言いたいことはあるのに、言葉にならない。その悩みは、才能やセンスの問題ではありません。
「どう思う?」と急に振られる。「つまり、何が言いたいの?」と聞き返される。
反対意見を言えない。質問が浮かばない。企画を一言でまとめられない。
本書は、そんな仕事の「言葉に詰まる瞬間」を解決する一冊です。必要なのは、難しい語彙や華麗な話術ではなく、自分の中にすでにある違和感や考えを見つけ、言葉にすること。具体的なビジネスシーンをもとに、一流の人がどこを見て、何を問い、どう言葉にしているのかを紹介します。
【目次】
第1章 言語化の基本
第2章 自分の考えを言語化する
第3章 相手の思いを言語化して引き出す
第4章 企画・プレゼン・報告での言語化
第5章 人間関係に効く言語化
第6章 自分の軸を言語化する
【著者略歴】
株式会社電通 コピーライター
1980年、宮崎県生まれ。一橋大学卒業後、2005年に電通に入社。営業局を経てクリエイティブ局へ。コピーライターとして、さまざまな商品・企業・団体のブランディングにたずさわり、これまでに手がけたプロジェクト数は100以上。国内外で20以上の広告賞を受賞。広告以外にも、国際的ビッグイベントのコンセプトプランニングや、企業のミッション・ビジョン・バリュー策定のサポートなども行う。一橋大学で広告のゼミ講師を務める。また、国家資格キャリアコンサルタントの資格を持つ。著書にベストセラー『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(SBクリエイティブ)、『こうやって頭のなかを言語化する。』(PHP研究所)などがある。
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はじめに
第1章 言語化の基本
01. 言語化は才能・センスと無関係
三流は、生まれつきの才能だと思い、
二流は、語彙力を増やそうとし、
一流は、何をしようとする?
02. 言語化が苦手な理由
三流は、自分のせいだと思い込み、
二流は、まだ場数が足りないせいだと考え、
一流は、何が原因だと考える?
03. うまく伝わらないとき
三流は、自分の伝え方が下手だと諦め、
二流は、話し方や伝え方のスキルを磨こうとし、
一流は、何を磨こうとする?
04. 意見を求められたとき
三流は、言語化を諦め、
二流は、正解を探そうとし、
一流は、何をする?
05. 言葉が出てこないとき
三流は、自分には意見がないと思い込み、
二流は、意見をなんとかひねりだそうとし、
一流は、何をしようとする?
06. 言語化がうまい人がやっていること
三流は、その場でなんとかなると思い、
二流は、その場で必死に考えようとし、
一流は、何をしようとする?
07. 言語化に悩んだとき
三流は、自分だけがダメだと考え、
二流は、もっと頑張らないと、と自分を追い込み、
一流は、何をする?
第2章 自分の考えを言語化する
08. 会議で「どう思う?」と急に振られたとき
三流は、「いいと思います」と言い、
二流は、「それっぽいこと」を意見に見せ、
一流は、何をする?
09. 「つまり、どういうこと?」と返されたとき
三流は、笑顔でごまかし、
二流は、別の言葉で説明し直そうとし、
一流は、何をする?
10. 反対意見を言いたいけど、言い出せないとき
三流は、自分の意見を引っ込めてしまい、
二流は、正面から反対意見をぶつけ、
一流は、何をする?
11. 「何か質問ある?」と聞かれて、何も出てこないとき
三流は、「特にありません」と答え、
二流は、自分の頭のなかにある疑問を絞り出し、
一流は、何をする?
12. 自分の意見が正しいか不安で、言い切れないとき
三流は、黙ることを選び、
二流は、自信がない言い方で、語尾を曖昧にし、
一流は、何をする?
13. 「何かいいアイデアある?」と求められたとき
三流は、パッと思いついたものを答え、
二流は、自分ひとりで考えて、何かをひねり出し、
一流は、何をする?
14. 上司に「この件どう思う?」と意見を求められたとき
三流は、当たり障りのない言葉でやり過ごし、
二流は、上司の意向を察して合わせ、
一流は、何をする?
15. 会議が紛糾したとき
三流は、傍観者になり、
二流は、細かい論点に入り込み、
一流は、何をする?
第3章 相手の思いを言語化して引き出す
16. 初めての商談で相手の本音がつかめないとき
三流は、相手の本音を想像でつくってしまい、
二流は、いきなり相手の思いを聞き出そうとし、
一流は、何をする?
17. 「なんかちがう」と言われたけど、何がちがうのかわからないとき
三流は、相手を説得しようとし、
二流は、「どれがいちばんイメージに近いか」を聞き、
一流は、何をする?
18. 顧客のニーズをうまく引き出せないとき
三流は、言われた指示をそのまま持ち帰り、
二流は、指示の内容を細かく確認し、
一流は、何をする?
19. 他部署の人の意図がつかめないとき
三流は、憶測で動き、
二流は、「何を求められているか」を確認し、
一流は、何を確認する?
20. 会議で誰も発言せず、場を動かせないとき
三流は、自分も黙ってしまい、
二流は、「何かありませんか?」と全体に投げかけ、
一流は、何をする?
21. 先輩や上司の考えを引き出したいとき
三流は、わかったふりをしてしまい、
二流は、相手の意図を自分なりに推測して動き、
一流は、何をする?
22. 相手から相談されたとき
三流は、すぐにアドバイスをしようとし、
二流は、解決策を一緒に考え、
一流は、何をする?
23. 相手が「特にないです」と言って会話が終わってしまうとき
三流は、「ないなら仕方ない」と会話を終わらせ、
二流は、「本当にないですか?」ともう一度促し、
一流は、何をする?
24. 相手が遠慮して本音を言わないとき
三流は、「いいですね」を真に受けて安心し、
二流は、「なんでも言ってくださいね」とお願いし、
一流は、何をする?
25. 提案を否定されたとき
三流は、心が折れて防戦一方になり、
二流は、なんとか提案を通そうと説明を重ね、
一流は、何をする?
第4章 企画・プレゼン・報告での言語化
26. 企画書を書こうとしても、何から書けばいいかわからないとき
三流は、白紙の企画書を前に固まってしまい、
二流は、フォーマットの枠から埋めはじめ、
一流は、何をする?
27. 企画のコンセプトがまとまらないとき
三流は、コンセプトが曖昧なまま進めてしまい、
二流は、自分の言いたいことだけを磨き上げ、
一流は、何をする?
28. 提案内容をひと言でまとめろと言われたとき
三流は、あれもこれも入れて長くなってしまい、
二流は、全部の要素を短くしようとし、
一流は、何をする?
29. プレゼン資料を作るとき
三流は、情報を詰め込みすぎてしまい、
二流は、情報をカテゴリごとにきれいに整理し直し、
一流は、何をする?
30. プレゼンの第一声、何から話し始めればいいかわからないとき
三流は、雑談で場をあたためようとし、
二流は、丁寧な挨拶から本題へ入り、
一流は、第一声で何を話す?
31. プレゼンするとき
三流は、用意した原稿をそのまま読み上げ、
二流は、話したいことを一方的に話し切り、
一流は、何をする?
32. 質疑応答で、的を射た答えが返せないとき
三流は、しどろもどろになり、
二流は、その場の瞬発力でなんとか答えようとし、
一流は、何をする?
33. 上司への報告で「で、結論は?」と返されてしまうとき
三流は、経緯を最初から話してしまい、
二流は、自分が考えたことを全部伝えようとし、
一流は、何をする?
第5章 人間関係に効く言語化
34. お礼を言いたいのに、月並みな言葉しか出てこないとき
三流は、とっさに「すみません」と言ってしまい、
二流は、「ありがとうございます。助かりました」と伝え、
一流は、何に感謝する?
35. 部下や後輩に注意・指摘をしなければいけないとき
三流は、感情のままに相手を責め、
二流は、角が立たないように言葉を濁し、
一流は、何を言語化する?
36. ミスを謝罪するとき
三流は、謝ったあとに言い訳を続け、
二流は、ひたすら謝り、
一流は、謝罪の次に何を言う?
37. ほめ言葉を伝えたいとき
三流は、「お疲れさま」で済ませ、
二流は、「よかったよ」「すごいね」とほめ、
一流は、何を添える?
38. チャットで意図がうまく伝わらず、誤解されるとき
三流は、頭に浮かんだ順にそのまま送り、
二流は、誤解のないよう細かく説明し、
一流は、送る前に何を確かめる?
39. チャットの返信がそっけなくなってしまうとき
三流は、何も返さず既読のままにし、
二流は、「了解しました」と定型文で返し、
一流は、何をひと言添える?
40. つい長文チャットを書いてしまうとき
三流は、読み返さずに長文のまま送り、
二流は、とにかく短くしようと言葉を削り、
一流は、何を基準に削る?
41. 遠慮して、頼みごとをうまく伝えられないとき
三流は、前置きが長くなり、
二流は、お願いの内容だけを正確に伝え、
一流は、何を添えて頼む?
第6章 自分の軸を言語化する
42. 「あなたは何がしたいの?」と聞かれて答えに詰まるとき
三流は、「そうですね……」と黙り込んでしまい、
二流は、その場で将来の目標をひねり出し、
一流は、どこから言葉を探す?
43. 自分の強みを聞かれて、うまく答えられないとき
三流は、「強みなんて特にないです」とうつむき、
二流は、自分の中から必死に探そうとし、
一流は、どこから見つける?
44. 仕事のやりがいを語ろうとしても、表面的になってしまうとき
三流は、その場で答えにつまってしまい、
二流は、どこかで聞いた言葉をそのまま借りてきて、
一流は、何を持っている?
45. なぜこの仕事を選んだのかを聞かれたとき
三流は、「いや、たまたまだよ」と笑い、
二流は、それらしい理由をその場でつくり、
一流は、何を語る?
46. 採用面接や昇進面談で、自分の言葉が出てこないとき
三流は、その場しのぎの答えを返し、
二流は、暗記した模範回答をそのまま話し、
一流は、何を準備する?
47. 大事な決断を、いつまでも決められないとき
三流は、迷ったまま決断を先送りにし、
二流は、メリットとデメリットを並べて決めようとし、
一流は、その迷いをどう活かす?
48. 周りに流されて選択してしまうとき
三流は、周りと同じ選択をして、
二流は、周りからの評価を追いかけ、
一流は、何を物差しにする?
49. 自分の価値観を言葉にするよう言われたとき
三流は、何も書けずに空欄のまま固まり、
二流は、どこかで聞いた立派な言葉で埋め、
一流は、どう言葉にする?
50. 何のために働いているのかわからなくなったとき
三流は、見て見ぬふりをしてまた仕事に向かい、
二流は、その場でなんとか自分に言い聞かせ、
一流は、この問いとどう向き合う?