば世界中の人はもっと幸せになれると考え、さまざまなアイデアを形にしてこられた小暮さんの行動力と、
温かな人柄に魅了されてしまう本です。

あくまで小暮さんはビジネス書著者としてではなく、社会企業家であられるので、頻繁に
本を書かれることはないかもしれないですが、著者のような方が日本でがんばっておられ
るのだという事がとても励みになります。
『ビジネス書大賞Biz-Tai2010』には、小暮さんのロングインタビューも掲載されています。
今年の読書の指針として是非1冊いかがでしょうか。

大垣書店 営業本部
吉川敦子


書名 : ビジネス書大賞Biz-Tai2010
著者 : Biz-Tai実行委員
出版社 :ディスカヴァー・トゥエンティワン
本体価格 : 840円
ISBN :9784887597907



五年ほど前、父に薦められて初めて読んだ歴史小説がこの本でした。
歴史に疎かったため、後に故ケネディ米大統領が「最も尊敬する日本人」に挙げた程の人物だと知り、
驚いた記憶があります。
 
あらすじは弱冠十七歳で第九代米沢藩主となった上杉治憲(鷹山)が上杉.jpg改革派を組織し、財政再建のため藩政改革に乗り出すという話です。
 
旧守派の「改革には賛成だけどそれが自分の範囲にまでおよぶのは反対だ」とか「いくら言ってることが正しくてもアイツの言うことには従えない」とかそういった意識の抵抗は現代の政治や経済にもあるんだろうなと感じました。
また、この小説を読むと古い制度や慣習を変革することの大変さがよく伝わってきます。
 
ただの歴史小説と違い、この小説は随所に改革の手法を現在の経営行動に置き換えて説明している部分があります。
経済小説としての側面も持っているため、ビジネスマンにもお勧めです。
もちろん昨年のNHK大河「天地人」も記憶に新しい今、「上杉家」に興味を持った方にもさらに楽しめる一冊だと思います。


芳林堂書店 高田馬場店
渋谷 一樹 


書名 : 小説 上杉鷹山
著者 : 童門 冬二
出版社 :集英社
本体価格 : 1,000円
ISBN :
9784087485462

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