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 出版契約書の締結の重要性
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出版契約書の締結の重要性

先日、銀行系勉強会の仲間達による釣り会がありました。ですから、本当は【出版界の素人釣り日誌】でも書こうかと思ったのですが、オフィシャルなサイトで私的なブログをこうも頻繁に書くのはいかがなものかと思ったので、今回は出版契約書などについての私見を書こうと思います。

まず出版社と著者間の出版にかかる契約書の締結率の低さに驚きます。弊社では出版契約の締結率はほぼ100%という状態だからです。もちろん古い書籍については口頭だけの契約というものもありますが、現存している書籍で言えば数点のみです。

多くの出版社が日本書籍出版協会の出版契約書を雛形としているようですが、経年変化の中、大抵の契約書の文言は各社なりにカスタマイズされていることと思います。思い返せば我々もいろいろな案件に対応して来ました。

そして最近の電子書籍黎明期の中で出版契約書の存在の有無は、出版社ならびに業界の秩序維持に関わる事態にもなっているようにも思います。そこで本日、弁護士に一般的な知識のレクチャーを受けてきました。著作権法上において電子書籍にかかる法律の制定はまだされておりませんので、電子書籍に関する出版契約書の効力は出版社と著者という当事者間でのものに限定されるというのが現状のようです。ただし出版契約書にて締結がされていることで、出版社としての主義主張に効力を発揮できるという見解もいただいてきました。

では明日香出版社は電子書籍を取り組むのか?と思われるでしょうが、現時点で明確な判断は持ち合わせておりません。とにかく粛々と読者に支持される書籍を作ることに専念したいと思っております。書籍出版、電子書籍であっても業界に利益が循環される仕組みがないものかと思案するこの頃であります。

 


 

  
室長
2010年7月22日 09:34

先日A社のO氏が『日本出版書籍協会の出版契約書は出版社と著者が同じ方向を向いて仲良しこよしであることを前提に作られていて、万が一トラブルが起きた時は「話し合いで解決」となっている。契約社会のアメリカでは考えられない!』とおっしゃっていました。
価値観が多様化して、それぞれが全く違ったビジョンを持っている現代においては、きちんとした仕組みづくりと明文化が急務だと感じました。

ストーンフィールド
2010年7月23日 20:26

確かにその通りかもしれませんね。
ただ価値観の多様化はあっても、出版する人は常識ある知識人であることに変わりはないわけです。日本における出版契約書の前提は「そもそも出版界は知識人の集まりであり、知識人同士は話し合いで物事を解決することが出来る」という事だと思います。出版社にとっても著作者にとっても契約書の締結はとても重要なことですね。

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