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 吉田類の酒場放浪記
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吉田類の酒場放浪記

岡山県倉敷市でマイブックシェルフヤマナという書店やってます、山名弘晃ですこんにちは。

倉敷といえば、美観地区!るるぶ!いやまっぷる?と観光地を思う方も多いですが、ウチとこは太平洋ベルトな工業地帯でございます。そのため、倉敷といえども、眼前はブレードランナー。縦横無尽にパイプが伸び、煙突から炎が燃え出る場所でございます。関東なら「へぇ神奈川なんだ、横浜?」「いや川崎」そんなイキオイです。
そんな立地ですが、読書家はもちろん大変多くいらっしゃいます、この不況下でも、1Q84は上下巻同時にお求めと、ステキ読書家が大多数で、お店としても一読書家としても嬉しく思います。

しかし、いくら大都会岡山とはいえ、出版業界の中心は東京。年に数回、様々な出版社と円滑なコミュニケーションを取るために上京し、営業活動に勤しむわけでございます。
かなりギチギチにスケジュールを組むため、新宿駅は鬼門です。地下鉄乗換えですら、大手町駅は軽い有酸素運動だと思います。

さて、出張の楽しみといえば、やはり夕飯でしょうか。
情報誌やTV、ネットで繰り広げられる新しくて美味しそうな食べ物は、東京が中心。寝る前にぱらぱらとめくる池波正太郎や東海林さだお、各種雑誌で、今度出張した時にはアレを食べようコレも食べようと、中途半端に詳しくなりました。

そんな欲求に最近加わったのが居酒屋というジャンルです。

数々の本がありますが、個人的な最近の珠玉は「吉田類の酒場放浪記」。
居酒屋.jpg
敬愛する飲んだくれ俳人の吉田類のTV番組をまとめたもので、朗らかに酒と酒肴を楽しむ俳人と、こだわりを垣間見せる店主との会話、終わりは俳句で締めるなど、番組の雰囲気はかなり再現されています。もちろん番組を見てなくても、気の良い居酒屋のガイドブックとして十分利用できます。本としても写真が鮮明なので、美味そう!こんなお店なら入れそう!とワクワク感も高い仕上がりです。

入るのに躊躇する店構えだけど中は極楽な店が多数ラインナップされ、文章から推測するに大変美味そうで大変楽しそうです。お店のオバチャンとの愉快な会話に客同士の妙な親近感。なんてことなさそうな美味いモツ煮に焼き鳥、アジフライ。ホッピー、チューハイ、謎のハイボールに憧れます。

地方にだってあるでしょ居酒屋くらい とお思いでしょうが、交通網が関係しておりまして、数は少なくなっています。
終電なんて11時、駅から歩いて20分ではなく、駅から車で20分。移動手段が基本的に車ですから、飲酒した場合、行き帰りが一苦労なのです。

だからこそ憧れる居酒屋はしご酒。安くて美味そうで、なにより楽しそう。「お酒は好き、でもその店が大好きだから行く」なんて、小売業なら冥利に尽きるわけで、そこから接客や文化を学びたい欲求もあります。そのため、ガイドブックという先人は地方者にありがたい存在なわけです。
なんて書き始めると本が書けそうな勢いですが、目下の問題は優先順位。限られた時間で果たして行けるかどうか、なんですよね。

だって、出張って仕事だし。(´・ω・`)




書名:吉田類の酒場放浪記
著者:吉田類
出版社:TBSサービス
ISBN:978-4-90434-501-6
本体価格:1,400円(税込価格:1,470円)

岡山県倉敷市
マイブックシェルフヤマナ 山名弘晃
http://www.yamana.co.jp

  
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