私は年間を通じてセミナー講演会に行く機会がとても多いです。いろいろな講演会に出ておりますと「まだお越しでない方もいらっしゃいますので開始時間をしばらく遅らせていただきます」というアナウンスを聞くことが多々あります。
実は弊社のイベントでも同じアナウンスをして開会時間を遅らせた時がありました。それは遅れている方、講演者への配慮と優しさからでしたが、時間どおり会場に来てくださった方への配慮と優しさはそこには何もありません。
普通は気がつかないものです。我々も気づかずに開会時間を5分遅らせました。その様子を講演会場の最後部で立って見守るあの方は違っていました。
「集まりの状況をみて時間を遅らせる配慮は正しいようで間違っている。時間どおりに来てくださった方々に失礼だ。自社の体裁を整える為だけにその方々を待たせてはならない!」
<ガツン!>の一撃でした。その言葉で、その配慮と優しさは既に会場に来ている人にとっては失礼にあたることが判りました。
<遅れた人はおいてけぼりの時代>と言えます。講演会だけではなく、メールひとつにしてもレスポンスが遅い、約束の時間をまもれない、提出物がおそいなどもおいてけぼりをされるのでしょう。時代の流れに乗れない人・会社もおいてけぼりなのでしょう。
この一言は沢山のことを教えてくれました(もうだれかお分かりですね(笑い)。