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 [482]現代の虫めづる姫、奇跡の大発見
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[482]現代の虫めづる姫、奇跡の大発見

 虫愛(め)づる姫といえば、ご存じ平安時代の物語集『堤中納言物語』に出てくる「蟲愛づる姫君」が有名です。

 日本女性にはこの昆虫愛のDNAが色濃く伝えられてきたのでしょうか。今なお虫を愛する女性の伝統は息づいており、しかもこのたび、ひとりの女子高生が世紀の大発見まで成し遂げました。

体半分がオス、半分がメスのガ 虫愛する女子高生が発見
 体の半分がオスで半分がメスの珍しい「雌雄型」のガの標本が、岡山県倉敷市中央2丁目の市立自然史博物館で展示されている。虫を愛する女子高校生が、学校行事の途中で立ち寄ったサービスエリア(SA)で偶然見つけた一匹。同館は「極めて珍しい。奇跡ともいえる発見」と話している。
朝日新聞デジタル・小沢邦男 2017年12月13日掲出)

 めずらしいガを発見した女子高生の安達由莉さんは、ただ者ではありません。ガといえば、触れただけでも銀粉が舞い散り、だれしも触りたくはありませんね。

2017121501.jpg
※写真は昆虫のイメージです。

 ところが、安達さんは普段からガの標本を自宅で手作りしていたのです。ですからガの形も特徴もすべて頭の中におさめられており、その記憶がわずかな違いにも敏感に反応しました。

 「見間違いはない。しかし何かが違った。「左右で触角の形が違う!」。左は葉のような形のオス、右はごく細いメスの形。
(中略)
 翌日、標本にするために自然史博物館に持ち込んだ。羽を広げたときの幅は約8・5センチ。体の左半分が羽と胴体の毛が濃い赤茶色のオス、右半分は羽が黄土色で前羽の先端が丸みを帯びたメス。胴体の中心からきれいにオスとメスが分かれている一匹だった。」
(引用元は同上記事)

 筆者は高校生の時、うかつにも生物学の先生にこういったことがあります。

 「男女の違いはいつ決まるんですか。生まれるときでしたっけ」

 師曰く、「キミは何を言っているのか。受精卵のXY染色体で男女に分かれるに決まっているではないか。君はまじめに授業をきいていたのかね」

 にべもなく否定された上、学習態度まで注意された筆者は、自分が生物学に適さないことを深く理解しました。

 虫愛づる女子高生は生物学を正しく学んで、オス・メスが卵のうちから分かれていることも知っていたはずです。しかし、その一方で、両性を持つ個体があるかもしれないという柔軟な頭も持っていました。

 そこにこの女子高生の高い学識を感じました。

 雌雄型のガの現物は、来年1月31日まで倉敷市立自然史博物館 「第3展示室 話題の虫コーナー」で展示されているそうです。(水)

■関連リンク
倉敷市立自然史博物館 公式サイト
http://www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/

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