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自分の思考がダメ社員の思考が多かった。 読んで変えていこうと思えた。
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とても内容が分かり易く、数学的背景についても記されている為、教えるという視点からも理解が深まる1冊と
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 [330]大阪と大坂城の歴史を物語る『十六の話』(司馬遼太郎)
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[330]大阪と大坂城の歴史を物語る『十六の話』(司馬遼太郎)

 筆者は最近知ったのですが、NHKのテレビ番組「ブラタモリ」が毎週放送されるようになっていました。番組の中で地形の高低差を地道に調べて歩くタモリ氏の姿には、いつも感心させられます。

 この番組の中で、今年の大河ドラマの影響でしょうか、大坂城の成り立ちに迫っていました。

 テレビ番組では、大坂城は豊臣秀吉がこの場所を交通の要所と目を付けたことが始まりと紹介していました。そのこと自体は間違いではないのですが、実は未開の荒野に大坂城ができたわけでもありません。

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 司馬遼太郎氏の『十六の話』(中公文庫)に、この大坂城成立までの経緯が、事細かに記されています。

 16世紀当時、今の大阪と目される一帯は、今ほど埋め立ては進んでおらず、この付近まで入り江が入り込む地形だったそうです。のちに大坂城が建つことになる上町台地だけが南北につらなっていました。
 またこの地域は、西には瀬戸内海が開け、東は川を利用して船で京都に行ける交通や交易の要所にはうってつけでした。
 政治の表舞台の京都を中心とした関西一帯ににらみを利かせるには、大阪の地はまことに都合の良い場所だったようです。

 この格好の場所を最初に拓いたのは、武士ではなく仏教徒たちでした。歴史には「石山寺本願寺」という名前で残されています。

 「本願寺中興の祖」と呼ばれた蓮如から派生したこの石山本願寺は、1533年この上町台地の北端に建立されました。
 その後、この場所に目を付けた織田信長は10年に及ぶ戦いののち、1580年に石山本願寺を追放して、ようやくこの地を手に入れたのです。

 その勝利からわずか2年後の1582年、この場所に城を築く間もなく、信長は本能寺の変で歴史の舞台から姿を消します。

 その後の歴史はすでに皆さんがご存じの様に、翌年、豊臣秀吉は待ちかねたように、この地に大坂城の築城を始め、1585年には壮麗な大坂城天守を完成させています。

 豊臣秀吉が大坂城を築城したのが信長の死からわずか3年しか経っていなかったのです。昔の人は寿命が短かったと言われますが、やることなすことすべてが早いことがよくわかりますね。

 『十六の話』に収められた「大阪の原形 -- 日本におけるもっとも市民的な都市」、「文学から見た日本歴史」の二篇は、こうした歴史的経緯とともに、歴史の中に埋もれていた人々がいきいきと動き始めて目の前に現れてくる作品となっています。

 ドラマだけでは伝わらないもう一歩踏み込んだ歴史を知りたい方は、ぜひご一読ください。(水)


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