「100万部!!」他社ごとながらも嬉しいニュースや!やった~。
大手出版社の新潮社から発行された村上春樹さんの新作長編小説「1Q84」(全2巻)の発行部数が1巻2巻を合わせて100万部を突破したとのこと。過去に類を見ない売れ行きとのこと。
値段を見ると1巻あたり1890円と金額も十分。
この売れ行きは出版業界にとって大きな貢献といえます。売り切れ店舗が続出ということですが、全国の書店さんにとっても嬉しい悲鳴と思われます。
出来れば200万部突破をして更に売れて欲しいと思います。
版元の悪い癖でしょうか、今回の販売金額や利益などを試算してしまいます。うーんすごい金額。
「いつか我社も100万部!いや50万部!いえいえ10万部を!」と会社の規模にあわせた謙虚さがすぐに出てしまうのも悪い癖(控えめということで良い癖か)が出てしまいます。ちなみにわが社にも50万部近いロングセラーがいまだにコツコツと売れ続けております。
そのわが社のロングセラー商品を賞賛してくれつつも「たった1500冊の在庫を売るのにあと15年かかる。これがロングセラーってもんだろが!」とはある専門書版元の社長様のお言葉。長くしっかり売れる本があることも重要とは、うーん力強い言葉だ。
そういわれると思い出すのが既刊本の掘り起こし。既刊本で売れ行きがそこそこだったものを掘り起こして売れている書籍もあるようです。英語の本ですが、ある熱心な営業さんの取り組みで再び拡販中だとかで増刷もかかっているようです。チャンスは作るものだと改めて認識しました。
「あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール」が売れ始めています。営業部から5000部の増刷提案を受け実施することにしました。新潮社には遠く及びませんがヒットに続きたいと思います。
今後も業界に更なる超大作が出現するように願います。