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 2010年02月
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2010年02月



100年に一度の大不況と叫ばれ、もう何年が過ぎたのだろう。
毎日のように企業は倒産し、人々は職を失い、新卒者も職探しに苦労を強いられています。

しかし、世界中が不景気になり、前途真っ暗かと思えば、そうばかりではないように思います。

先進各国は一足早く回復に向かっているようですし、国内でも売上を伸ばしている企業や新たに起業する人も現れ始めています。志を高く持ち、日々精進し、目標に向かって邁進している人だけが生き残り、活躍していけるのではないでしょうか?
自己啓発セミナーや自己啓発本は数々あれど、今回ご紹介する本は、そのすべての基になったといっても過言ではない驚異のロングセラー本です。
 

『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン著 サンマーク出版原因と結果.jpg
 
なんと初版は1902年、今から108年も前に英国で発刊されています。
世界中の読者が共感し、聖書に次いで多くの人々に読み継がれてきたのだから、この本の持つ力を感じずにはいられません。あの有名な、デール・カーネギーやオグ・マンディーノたちですらこの本を読み、この本に影響を受けて書いたのだから、その凄さは実証済みです。
 
中身はいたってシンプル。よくありがちな複雑な理論などは一切書かれておらず、誰でも、いつからでも読んで頂ける1冊になっています。
 
かく言う私も、行き詰った時、モチベーションが上がらない時にはいつも開いては元気と勇気を頂いています。
働いている人、職を探している人、転職を考えている人、起業を考えている人、モチベーションを上げたい人などすべての人に読んでいただきたい一冊です。

まだまだどんよりとした空気漂う日本ですが、この本を読めば前途洋洋、明るい未来が約束されること間違いなしです。
自信を持ってお薦めいたします。まだ読んでいない方はぜひ一度手に取ってご覧ください。
 

株式会社萩原
宮脇書店大阪柏原店
代表取締役 萩原浩司


「原因」と「結果」の法則
著者:ジェームズ・アレン
出版社:サンマーク出版
ISBN:9784763195098
本体価格:1,260円



BSEが発生していた最中に、イギリスに留学していた。yamanasann.jpg
だから僕は献血が出来ない日本人である。

その4年間の留学では、色々なことを体験させてもらった。
当然排他的にも扱われたし、文化の違いに戸惑ったこともある。

中でも一番を挙げるとするならば色々な人と話が出来たことだろうか。

それは学生だとか主婦であったり、香港の富豪の息子に、敬厳なイスラム教信者、カジノのお姉ちゃん、煙草をせがむ子供、酔っ払い、八百屋のおばちゃん、果てまた海外赴任の日本人だったりと、本当に様々だ。

そこで一つだけ得たものは「俺は俺」。
だから僕は嫌われる。


仮に、ビジネス客である外国人に「日本の何か」を説明するとなれば、あなたは何を話すだろう。
ビジネス書の出版社webを見るくらいだから、それ相応の知識はあると僕は予想する。
簡単なのは寺・寿司・コウベビーフ・ケータイあたりだろうか。それは当たり障りが無く、
誰にでも通用し、世界的にも有名なお話だと想像する。

お話が進み、「あなたの日本人としての誇りは何ですか?」と聞かれたとする。
あなたは答えられるか?即答できる人が羨ましい。僕には即答できない。


今回紹介する本は、「日本についてどう思う?」と街角で外国人にインタビューした本だ。
350人分の意見感想が、英語と日本語で、ただ写真と共に掲載されている。
日本人は礼儀正しいとか、美意識が凄いとか、もっと自由に生きろ、とか少しずつの
インタビュー内容とともに掲載されている。

僕は序盤の"Respectful"に強く惹かれた。
"polite"じゃないんだと、割とショックを受けた単語だ。
僕は思う。あれ?でもそんなに言うほど今の日本って"respectful"か?"kindness"か?
僕はイギリスにも似たような印象をもっているぞ。
結局、僕の日本人としての誇りは「無」ということか?と、読了後にふと感じた。

本は基本的に外国人のコメントのみのため、一般的に30分もあれば読破できる
程度の文章量だ。
なるほどと思いつつ、読み終えたなら、棚に仕舞ってしまうのも仕方ない。
だが、待って欲しい。再度、気が向いたときにパラパラ捲ってみるのだ。
気づくこと気づかないことがこの本、特に英単語に含まれている。

ipadやkindleが出てきて、我々出版業界は焦っている。
けれど、そもそも既にウェブサイト、ウェブログ、ツイッター、ケータイ小説やコミックが
普遍化している日本だ。
既に電子ドキュメントはメジャーだと僕は感じている。

そんな中、読み捨てにしない、書籍としての価値がこの本にはあると思った。
検索性なんか要らない。
ふと日本について疑問が湧いた時に何の意図もなくページを捲る。
いつかボロボロになるまで。

 

外国人から見たニッポン
著者:岸 周吾
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ISBN:978-4-88759-725-9
本体価格:1,260円


マイブックシェルフヤマナ
取締役総合統括 山名弘晃
http://www.yamana.co.jp


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