随分前のこと。いつも助言をくれる方と差し向かいで飲んでいた。酒宴も半ば過ぎ、ある話題から「そうだ、お前、〇〇さんが怒っていたぞ!」という話が出た。「えっ!」と一瞬頭の中は真っ白に!酒の酔いもぶっ飛びました。
怒られるようなことをしただろうか?とあれこれ考えるが出てこない。うーん、と考えること数分。「あっ!」と思い当たるような事があった。
会合での立ち話で先方の会社の今後について談笑したことがあった。全く秘密めいた話でもなく、笑いながらも本当にフランクな会話だった。しかし、どんな場面であれ社長対社長の対話は「私信」なのだ。軽々しくも「〇〇社長がこんなことを言ってました」と人に伝えてはいけないのです。
私はそれをもっとも伝えてはいけない人物に話してしまったのです。
好き好んで言いふらす人がいますが、私はもとよりそんな趣味はなく、雑談の中で普通に話してしまったのでした。
大きな反省をしたのは言うまでもありません。