日本経済に明るい兆し?いやいや無謀な政策?など色々な意見の飛び交う新日本。一皮むけるのか?むけても古い角質がまた出てくるのか誰もが色々な予想を立てていることでしょう。しかし行われている政策のインフレ懸念は間違いなく現実のものになってくるとは思います。ではどうするのか?ですがそれは人それぞれの考えがあるのでここでは私個人の計画には触れません。共通する対策はお金ではない人・物・情報に投資をすることではないかと思います。ドラッカーも「将来を予想できる人は誰もいません。だから組織は将来をマネジメントする経営管理者を育成するべきなのです」と1980年代後半に言っています。激動の時代ゆえその言葉は多くの人の心に沁みわたるものと思います。
今年年初に読んだ本はユニクロ柳井社長の『現実を視よ』です。大方の内容は既に知っていることではありますが、とても分かりやすく解説されておりました。読んで「そうだ!」と膝を叩いても、直接に国を変えていくのは政治家と役人さんの仕事であるのが現実。選挙に行って応援をした議員や政党が少数派ではどうにもなりません。自分のやるべき事をただ黙々とこなしていくのが我々の急務となりそうです。「何も咲かない冬の日は下へ下へと根をのばす」見た目の派手さで張り子の虎にならないことはもちろんですが、厳しい時代であってもやるべきことをしっかりやるという事なのでしょう。
他にも読んでいる本はあるのですが、体は一つ。読みたい書籍ばかりが溜まっていくのが現実ですね。エミール・アランも読んで、読みかけの会社の課題図書を読みつつ頭の中では早く山本周五郎を読みたいと思っている今日この頃です。